国立環境研究所福島地域協働研究拠点(以下、福島拠点)は、2026年3月14日に開催された「ゼロカーボンフェスティバル in おおくま 2026」に出展しました。元大熊町民によるレポートです。
国環研と大熊町のつながり
大熊町は福島県浜通り地域の中央部にあります。2021年に「大熊町ゼロカーボンビジョン」を策定して、地域の再生可能エネルギーを活用した持続可能なまちづくりに取り組んでいます。
一方、福島拠点は、脱炭素社会の実現と、持続可能な地域社会に関する研究を進めてきました。研究の知見をまちづくりに活かしてもらうため、2023年に国立環境研究所は大熊町と「ゼロカーボン推進による復興まちづくり」に関する連携協定を締結しました。
連携締結式の様子は、FRECC+記事もお読みください。
ゼロカーボン推進による復興まちづくりをともに推進[大熊町×国立環境研究所 連携協定締結式レポート]
ゼロカーボンフェスティバル in おおくま とは?
大熊町は2022年からゼロカーボンフェスティバルを開催しており、福島拠点は 2023年から毎年ブース出展をしています。2025年からは復興&交流イベント おおくま学園祭と同時開催となり、より多くの方にお越し頂ける機会となりました。ゼロカーボンにゆかりのある企業や団体が多数出展し、電気や水素で動く乗り物がずらりと並び見応えがありました。
福島拠点もブースを出展
福島拠点ブースでは、展示された電気自動車からいただいた電気で「3Dふくしま」の実演を行うとともに、研究を紹介する冊子を配布しました。
「3Dふくしま」は、福島県の立体地図にさまざまな情報を投影するプロジェクションマッピングです。「クマ出没情報」は特に関心を持っていただきました。地形をみながら環境を想像するきっかけになりましたでしょうか。
冊子は2種類の新作を紹介しました。1つは大熊町の資源や暮らす人の想いなど、町の情報が詰まった大熊町リーフレット「紡ぐ -大熊町をつなぐ地域の力-」で、町民の協力のもと完成した2025年版です。
また気軽に読めるマンガ「こちらゼロカーボン推進課〜中虎町役場」の全3話が収録され鮮やかな表紙がついた冊子は、「これならわたしも読めそう!」とお客様は嬉しそうにお持ちくださいました。
大熊町リーフレット「紡ぐ -大熊町をつなぐ地域の力-」は、FRECC+記事もお読みください。
地域の力を可視化する『大熊リーフレット』発刊[大熊リーフレットお披露目会開催レポート]
ブースには、大熊町の吉田町長をはじめ、町内外に暮らす町民や近隣からお越しの方、地域を盛り上げている方々、ゼロカーボン関連の企業の方などたくさんの方にお越しいただき、福島拠点の活動を知っていただくとともにお話をお聞きできる貴重な機会となりました。お立ち寄りいただきありがとうございました。
あとがき 町内には身近なところにゼロカーボン
2年ほど前にはまだ、町内の生活圏にも震災の爪痕がまだ目立ちました。最近は、震災で壊れた建物の解体が進んで視界が広がり、道路は整備され、環状交差点(ラウンドアバウト)も登場し、駅前は人が集まれる場となり、街灯が照らし、どんどん暮らしやすくなっていることを、筆者は実感しました。
役場庁舎や町内を走る電気バスには町内の再エネが使われているそうで、大熊町の「ゼロカーボン」は生活の身近なところに溶け込んでいます。
「人にやさしく、地球にもやさしい」大熊のまちづくりにこれからも注目です。
あわせて読みたい
イベント概要
- イベント名
- ゼロカーボンフェスティバル in おおくま 2026
- 開催日
- 2026年3月14日(土)10時〜16時
- 会場
- 大熊インキュベーションセンター
- 主催
- 大熊町