🟦《このイベントについて》
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交流カフェの開催
国立環境研究所の福島地域協働研究拠点は、2026年2月14日(土)に、大熊町の交流施設linkる(りんくる)大熊の多目的ホールで交流カフェを開きました。
このイベントには、大熊町にお住まいの方を中心に、5名が参加しました。
二つのきっかけ、「お互いを知る」ことから
この企画の開催には、大きく二つのきっかけがありました。
ひとつは、大熊町がゼロカーボンの実現に向けたビジョンづくりを進めるなかで、実際に暮らしている方々の声を取り入れたいという思いです。
もうひとつは、2025年に行われたお披露目会やパネルトークの場で、住民の方から「大熊町の魅力は人」「住んでいる人同士が出会って話せる場がほしい」という声が寄せられていたことです。
町としての意見集約と、住民の方々の「つながりたい」という気持ち——その両方に応える場として、有廣悠乃研究員が企画しました。
有廣研究員は、住民の皆さんと一緒にまちの将来を考えていくにあたって、段階的なプロセスを想定しています。
まずお互いを知るところから始まり、対話を重ねるなかで新しい気づきを得て、具体的な行動へとつなげていく、という流れです。
今回の企画は、その最初の段階、「見て、お互いを知る」に位置づけられるものでした。
当日のプログラム
はじめに会の趣旨についての説明があり、続いて参加者同士が呼ばれたい名前や最近の関心ごとなどを紹介し合う「チェックイン」の時間が設けられました。
その後、話題提供として大西悟主任研究員が「インプットトーク」を行い、2つのグループに分かれて「あなたが誰かに話したい大熊町の魅力や取組みは何ですか?」という問いをテーマに、それぞれの思いを語り合いました。
語られた大熊町の暮らし・魅力・自然
話題は大きく「生活」「町」「自然」の三つに広がりました。
生活の話では、買い物の不便さや交通手段といった日常の課題から、「新しいスーパーができる」という明るい話題、そして「未来の大熊はどうなるのか」「過去があるからこその"いま"」といった、この町で暮らすからこそ出てくる問いかけもありました。
町のことでは、震災前の大熊町に戻るのかという思いと、「新しい」大熊町をどうつくっていくかという話が交わされました。
自然についても、「昔は鮎が釣れた」という記憶や、キジを見かけたこと、梨のおいしさなど、土地に根ざした話が次々と出てきました。
振り返りに寄せられた思い
最後の振り返りでは、「プライベートな話ができて楽しかった」「お話が聞けて勉強になった」という率直な感想が聞かれました。
「たくさんのもの——人も、文化も——が失くなった。けれど、新しいものを取り入れながら大熊町を盛り上げたい」と語る方や、「人の数と同じだけ"大熊"がある。戻って来る人も、戻らない人もいる。いろんな場所に行って、やっぱり大熊に戻って来た」と、自身の経験を振り返る方もいました。
要望を言うだけでなく考えをまとめて伝えていきたいという声や、もっと人が増えてつながりが広がってほしいという願いも共有されました。
それぞれの言葉の奥に、この町で暮らし続けることへの思いと葛藤がにじんでいました。
国立環境研究所が発行するリーフレット『紡ぐ』を手がかりに、参加者一人ひとりが大熊町の魅力を自分の言葉で語る対話の場となりました。
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イベント概要
- イベント名
- おおくま 語る×見つける×つながる 交流カフェ
- 開催日
- 令和8年2月14日(土)14時~16時
- 会場
- 交流施設linkる大熊
- 当日のプログラム
- ・インプットトーク「『紡ぐー大熊町をつなぐ地域の力—』リーフレットについて」
・フリートーク「みんなで交流!—お菓子とお茶を食べながら、大熊町について話そう」 - 主催
- 国立研究開発法人国立環境研究所福島地域協働拠点
- 協力
- 大熊町ゼロカーボン推進課