- 2025.6.24(2025.12.19)
令和5年度ダム工学会技術開発賞を受賞したダム下流の河床環境評価手法に関する解説論文を発表しました。
宮川幸雄, 小野田幸生, 堀田大貴, 末吉正尚, 中村圭吾 (2025) 石礫の露出高の簡易予測モデルによるダム下流の河床環境評価の紹介 ダム技術, 35, 267–270
- 2025.12.17
琵琶湖水および河川・下水処理水の細菌、ウィルス、プラスミドが有する薬剤耐性遺伝子を定量化した論文を発表しました。
Shen S., Shimotori K., Tsuchiya K., Shigeta S., Sueyoshi M., Matsuda T., Shimizu Y.
(2026) Carrier-resolved metagenomics suggests the dual “filter–hub” function of a large freshwater lake toward incoming antibiotic resistance genes. Science of The Total Environment, 1010, 181145
- 2025.7.22(2025.12.17)
茨城県霞ケ浦流域の小河川源流域(谷津)において生物多様性保全や水質浄化などの多機能性を発揮するための保全手法に関して提言した論文を発表しました。
Matsuzaki S.S., Kohzu A., Watanabe M., Nakanishi K., Tsuchiya K., Kondo N.I., Sueyoshi M.
(2025) Spatial variation of multifunctionality among abandoned rice paddies and irrigation ponds: potential roles of hydrological and environmental factors. Restoration Ecology, e70161
- 2025.10.17
カササギ個体群と土地利用の変化を空間統計モデルにて解析し、土地利用のモザイク性の重要性を指摘した論文を発表しました。
Nagafuchi T., Bussaka Y., Ikegami M., Tsuchiya K., Tokuda M.
(2025) Population declines of the Oriental Magpie Pica serica (corvidae) in the Saga Plain, Japan: Relationships with land use patterns, nesting sites, and breeding success. Ecology and Evolution, 15, e72193
- 2025.10.7
琵琶湖魚卵データベースを公開しました。
琵琶湖魚卵分布データベース
- 2025.7.11
馬渕分室長のインタビューが掲載されました。
馬渕分室長のインタビュー記事が淡海環境保全財団の広報誌「あすの淡海」の「この人に聞く」に掲載されました。
ぜひご覧ください.
「あすの淡海」vol.50はこちらから(※このリンクは外部サイトへ移動します。)
- 2025.7.7
ワタカの産着卵を琵琶湖流入水路の自然産卵基質(水草)から検出した論文を発表しました。
馬渕浩司, 西田一也, 佐土哲也, 角野祐太 (2025) 琵琶湖・南湖の流入水路で検出されたワタカの産着卵:
近年の琵琶湖水系における自然産卵基質からの初報告 Ichthy, Natural History of Fishes of Japan, 57, 1-7
- 2025.7.3
琵琶湖・南湖の過去約60年にわたるコイ科魚類の資源量について、その変動要因を解析した論文を発表しました。
Matsuzaki S.S., Fukaya K., Mabuchi K., Kikko T., Takamura N.
(2025) Changes of cyprinid fishery resources in Lake Biwa over 57 years: association with multiple stressors and restoration measures. Oecologia, 207, 121
- 2025.5.14
番組監修したギョギョッとサカナ★スター「ホンモロコ」が放送されます!
令和7年5月16日(金)午後7:25〜午後7:55、および5月17日(土) 午前10:00〜午前10:30にNHK Eテレにて放送されます.
馬渕浩司 琵琶湖分室長が番組監修しました.
ぜひご覧ください.
「ホンモロコ」回の紹介ページはこちら
- 2025.3.6
自然ヨシ帯における産着卵の採集とそのDNA種同定により、魚種によって産卵環境が異なることを明らかにした論文を発表しました。
馬渕浩司, 西田一也, 吉田 誠,
(2025) 琵琶湖岸の自然ヨシ帯におけるフナ・コイ・タモロコ属産着卵の分布. Ichthy, Natural History of Fishes of Japan, 53, 1-10
- 2025.2.26
岐阜の長良川水系で河川水のストロンチウム同位体比を測定し、水系全体の同位体比マップを作製した論文を発表しました。
Ida S., Sato T., Sueyoshi M., Kishi D., Ohta T.
(2025) Construction of an isoscape of the strontium isotope ratios of the entire Nagara River in central Japan. Limnology, 26, 549–556
- 2025.2.6
ダム下流に土砂を流す土砂バイパストンネルの成果をもとに日本のダムでアセスメントをどう考えるべきか、事後評価をやるべき期間とその予測手法を紹介する論文を発表しました。
末吉正尚, 宮川幸雄, 小野田幸生, 堀田大貴, 森照貴, 中村圭吾, 萱場祐一 (2025) 土砂バイパスによるダム下流生態系の再生〜小渋ダムでの回復度合いと必要な時間〜 ダム技術, 460, 19-26
- 2024.12.9
番組監修したギョギョッとサカナ★スター「ビワマス」が放送されます!
