#気候変動適応
気候変動の影響を考えるための3つの要素とは?
気候変動の影響を考えるうえで役に立つのは、「災害外力」「曝露(ばくろ)」「脆弱性(ぜいじゃくせい)」という3つの要素です。
「災害外力」は、猛暑、大雨といった、気象条件や現象そのものを指します。そして、人などが災害外力にさらされることを「曝露」といい、曝露による影響の受けやすさを「脆弱性」といいます。 例えば、猛暑のなかエアコンがない家に人がいた場合、その人は猛暑という災害外力に曝露されていて、猛暑を回避できず脆弱性がある状態にあります。一方、たとえ猛暑であっても、人がいなければ曝露されず、エアコンがあれば脆弱性は軽減されます。気候変動の影響が大きくなるのは、災害外力・曝露・脆弱性の3つの要素が重なったときです。
Image by varts/Adobe Stock
2024/03/25
じっくり読みたい!
地球規模の気候影響予測
2024/03/25