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どんな研究をしているの?コミュタンサイエンストーク開催レポート

教えて研究者さん!

「環境創造センターではどんな研究をしているの?」科学が苦手な方にもわかりやすく、研究者が直接お話をする「サイエンストーク」が開催されました。
2023年度は10月1日(日)、12月16日(土)そして2月10日(土)の3回にわたって開催され、福島地域協働研究拠点(以下、福島拠点)からも4人の研究者がこの日のために準備したお話や展示を行いました。

1回目の開催となった10月1日(日)には、大西主任研究員が、「どこから来たの?身近な物」をテーマに、グーグルアースで世界中を旅しながら、説明しました。
お弁当とスマートフォンの二つを中心に、身近な物がどこから来て、どんなつながりがあるか、解説しました。

スマホを構成するパーツについて説明する様子
スマホはどこから来たのでしょう?分解して考えていきます。
リチウム鉱山の説明をする様子
何の説明をしている場面か、わかりますか?スマホの大事な素材、リチウムを採掘する様子です。

大西主任研究員が取り組んでいる研究はこちら
これからの福島に合った産業のかたちとは? 現場から探るイキイキとした地域づくりへの道

2回目となる12月16日(土)は石井主任研究員とJO准特別研究員が、福島県内の生き物や標本の展示・説明を行いました。
昆虫クイズを行い、参加いただいた方に福島拠点オリジナルグッズをプレゼントしました。
トーク終了後は、生き物展示にみんな興味津々でした。

クイズへの回答者をつのる様子
昆虫クイズの様子。脚の特徴から、この昆虫が何か考察します。
生き物展示の周りに子どもたちが集まる様子
生き物展示はいつも大人気です。この日も行列ができました。

石井主任研究員が取り組んでいる研究はこちら
水辺の生き物に取り込まれる放射性セシウム 淡水魚の放射性セシウムはなぜ高いのか

3回目はサイエンストークとしては初めて、三春町を飛び出し、2月10日(土)に 福島市の「こむこむ館」に出張しました。
こむこむの前には、開館を待つ子どもたちの行列ができていました。
この日は境主任研究員 が「水辺の生きものたちのつながり」というタイトルで講演しました。

タモを指し棒代わりに使用し、説明を行っている様子
指し棒のかわりに使っているのは愛用のタモ
サイエンストークを聞くために子どもたちが集まった様子
小学校入学前の子どもたちから中学生まで、たくさん集まってくれました。
生き物のつながりの関係を説明する様子
ちょっと難しいお話もありました。つながりの関係はいろいろあります。

サイエンストーク終了後には小さな虫(水生昆虫)の標本を見ようと集まってきた参加者で大賑わいでした。
阿武隈川に入って虫を捕まえたことがある!!という参加者の方もいて、研究者の活動を身近に感じてもらえたのではないかと思いました。

サイエンストークをきっかけに、福島の生き物や自然、環境のことに興味をもってもらえると嬉しく思います。

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イベント概要

イベント名
コミュタンサイエンストーク
開催日時

第1回 2023年10月1日(日)
第2回 2023年12月16日(土)
第3回 2024年2月10日(土)

会場

第1回、第2回 福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」
第3回 こむこむ館(福島市)

主催
福島県環境創造センター