令和6年12月13日(金)午後7:25〜午後7:55、および12月14日(土) 午前9:30〜午前10:00にNHK Eテレにて放送されます。馬渕浩司 琵琶湖分室長が番組監修しました。
ぜひご覧ください。
「ビワマス」回の紹介ページはこちら
- 2024.11.22
馬渕 浩司 分室長がIchthy編集委員会よりIchthy論文賞を受賞しました。
紹介はこちら
- 2024.11.21
琵琶湖南湖に生息する底生生物の食物を炭素・窒素の安定同位体解析で推定した論文を発表しました。
Takamura K., Kondo N.I., Nakajima N.
(2024) Common food sources for macrobenthic communities in different bottom covers: Submerged macrophytes and benthic Cyanobacteria in a Japanese temperate lake. Ecology and Evolution, 14, e70359
- 2024.11.18
番組監修したギョギョッとサカナ★スター「ハス」が放送されます!
令和6年11月22日(金)午後7:25〜午後7:55、および11月23日(土) 午前9:30〜午前10:00にNHK Eテレにて放送されます.馬渕浩司 琵琶湖分室長が番組監修しました.
ぜひご覧ください.
「ハス」回の紹介ページはこちら
- 2024.11.6
ストロンチウム同位体比から河川性魚類の支川間移動を明らかにし、ダム湖がその移動を阻害している可能性を示した論文を発表しました。
Ohta T., Sueyoshi M., Shima M.,Ida S.,Iizuka T. (2024) Estimation of tributary–mainstem migration of freshwater fishes by Sr isotope analysis of otoliths. Ecological Research, 40, 409–421
- 2024.10.9
古代湖琵琶湖から球形緑藻ボルボックスの新種"ビワコエンシス"を発見しました。
プレスリリース情報はこちら
- 2024.7.2
琵琶湖分室のある大津市・柳が崎の湖岸で観察されたホンモロコの産卵について論文発表しました。
馬渕浩司,西田一也 (2024) 琵琶湖の砂・礫・岩質湖岸におけるホンモロコの産卵:潜在的な産卵場所に関する新たな知見. 魚類学雑誌, 71(1), 111-120
- 2024.7.2
愛知県矢作川における特定外来生物チャネルキャットフィッシュの生息再確認について論文発表しました。
吉田 誠, 山本大輔,鶴田博嗣 (2024) 愛知県矢作川における外来魚チャネルキャットフィッシュ生息の再確認. 伊豆沼・内沼研究報告, 18, 71–85
- 2024.7.2
特定外来生物チャネルキャットフィッシュによる希少なサナエトンボ類ヤゴの捕食事例について論文発表しました。
吉田 誠, 宮脇勇伍 (2024) 外来魚チャネルキャットフィッシュによる希少なサナエトンボ科ヤゴの捕食. 伊豆沼・内沼研究報告, 18, 39–51
- 2024.7.2
矢作川水系における特定外来生物チャネルキャットフィッシュの分布情報を文献・データベース・採集記録に基づいて総整理し、論文発表しました。
吉田 誠, 山本大輔,鶴田博嗣 (2024) 矢作川水系における外来魚チャネルキャットフィッシュの現状:分布情報の確度を考慮した生息域の再検討. 保全生態学研究, 早期公開
- 2024.3.18
琵琶湖周辺の水田地帯におけるフナ属魚類の産着卵の分布について論文発表しました。
馬渕浩司, 西田一也, 吉田 誠 (2024) 琵琶湖につながる水田水路におけるフナ属魚類の卵の分布の傾向と範囲:河口からの直線距離と標高から見た概要. Ichthy, Nat. Hist. Fish. Jpn., 42, 15-30
- 2023.10.26
ダム下流に土砂を流す土砂バイパス事業が河川生態系に与える影響について論文発表しました。
Sueyoshi M., Miyagawa Y., Onoda Y., Hotta T., Kayaba Y., Nakamura K. (2023) Effects of repeated sediment bypassing on stream ecosystems in a Japanese mountainous river, Restoration Ecology, early view
- 2023.8.25
流域の農地利用が河川生物の移動量や方向性に影響することを、トビケラ一種の遺伝構造から明らかにした論文を発表しました。
Sueyoshi M., Tojo K., Ishiyama N., Nakamura F. (2023) Population stability and asymmetric migration of caddisfly populations, Stenopsyche marmorata (Stenopsychidae), in a forest–agriculture landscape. Aquatic Sciences, 85, 98
- 2023.8.3
漂流ブイ(GPS/衛星通信機能付き)を用いた琵琶湖沖合における魚類の回遊調査手法の開発について論文発表しました。
