植物のオゾン障害
コラム2
オゾンにより植物に生じる障害には、大きく2種類のものがあります(図2)。一つは急性障害と呼ばれ、敏感な植物が高濃度(たとえば0.1ppmくらい)のオゾンと短期間(2、3時間くらい)接触したときに生じ、葉に白色や褐色の病斑(可視障害)が現れます。このような部位では細胞が死滅し、クロロフィル(葉緑素)は分解されています。もう一つは慢性障害で、可視障害が生じるよりも低い濃度のオゾンと長期間(2、3日間から数カ月間)接触することで生じ、成長が遅れたり老化が進んだりします。
これらの障害が蓄積することにより、最終的には農作物の収量や品質が低下したり、樹木が立ち枯れたりすると考えられます。また、これらの障害の生じやすさには周囲の環境条件がいろいろな影響を及ぼし、特に光の強さが大きく影響することがわかっています。

図2 植物のオゾン障害の種類
目次
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- 環境儀 No.67
- Interview研究者に聞く
- コラム1
- コラム3
- コラム4
- Summary
- 研究をめぐって
- 環境儀 NO.67 [7.58MB]
関連新着情報
- (環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、茨城県庁記者クラブ、筑波研究学園都市記者会、京都大学記者クラブ、福井県教育・スポーツ記者クラブ同時配付)
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