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ミャンマー植物誌への貢献5: ランピ島からのMallotus tokiaeの新産報告と花形態の記載


論文情報
タイトル
Contributions to the Flora of Myanmar V: a new record of Mallotus tokiae (Euphorbiaceae) with the description of flower morphology from Lampi Island.
ミャンマー植物誌への貢献5: ランピ島からのMallotus tokiaeの新産報告と花形態の記載
著者       
Toyama, H., Aung, M., Tagane, S., Naiki, A., Suddee, S., Nagamasu, H., Nagahama, A., Win, S., Tanaka, N., Yahara, T.
遠山弘法、Mu Mu Aung、田金秀一郎、内貴章世、Somran Suddee、永益英敏、永濱藍、Swe Swe Win、田中伸幸、矢原徹一
*下線で示した著者が国立環境研究所所属
掲載雑誌       
Thai Forest Bulletin
DOI: 10.20531/tfb.2020.48.1.01       
受理日など       
2019年12月8日 受理、2020年1月10日掲載 オンライン公開への外部リンク
概要

Mallotus tokiae(トウダイグサ科アカメガシワ属)は、2001年にタイのスラータニーで採集された1標本から枝、葉、果実形態等をもとに、2013年に新種記載されたほとんど知られていない植物種です。2017年に国立科学博物館の総合研究「ミャンマーを中心とした東南アジア生物相のインベントリー」における調査で、メルギー諸島ランピ島を訪れた際、多くの繁殖個体を発見したので、花の記載を加えるとともに、DNAバーコーディング、予備的なレッドリストカテゴリー評価、ミャンマーからの新産報告を行いました。

調査地の様子
図:Mallotus tokiae Welzen