Yoshida, M.A., Mabuchi, K. (2023) Using a drifting GPS-Argos satellite buoy as a method for detecting acoustic-tagged fish offshore in an ancient lake. Anim Biotelemetry, 11, 30
- 2023.6.29
カマツカの産着卵を琵琶湖・北湖の礫浜湖岸において発見した成果について論文発表しました。
馬渕浩司, 西田一也(2023)琵琶湖・北湖の北岸の礫浜で検出されたカマツカの産着卵. 魚類学雑誌 早期公開
- 2023.6.22
市民の方からの情報提供により琵琶湖南湖の流入河川へのビワマスの産卵遡上個体を採集し、科学的根拠(標本)を伴う本亜種の最南端遡上記録として論文発表しました。
馬渕浩司, 西田一也, 吉田誠 (2023) 琵琶湖の南湖へ流入する都市小河川へのビワマスの遡上記録. 魚類学雑誌, 早期公開
- 2023.5.24
田んぼや河川、池などの陸水景観の多様度を表す「さとがわ指数」を開発し、濃尾平野の魚類・トンボの種多様性で検証した論文を発表しました。
陸水景観に基づく淡水生物多様性の評価指標「さとがわ指数」の開発
- 2023.4.1
琵琶湖分室のメンバーを更新しました。
メンバー
- 2022.12.27
琵琶湖に生息する植物プランクトンを紹介するギャラリー公開しました。
植物プランクトンギャラリー
- 2022.11.17
琵琶湖と直接つながるビオトープ池においてギンブナ(滋賀県RDB:要注意種)の産卵調査および音響テレメトリ調査を行い、産卵や複数年にわたる回帰を確認しました。
琵琶湖と接続する湖岸ビオトープにおけるギンブナの産卵回帰行動の初記録 - テレメトリと産卵調査による確認事例
- 2022.11.22
木育ワンダーパーク2022でミニセミナーを開催しました!
トピックスページへ
- 2022.9.8
琵琶湖の固有種ホンモロコの湖岸における産着卵の分布状況について、野外調査と文献調査により最近80年の変遷を明らかにした論文を発表しました。
馬渕浩司, 西田一也, 吉田誠 (2022) 琵琶湖沿岸におけるホンモロコ産着卵の分布:野外および文献調査に基づく最近80年の歴史的変遷. 魚類学雑誌, 早期公開
- 2022.9.8
琵琶湖に流入する幹線排水路・中小河川では、改修済みであってもニゴロブナ、ホンモロコなどの魚類が産卵場として利用することを報告しました。
西田一也, 馬渕浩司, 吉田誠 (2022) 琵琶湖北東部に流入する改修済み幹線排水路・中小河川におけるコイ科魚類の産着卵の出現状況. 農業農村工学会論文集, 90(1), p. IV_9-IV_12
- 2022.9.8
飛翔・遊泳する動物が移動時のエネルギー消費を節約する方法について、行動生態学の視点から解説しました。
吉田誠, 阿部貴晃, 菊地デイル万次郎, 木下千尋, 中村乙水 (2022) 飛翔・遊泳する動物の移動におけるエネルギー制約と、形態や移動様式によるコスト節約. 日本生態学会誌, 72, 95–107
- 2022.9.8
密閉系での酸素消費速度実験とデータ同化を用いた大阪湾の貧酸素水塊規模の推計についての論文を論文リストに追加しました。
入江政安, 永野隆紀, 霜鳥孝一 (2021) 密閉系での酸素消費速度実験とデータ同化を用いた大阪湾の貧酸素水塊規模の推計. 土木学会論文集B2(海岸工学), 2021年77巻2号, p.I_853-I_858
- 2022.7.21
琵琶湖を中心に営まれる伝統的な漁業や環境に配慮した取り組みが「世界農業遺産」として選定されました。 国立環境研究所 琵琶湖分室では、琵琶湖の湖岸や周辺水田において魚類を中心とした生物の生態調査を行なっており、世界農業遺産の認定機関である国連食糧農業機関の現地調査の際には、滋賀県からの要請を受けて西田一也高度技能専門員が、湖岸の水田地帯が琵琶湖固有種であるニゴロブナ等の繁殖・成育場となっていることを解説しました
「世界農業遺産」の認定が発表されました!!!(滋賀県HP)
「琵琶湖システム」の農林水産業 世界農業遺産に認定(NHK)
- 2021.7.21
研究紹介動画を公開しました「琵琶湖コイ・フナの1年を追跡せよ!固有種と食文化を救う最新科学の挑戦」
国立環境研究所動画チャンネル
- 2022.7.12
石垣島に生息する希少淡水魚の合同調査に参加しています
石垣島に生息する希少淡水魚の合同調査プロジェクト開始
- 2022.7.12
琵琶湖分室のメンバーを更新しました
琵琶湖分室のメンバー
- 2022.4.28
琵琶湖生物標本データベースを公開しました
琵琶湖分室のメンバー
- 2022.4.21
分室長挨拶を更新しました
琵琶湖分室のメンバー
- 2022.4.12
琵琶湖分室のメンバーを更新しました
琵琶湖分室のメンバー
- 2022.1.27
湖の植物プランクトンがうける光阻害にはサイズ依存性があることを報告しました
Kazama T., Hayakawa, K., Nagata, T. Shimotori K., Imai A., Komatsu K. (2022) Size-dependent susceptibility of lake phytoplankton to light stress: an implication for succession of large green algae in a deep oligotrophic lake. Hydrobiologia, https://doi.org/10.1007/s10750-021-04763-y
