国環研では毎日廃棄物が出ますが、これらの廃棄物を減らすために、できるだけ少なくしたり(リデュース)、再利用したり(リユース)、再生利用したり(リサイクル)しています。また、廃棄物を正しく処理することにも力を入れています。今回は、国環研が行っている廃棄物対策について紹介します。
国環研では、普段出るごみを13種類に分けて処理しています。例えば、燃えるごみやプラスチックの容器などです。ごみは、所内の各所にあるごみ回収ボックスで集められます。
集めたごみは、さらに「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」に分けて、それぞれ外の施設で処理しています。
また国環研では、環境を守るために廃棄物の減少に力を入れています。廃棄物の発生を抑えるために、いくつかの取り組みを行っています。
まず、「発生の抑制(リデュース)」です。国環研では、コピー用紙の使用量を減らすために、電子媒体を使ったペーパーレス会議を行っています。また、両面コピーをしたり、必要な部分だけを印刷したりすることで、さらに紙を節約しています。裏紙も再利用しているほか、資料を簡単にして無駄な紙の使用量を減らすようにしています。
次に、「再使用(リユース)」です。廃棄物が出ないように、使わなくなった物を再利用することにも取り組んでいます。たとえば、不要になった事務用品や機器を他の部署で使うようにして、無駄なく資源を活用しています。さらに、納入業者の協力を得て、使い終わったプリンターなどのカートリッジを再利用する取り組みも行っています。これにより、まだ使える資源を無駄にせず、次に使う人に役立てています。
最後に、「再生利用(リサイクル)」です。廃棄物を出す際は、分別してリサイクルできるものをきちんと分けています。リサイクルできる廃棄物は、専門の業者に処理を頼んで再生利用しています。このように、廃棄物をただ捨てるのではなく、再利用やリサイクルを進めることが大切だと考えています。
さらに、国環研では、物を購入したりサービスを利用したりする際にも環境を考えた選び方をしています。これは「グリーン購入法」という法律に基づいて、環境に優しい商品やサービスを選んでいます。このように、国環研では環境に配慮した活動を積極的に行い、できるだけ資源を無駄にしないようにしています。
実験で出た廃棄物は、外部の業者に処理をお願いしています。その際、業者がきちんとルールに従って廃棄物を処理しているか確認しています。具体的には、処理方法が正しいかどうかをチェックしたり、電子マニフェストというシステムで確認したりしています。できるだけ廃棄物を再利用するようにも努力しています。
これからも、廃棄物を減らしたり、正しく処理したりすることをしっかりと行い、廃棄物の分け方をきちんと守ることや、再利用を進めることで、廃棄物対策を続けていきます。