なにしてる?なにしたい?ふくしまミライセッション
2024年2月18日、コミュタン福島で開催された第7回福島県環境創造シンポジウム なにしてる?なにしたい? ふくしまミライセッションに、福島地域協働研究拠点(以下、福島拠点)がブース出展しました。
「ふくしまミライセッション」は、中学生から高校生をメインターゲットとし、気候変動と次代の福島のあり方について楽しく学び考える、シンポジウムです。
当日は、中高生を中心にしたパネリスト陣によるトークセッションやパネルディスカッション、ブース展示が行われました。
トークセッション・パネルディスカッション
シンポジウムのメインイベントは、次世代層によるトークセッション・パネルディスカッションです。
前半では「2024,なにしてる?」をテーマに、トークセッションが開催されました。
中学生、大学生、20代社会人のパネリストが、未来に何をしているか想像した「ミライ年表」のシェアを行ったり、「2050年カーボンニュートラル」に向けたアクションの輪の広げかたについて話し合いました。
後半では「2050,なにしたい?」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。
福島大学 川越清樹教授が気候変動やその対策である「適応策」・「緩和策」について解説し、そのあとのディスカッションでは、10代~20代のパネリストの皆さんから、「自分ごと」として捉え、楽しみを見出しながら取り組んでいくことが必要という意見が出されました。
気候変動に対する次世代層の視点を知り、大人たちも考えるきっかけになったのではないかと思います。
福島拠点のブース展示
福島拠点の出展ブースでは、「3Dふくしま」を展示しました。
福島県の立体地図にプロジェクションマッピングを用いて環境情報を投影しながら、福島県内におけるクマ・イノシシの出現地点の違いや、再生可能エネルギーのポテンシャル、気温上昇による果樹栽培への影響などを解説しました。
また、地域における「脱炭素社会ビジョン」策定マニュアルをもとに制作したマンガも配布しました。
自治体職員である主人公が「ゼロカーボンビジョン」を地域でつくり、実現に向けて事業を推進する様子を描いたマンガで、わかりやすく地域でゼロカーボンを実現していく過程を知ることができます。
イベントは、研究者と交流しながら、直接解説を聞くことができる機会となりました。
直接お話した方のなかには、環境について学ぶ機会として来館した20代の方や、環境への関心があって来館した高校3年生の方もおり、10代~20代の方にとって環境について学び考える催しになったのではないかと感じました。
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概要
- イベント名
- 第7回福島県環境創造シンポジウム「なにしてる?なにしたい? ふくしまミライセッション」
- 開催日時
- 2024年2月18日(日)9:00~16:00
- プログラム
- トークセッション:11:00~11:50
パネルディスカッション:13:30~14:20 - 会場
- 福島県環境創造センター交流棟コミュタン福島
- 主催
- 福島県環境創造センター
- 共催
- 国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
国立研究開発法人 国立環境研究所