化学物質詳細情報

デカブロモジフェニルエーテル
chem_id:YOT00252
CAS RN®:1163-19-5
化学物質名（和名）:デカブロモジフェニルエーテル
化学物質名（英名）:DECABROMODIPHENYLETHER
分子式:C12BR10O
示性式:BR5(C6)O(C6)BR5
SMILES:O(c(c(c(c(c1Br)Br)Br)Br)c1Br)c(c(c(c(c2Br)Br)Br)Br)c2Br
RTECS:KN3525000

構造式1163-19-5

化学物質名（別名）

物質名称 出典
1・1´―オキシビス(2・3・4・5・6―ペンタブロモベンゼン)(別名デカブロモジフェニルエーテル) 化審法第１種特定化学物質（平成２１年改正後）
デカブロモジフェニルエーテル KIS-NET 他
デカブロモジフェニルエーテル(PBDE#209) 環境省-化学物質と環境（化学物質環境実態調査）
デカブロモジフェニルエーテル;十臭素化ジフェニルエーテル;PBDE#209 環境分析法（水質）
十臭素化ジフェニルエーテル;デカブロモジフェニルエーテル 環境分析法（化学物質分析法開発調査報告書）
1,1'-oxybis[2,3,4,5,6-pentabromo]-benzene EHCs
2,2',3,3',4,4',5,5',6,6'-Decabromodiphenyl ether (BDE-209) Integrated Risk Information System
Benzene, 1,1'-oxybis[2,3,4,5,6-pentabromo]- OECD_HPV_SIDS（SIDS：Screening Information Data Set）
BIS(PENTABROMOPHENYL) ETHER ICSC（International Chemical Safety Cards）
Bis(pentabromophenyl)ether European Union Risk Assessment Report（EU_RAR）
decabromodiphenyl ether 経済産業省-化学物質排出把握管理促進法（PRTR制度/MSDS制度）（平成２０年改正以前） 他
decabromodiphenyl ether;PBDE#209;DecaBDE 環境分析法（水質） 他
Decabromodiphenyl_ether JapanChallenge優先情報収集対象物質リスト
DECABROMODIPHENYLETHER KIS-NET
Decabromodiphenyloxide 国際がん研究機関（IARC：International Agency for Research on Cancer）
2,2',3,3',4,4',5,5',6,6'-DecaBDE 環境分析法（化学物質分析法開発調査報告書）
2,2',3,3',4,4',5,5',6,6'-デカブロモジフェニルエーテル 環境分析法（化学物質分析法開発調査報告書）
2,2',3,3',4,4',5,5',6,6'-十臭素化ジフェニルエーテル 環境分析法（化学物質分析法開発調査報告書）
DecaBDE#209 環境分析法（化学物質分析法開発調査報告書）
十臭化ジフェニルエーテル 環境分析法（化学物質分析法開発調査報告書）

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 白色または淡黄色粉末 KIS-NET
その他特徴 水、エタノール、アセトン、ベンゼン等に不溶。 KIS-NET
分子量 959.29 959.3 KIS-NET
比重 3.02 3.02 KIS-NET
溶解度記述 不溶 KIS-NET
融点 300 300 deg C KIS-NET
濃縮性 無し～低い KIS-NET
オクタノール／水分配係数 6.05 6.05 環境省_測定値
生物分解性 難分解性 METI_既存点検
生物濃縮性 低濃縮性 METI_既存点検

用途

該当データがありません。

環境基準

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
環境基本法 環境基準 要調査項目（水質）（平成26年3月31日改訂前） 149 デカブロモジフェニルエーテル LINK

注釈

(注） 平成25年度に「水環境保全に向けた取組のための要調査項目リスト」が改訂されました。それに伴い、改訂前の対象物質を「環境基準 要調査項目（水質）（平成26年3月31日改訂前）」、改訂後の対象物質を「環境基準 要調査項目（水質）」とそれぞれ別のカテゴリとして整理しています。なお、「環境中濃度測定値」では、要調査項目モニタリングの対象物質ではなく参考として測定された場合も含めて掲載しています。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
化審法（規制等）【H21改正前】 化審法第二種監視化学物質（改正前） 429 デカブロモジフェニルエーテル LINK
化審法（既存物質情報） Japanチャレンジ デカブロモジフェニルエーテル LINK
化審法（既存物質情報） 既存点検（分解性・蓄積性） デカブロモジフェニルエーテル LINK
化審法（既存物質情報） 既存点検（生態影響） デカブロモジフェニルエーテル LINK
化審法（規制等）【H21改正後】 化審法第一種特定化学物質 33 １・１´―オキシビス（２・３・４・５・６―ペンタブロモベンゼン）（別名デカブロモジフェニルエーテル） LINK
化管法（PRTR）【平成20年改正前】 化管法（PRTR）第一種指定化学物質（改正前） 197 デカブロモジフェニルエーテル LINK
化管法（PRTR）【平成20年改正後】 化管法（PRTR）第一種指定化学物質 255 デカブロモジフェニルエーテル LINK
大気汚染防止法 有害大気汚染物質 第二条　第十三項 デカブロモジフェニルエーテル LINK