- 2022.1.27
動物プランクトンに付着する藻類の光生理測定法を提案しました
Kazama T., Hayakawa K., Shimotori K., Imai A. (2021) Measuring Photophysiology of Attached Stage of Colacium sp. by a Cuvette-Type Fast Repetition Rate Fluorometer. Journal of Visualized Experiments, (177), e63108
- 2021.10.6
『地理総合』学校教育支援サイトに「琵琶湖・マザーレイクゴールズ(MLGs13):持続可能な地域づくりとはどのようなことですか」を寄稿しました 2021.10.12
琵琶湖・マザーレイクゴールズ(MLGs13):持続可能な地域づくりとはどのようなことですか
- 2021.10.6
琵琶湖の人工ヨシ帯におけるゲンゴロウブナの産卵状況を報告しました
馬渕 浩司, 西田 一也, 吉田 誠 (2021) 琵琶湖・早崎内湖干拓地外の造成ヨシ帯におけるゲンゴロウブナ(コイ科フナ属)の産卵: 産着卵のDNA 種判別にもとづく確認. 伊豆沼・内沼研究報告, 15, 31-45
- 2021.3.24
【国立環境研究所×Biome】スマホアプリを用いた外来魚『アメリカナマズ』の全国調査を実施」をプレスリリースしました
プレスリリースへ
- 2021.2.24
高速フラッシュ蛍光光度計を用いた琵琶湖の総一次生産測定法についての論文を発表しました
Kazama, T., Hayakawa, K., Kuwahara, V. S., Shimotori, K., Imai, A., Komatsu, K. (2021) Development of photosynthetic carbon fixation model using multi-excitation wavelength fast repetition rate fluorometry in Lake Biwa. PLOS ONE, 16(2), e0238013.
- 2020.11.20
12/12開催「2020年度びわ湖の日滋賀県提携龍谷講座」で、馬渕浩司主任研究員が「在来コイからみえてくる琵琶湖の課題」というテーマで講演します
2020年度びわ湖の日滋賀県提携龍谷講座(オンライン開催)
- 2020.11.20
コイ目線で捉えた琵琶湖の生物の水中映像をまとめたデータペーパーを公開しました
Yoshida M.A., Totsu K., Sato K., Mabuchi, K. (2020) Underwater video and still-image dataset of fishes and other aquatic animals in Lake Biwa, Japan, observed via carp-mounted video loggers.Ecological Research, 35, 1001–1008
- 2020.11.20
従来よりも容易に実施できる湖沼底泥酸素消費量測定手法を開発しました
Shimotori K., Yamamoto H., Imai A., Kohzu A., Okamoto T. (2020) Development of a new high-throughput and small-size method for measuring sediment oxygen demand in lakes. Journal of Soils and Sediments, [Online First]
- 2020.10.30
琵琶湖の過去30年に渡る細菌生産量の減少についての論文を発表しました。またこの論文はILTER(国際長期生態学研究ネットワーク)ニュースレター でも紹介されました
Tsuchiya K., Tomioka N., Sano T. et al. (2020) Decrease in bacterial production over the past three decades in the north basin of Lake Biwa, Japan. Limnology, 21, 87–96
- 2020.10.9
琵琶湖に生息するイシガイ科12種をDNAで識別するためのプライマー設計に成功しました
Mabuchi K., Nishida K. (2020) A DNA mini-barcoding system for endangered unionid mussels in the Lake Biwa system in Japan. Conservation Genetics Resources, 12, 581–584
- 2020.8.26
プロジェクト紹介ページを追加しました
底層溶存酸素量の連続観測
- 2020.8.19
プロジェクト紹介ページを追加しました
沈水植物群落の監視(モニタリング)手法に関する研究
- 2020.5.19
標本では初記録となる南湖のビワマスについての論文が早期公開されました
馬渕浩司, 西田一也, 吉田誠, 桑原 雅之 (2020) 琵琶湖南湖の南部で得られたビワマス成熟雄の記録. 魚類学雑誌, 印刷中
- 2020.4.1
琵琶湖分室のホームページがオープンしました。