研究の概要
放射性物質に汚染された廃棄物等の処理処分技術・システムの確立を目的として、放射性物質に汚染された廃棄物や土壌等の適正な管理システムの開発に関する調査研究を実施するとともに、科学的知見を集積・提供して、喫緊の課題である汚染廃棄物等の適正かつ円滑な処理の推進に貢献しました。
具体的には、以下の課題を実施しました。
- PJ1 処理プロセスでの制御技術システムの開発・評価
- PJ2 処理施設の長期管理等技術の確立
- PJ3 フローストックモデルの構築、測定モニタリング技術等の確立
研究の成果
処理処分等技術・システムの確立に必要な調査研究を実施し知見を集積することで、国の技術 基準・指針等への反映・活用、得られた知見の体系化・情報発信を行いました。具体的には、 PJ1では、焼却時における放射性セシウムの挙動を予測するためのシミュレータを開発し減容化 処理や中間貯蔵の減容化処理計画を支援し、PJ2では原発事故後の早い段階で放射性セシウムの 溶出・吸着特性を実験的に把握し処分場の埋立構造や維持管理要件の提言を行い、PJ3では廃棄 物等に係る放射性Csのフロー・ストックと被ばく線量評価の枠組みを構築しました。
PJ1 処理プロセスでの制御技術システム開発・評価 |
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PJ2 処理施設の長期管理等技術の開発 |
PJ3 フローストックモデルの構築、測定モニタリング技術等の確立 |
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- 環境儀第58号