2016年度より衛星観測センターの観測センター長を務めている松永と申します。当センターでは現在、GOSATプロジェクト、GOSAT-2プロジェクト及びGOSAT-GWプロジェクトを推進しています。
これらのプロジェクトでは、GOSATデータの定常処理を行うGOSAT DHF、GOSAT-2データの定常処理を行うG2DPSの2つの地上システムの開発と運用を中心に、両衛星のプロダクトの検証や様々な研究を進めています。また国内の関連研究者から組織されるサイエンスチームや国内外の研究者を対象とした研究公募の事務局も当センターが受け持っています。さらにGOSAT-2の後継機となるGOSAT-GWについても、環境省・JAXAと連携して開発を始めました。
今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
国立環境研究所では、研究事業(組織的かつ事業的な研究展開を要する研究)の1つとして「衛星観測に関する研究事業」を平成28年度より実施しています。本事業には環境省・宇宙航空研究開発機構と共同で推進している「温室効果ガス観測技術衛星(いぶき、GOSAT)」「温室効果ガス観測技術衛星2号(GOSAT-2)」「温室効果ガス・水循環観測技術衛星(GOSAT-GW)」の3つの地球観測衛星プロジェクトが含まれます。
本事業の目的は、
衛星観測センターは「衛星観測に関する研究事業」の実施主体として平成28年4月に地球環境研究センター内に設置されました。センター内の体制(令和3年3月現在)は以下の通りです。