注釈

(注1） 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2） 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

●データおよびグラフ表示の際は、都道府県による絞り込みが可能です。プルダウンメニューから都道府県を指定して各ボタンをクリックしてください。
●業種別データおよびグラフはデータ数が多いため全国一括表示はできません。必ず都道府県を指定してください。
年度 都道府県 届出排出量(大気) 届出排出量(水域) 届出排出量(土壌) 届出排出量(埋立) 届出移動量(下水道) 届出移動量(事業所外) 届出外排出量(対象業種) 届出外排出量(非対象業種) 届出外排出量(家庭) 届出外排出量(移動体) 排出量総計 単位
2001 全国 2702 879 0 0 2665 86590 3582 kg/年
2002 全国 1003 533 0 0 3749 77197 1536 kg/年
2003 全国 34 1213 0 0 2694 126049 1247 kg/年
2004 全国 4 1950 0 0 2784 134661 1954 kg/年
2005 全国 16 1687 0 0 2727 163624 1703 kg/年
2006 全国 6 1784 0 0 2242 186171 1790 kg/年
2007 全国 22 1530 0 0 1804 220501 251 1804 kg/年
2008 全国 87 1639 0 0 1217 152560 217 1942 kg/年
2009 全国 33 2042 0 0 1661 149005 146 2221 kg/年
2010 全国 41 1504 0 0 1697 156989 199 1745 kg/年
2011 全国 18 1229 0 0 1074 141663 204 1451 kg/年
2012 全国 33 1405 0 0 607 150923 129 1567 kg/年
2013 全国 49 1361 0 0 315 141418 73 1483 kg/年
2014 全国 287 1042 0 0 311 102253 38 1367 kg/年
2015 全国 260 806 0 0 107 104319 37 1104 kg/年
2016 全国 490 829 0 0 51 127602 13 1332 kg/年
2017 全国 443 0 0 0 16 177197 6 450 kg/年
2018 全国 450 0 0 0 2 97522 110 560 kg/年
2019 全国 0 0 0 0 0 12500 75 75 kg/年
2020 全国 0 0 0 0 0 9200 62 62 kg/年
2021 全国 0 0 0 0 0 0 45 45 kg/年

注釈

(注1) 都道府県は、事業所の所在地です。

(注2) 本ページ上部の｢県指定｣で全国を選択した場合に表示する届出の値は、各事業所から届け出られたデータ （ダイオキシン類を除き小数点第１位まで）の合計について小数点第１位で四捨五入した値 （経済産業省公表：届出排出量・移動量の対象化学物質別集計結果 -1．排出・移動先別の集計-全国・業種別） であり、｢県指定｣で得られる各都道府県別の値（経済産業省公表：個別事業所データ）を全国分合計した値とは 異なる場合があります。

●以下リンク先で、事業所ごとの排出量や移動量、推定在庫量等の情報が確認できます。
：本物質の届出事業所を地図上に表示することができます（ただし、地図を拡大しないと検索できない点にご留意ください）。
：本物質の届出事業所リストを都道府県、市区町村と絞り込んで表示することができます。

