ラムサールびわっこ大使世代間交流会で
講演とフィールド案内を行いました!
掲載日:2024.11.25
令和6年11月9日(土)、淡海環境プラザを主会場として開催された令和6年度ラムサールびわっこ大使(※)世代間交流会で、馬渕分室長が講演とフィールド案内を行いました。
午前中は「琵琶湖の在来コイ科魚類の保全に向けた産卵・回遊調査」と題し、現在分室で行っているコイ・フナ類の産着卵調査やテレメトリによる回遊調査の概要を紹介しました。テレメトリ調査の説明では、実際に使用している超音波発信機とリアルタイム受信機を用いて信号発振の様子を聞いてもらったり、コイの魚体標本を用いて発信機の埋め込み方法を見てもらったりしました。
午後のフィールド案内では調査地の一つである草津市湖岸の新浜ビオトープ(独立行政法人水資源機構 琵琶湖開発総合管理所が管理)を訪れ、池の中にいる発信機付き個体からの信号音を聞いてもらったり、春に魚が産卵する植生帯の様子などを見てもらったりしました。
参加した子供達からは、「超音波発信機を魚の身体の中に入れて行動を調査していることを知れてよかった。驚いた!」や「魚は水の中にしか卵を産まないと思っていたけれど、ヨシなどの草木の根元にも産卵すると聞いてびっくりした」などの感想や、「魚の標本ってどうやって作るの?」といった新たな関心をもっていただくことができました。
※びわっこ大使事業は、滋賀県が平成20年度から実施している事業です。今回の世代間交流会には、現役びわっこ大使8名、大使OB/OG13名の合計20名が参加しました。