淡海ヨシみらいフォーラムで在来魚の研究紹介を行いました!
掲載日:2024.10.23
令和6年10月18日(金)、大津市民会館小ホールで開催された「淡海ヨシみらいフォーラム~ヨシの保全と活用における連携の可能性~」(主催:淡海ヨシのみらいを考える会議(事務局:淡海環境保全財団))にて、琵琶湖分室長の馬渕が研究紹介を行いました。
「在来魚の産卵場所としての琵琶湖ヨシ帯について:最近の研究例」と題し、水産上重要な種を含むコイ・フナ・ホンモロコ類の産着卵調査の概要を説明し、魚種によって好みの産卵環境が異なること、多様な魚種の産卵場所として機能するためにはヨシ帯の中にも多様な環境が必要であることを紹介しました。
会場からは、「魚種によって好みの産卵環境が違うことを初めて知りました」といったご感想のほか、「産着卵の採取など調査の一端を自分たちでも出来ないでしょうか」という学校関係者や環境教育を行う企業からのコメントがあり、地域との研究連携の可能性がうかがえるものとなりました。
同フォーラムではヨシ群落の保全やヨシの利用をめぐる様々な課題の解決と取組の発展に向けた「連携の可能性」をキーワードに、口頭発表の他、パネルディスカッション、ポスターでの活動紹介やヨシを使った商品・製品の展示が行われ、国や県の関係者、金融機関を含む民間企業、地域の教育機関、ヨシ保全団体など43名が参加しました。