研究テーマ3
速やかかつ網羅的な化学物質把握のための分析手法の開発

　災害・事故時にリスク要因となる可能性の高い広範な物質に対して、可搬型装置による現地観測及び実験室での手法による網羅分析の手法を組み合わせて迅速（例えば1～数日以内）、的確に分析可能な手法を開発します。揮発性物質から、中揮発性、難揮発性まで広範な物質をカバーする網羅的手法の開発を目指します。このための現地観測のための可搬型装置及び実験室での網羅分析技術の開発を行います。サブテーマ3-1では揮発性物質を中心に現場及び広範な物質に適用可能な可搬型分析装置の開発を進めます。サブテーマ3-2では中揮発性物質、サブテーマ3-3では難揮発性物質の網羅分析法の開発をそれぞれ行います。サブテーマ3-2、3-3の成果は最終的に一群の動的分析手法としての統合を目指すとともに、テーマ3の総括として各サブテーマ代表者と綿密に連携しテーマの取りまとめを行います。