#資源循環

ほんの“1g”から数百万個のナノプラスチックに?
身近な海岸や河辺に落ちているプラスチックごみは、太陽光や砂、波の力で徐々に細かい粒子に砕かれていきます。 特に直径0.001mm(0.001mm=1μm(マイクロメートル)、0.001μm= 1nm(ナノメートル))未満の目に見えない「ナノプラスチック」は、主に環境中でプラスチックが劣化し生じるもので、生態系や人体への影響が懸念されています。
国環研は、マイクロ・ナノプラスチックの生成量を明らかにするため、太陽光を模した紫外線照射装置や波と砂の動きを再現する装置を使った試験を行い、わずか1gのプラスチックから数百万個以上の粒子が生成される可能性を示しました。 1gというわずかな量でも、生成される粒子の数は驚くほど多いことがわかります。
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2025/08/28