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竹内 やよい (たけうち やよい)

 TAKEUCHI Yayoi, Ph.D.
 研究員・博士(理学)

国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター
 生物多様性評価・予測研究室

〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2

研究の概要

東南アジア熱帯林は、生物多様性や生態系機能のホットスポットであるだけでなく、地域社会の人々にとっても食糧、水源、文化などの生態系サービスを得る場所として欠かせない場所です。しかし、プランテーション開発によって森林の消失が進む一方です。私の研究では生物多様性保全と生態系サービスの享受が両立する場として、ボルネオの焼畑農耕民の土地利用システムの中にある小さな森に着目しています。彼らの社会では焼畑耕作地の間に原生状態に近い森を小面積で残し、林産物を採集するのに利用してきました。この小さな森林は景観レベルでどれくらいの生物多様性を保持しているのか、また人々はどのような生態系サービスを享受しているのかを明らかにし、具体的な保全策の提言にむけた研究を目指しています。
その他、種多様性の維持機構の理論的実証的研究、東南アジア熱帯でみられる一斉開花、ボルネオのユニークな植物についての研究も行っています。

専門分野/キーワード

東南アジア、熱帯雨林、植物の繁殖生態、群集生態、生物多様性保全、生態系サービス

学術論文 (査読のあるもの)

最新5編

Takeuchi Y. (2015) Bacterial diversity and composition in the fluid of pitcher plants of the genus Nepenthes. Systematic and Applied Microbiology, 38(5), 330-339.

Y. Takeuchi, H. Innan (2015) "Evaluating the performance of neutrality tests of a local community using a niche-structured simulation model" Oikos. 124(9) 1203-1214.   

Y. Takeuchi, S. Chaffron, M.M. Salcher, R. Shimizu-Inatsugi, M.J. Kobayashi, B. Diway, C. von Mering, J. Pernthaler, K.K. Shimizu (2015) Bacterial diversity and composition in the fluid of pitcher plants of the genus Nepenthes. Systematic and Applied Microbiology 38, 330-339.
 
    
MJ. Kobayashi, Y. Takeuchi, T. Kenta, T. Kume, B. Diway, KK. Shimizu (2013)“Mass flowering of the tropical tree Shorea beccariana was preceded by expression changes in flowering and drought-responsive genes”. Molecular Ecology. 
    
Y. Takeuchi, M. Nakagawa, B. Diway, T. Nakashizuka. (2013) "Reproductive success of a tropical tree, Shorea laxa, in a pulau (forest reserve) managed by a local community in Borneo”. Forest ecology and management. 289:416–424. 
    
上記リンク先は全て各ジャーナルのウェブサイトです。



著書

竹内やよい (2014) ボルネオ熱帯雨林の 一斉開花の要因を探る. 生命誌ジャーナル 本文へのリンクはこちら
    
竹内やよい・清水健太郎. (2011) 「メタゲノミクスを用いた微生物の多様性と機能の評価:ウツボカズラを例として」 永野惇・森長真一(編) ゲノムが拓く生態学.文一総合出版. pp.123-138.  書籍の紹介はこちら
    
Y. Takeuchi, KK Shimizu. (2010) Potential application of pollen genotyping for evolutionary genetic and genomic studies: linkage/recombination analysis and haplotype sequencing, In: Yuji Isagi, Yoshihisa Suyama (eds) Single-pollen genotyping. Springer, Ecological Research Monograph series vol 1. 書籍の紹介はこちら
    
清水健太郎・竹内やよい(2009)「生態ゲノミクス:適応・群集研究への新たなアプローチ」 大串隆之・近藤倫生・吉田丈人(編)群集生態学 第二巻 進化生物学からせまる. 京都大学出版会. pp.223-241. 書籍の紹介こちら

Y. Takeuchi, H. Samejima, M. Nakagawa, B. Diway, T. Nakashizuka. (2008) “Effects of Local Density and Forest Fragmentation on Reproductive and Regeneration Success of Shorea laxa (Dipterocarpaceae)”, In: M. Ichikawa, S. Yamashita, T. Nakashizuka (eds) Sustainability and Biodiversity Assessment on Forest Utilization Options, Research Institute for Human and Nature, Kyoto, pp. 227-233.

上記リンク先は各出版社のウェブサイトです。

関連リンク

マレーシア・パソ保護林 NIES-FRIM-UPM 熱帯森林生態及び生物多様性の共同研究  ウェブサイトはこちら

東南アジア熱帯域におけるプランテーション型バイオマス社会の総合的研究(研究代表:京都大学東南アジア研究所 石川登准教授、H22-26年度 終了しました) ウェブサイトはこちら

マレーシア・ランビルヒルズ公園で【写真・ポスター展】花咲くボルネオ熱帯の森-数年に一度の不思議な現象-が常設されています。詳しくはこちら

サラワクでの調査の様子「ボルネオ先住民の森林と生物多様性」(国環研ニュース、2014年度 33巻4号)本文はこちら

Last updated Jan. 16, 2017