#気候変動適応
#生物多様性
共生藻類は高水温に弱く、高水温にさらされたときにはサンゴよりも共生藻類が先に減ってしまいます。すると共生藻類の褐色が抜けて、白いサンゴ骨格の色が表に露出した、いわゆる「白化」の状態になります。
サンゴの「白化」とは?
サンゴ礁の浅い海に生息するサンゴの多くは体内に褐色の藻類を共生させていて、生育に必要な栄養の一部を共生藻類に頼っています。
共生藻類は高水温に弱く、高水温にさらされたときにはサンゴよりも共生藻類が先に減ってしまいます。すると共生藻類の褐色が抜けて、白いサンゴ骨格の色が表に露出した、いわゆる「白化」の状態になります。
高水温が長期にわたり、共生関係の崩れた状態が続くと次第にサンゴは死に至ります。サンゴ礁の生態系は豊かな生物多様性を育んでいるため、生態系の基盤となるサンゴが広範囲で死んだ場合には数多くの生物がすみかを失うという大きな影響を受けることになります。
Photograph by ブルーフォレスト/日本全国みんなでつくるサンゴマップ
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