環境中濃度測定値

年度 都道府県 調査名 媒体 検出地点数 調査地点数 検出検体数 調査検体数 最小値 最大値 算術平均 幾何平均 検出下限 単位 備考
1977 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 0 7 0 15 (0.2～2.5) μg/L
1977 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 0 7 0 15 (0.025～0.87) μg/g-dry
1987 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 0 24 0 75 (0.005) μg/g-wet
1987 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 0 25 0 75 (0.1) μg/L
1987 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 6 20 16 60 0.010 1.37 (0.007) μg/g-dry
1988 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 0 46 0 138 (0.005) μg/g-wet
1988 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 0 47 0 141 (0.06) μg/L
1988 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 15 43 39 129 0.004 6 (0.004) μg/g-dry
1996 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 0 11 0 33 (0.2) μg/L
1996 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 6 11 15 33 0.030 0.58 (0.025) μg/g-dry
2002 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 0 10 0 30 (0.00025) μg/g-wet
2002 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 1 38 2 114 0.24 0.59 (0.12) μg/L
2002 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 34 62 82 186 0.010 4.4 (0.0097) μg/g-dry
2003 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 0 2 0 6 (0.001) μg/g-wet
2003 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 2 5 6 15 0.037 0.076 (0.0097) μg/g-dry
2005 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 0 6 0 18 (0.0013) μg/L
2008 全国 化学物質と環境（環境省） 貝類 3 7 8 31 0.00010 0.00017 (0.000074) μg/g-wet
2008 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 4 16 5 76 0.000084 0.00023 (0.000074) μg/g-wet
2008 全国 化学物質と環境（環境省） 鳥類 1 2 4 10 0.000086 0.00011 (0.000074) μg/g-wet
2009 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 26 49 26 49 0.00021 0.0034 (0.0002) μg/L
2009 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（温） 28 37 28 37 0.005 0.031 (0.005) ng/m3
2009 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（寒） 29 37 29 37 0.005 0.045 (0.005) ng/m3
2009 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 64 64 192 192 0.00003 0.88 (0.00002) μg/g-dry
2010 全国 化学物質と環境（環境省） 貝類 2 6 2 6 0.00014 0.00019 (0.000097) μg/g-wet
2010 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 2 18 2 18 0.00011 0.00015 (0.000097) μg/g-wet
2010 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 31 49 31 49 0.00012 0.013 (0.0001) μg/L
2010 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（温） 10 37 10 37 0.0093 0.29 (0.0091) ng/m3
2010 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（寒） 21 37 21 37 0.012 0.088 (0.0091) ng/m3
2010 全国 化学物質と環境（環境省） 鳥類 0 2 0 2 (0.000097) μg/g-wet
2010 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 60 64 60 64 0.00011 0.70 (0.00008) μg/g-dry
2011 全国 化学物質と環境（環境省） 貝類 1 4 1 4 0.00024 0.00024 (0.00008) μg/g-wet
2011 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 2 18 2 18 0.00008 0.00009 (0.00008) μg/g-wet
2011 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 45 49 45 49 0.000015 0.058 (0.00002) μg/L
2011 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（温） 31 35 31 35 0.0040 0.030 (0.0040) ng/m3
2011 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（寒） 29 37 29 37 0.0040 0.044 (0.0040) ng/m3
2011 全国 化学物質と環境（環境省） 鳥類 1 1 1 1 0.00017 0.00017 (0.00008) μg/g-wet
2011 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 62 64 62 64 0.000025 0.70 (0.00002) μg/g-dry
2012 全国 化学物質と環境（環境省） 貝類 4 5 4 5 0.00005 0.00048 (0.00005) μg/g-wet
2012 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 11 19 11 19 0.00006 0.00038 (0.00005) μg/g-wet
2012 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 31 48 31 48 0.00022 0.012 (0.00022) μg/L
2012 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（温） 17 36 17 36 0.005 0.031 (0.005) ng/m3
2012 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（寒） 28 36 28 36 0.006 0.073 (0.005) ng/m3
2012 全国 化学物質と環境（環境省） 鳥類 2 2 2 2 0.00024 0.00026 (0.00005) μg/g-wet
2012 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 60 63 60 63 0.00011 0.76 (0.000089) μg/g-dry
2014 全国 化学物質と環境（環境省） 貝類 3 3 3 3 0.00012 0.00057 (0.00006) μg/g-wet
2014 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 13 19 13 19 0.00006 0.0003 (0.00006) μg/g-wet
2014 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 48 48 48 48 0.000014 0.0056 (0.000009) μg/L
2014 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（温） 24 36 24 36 0.004 0.064 (0.003) ng/m3
2014 全国 化学物質と環境（環境省） 鳥類 1 2 1 2 0.00014 0.00014 (0.00006) μg/g-wet
2014 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 61 63 61 63 0.00010 0.98 (0.00008) μg/g-dry
2015 全国 化学物質と環境（環境省） 貝類 1 3 1 3 0.00007 0.00007 (0.00007) μg/g-wet
2015 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 5 19 5 19 0.00008 0.00038 (0.00007) μg/g-wet
2015 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 48 48 48 48 0.00014 0.013 (0.000007) μg/L
2015 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（温） 30 35 30 35 0.0008 0.061 (0.0007) ng/m3
2015 全国 化学物質と環境（環境省） 鳥類 1 1 1 1 0.00009 0.00009 (0.00007) μg/g-wet
2015 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 62 62 62 62 0.00004 0.49 (0.00002) μg/g-dry
2016 全国 化学物質と環境（環境省） 貝類 1 3 1 3 0.00011 0.00011 (0.00010) μg/g-wet
2016 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 7 19 7 19 0.00011 0.00019 (0.00010) μg/g-wet
2016 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 48 48 48 48 0.000012 0.034 (0.000006) μg/L
2016 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（温） 35 37 35 37 0.001 0.086 (0.0010) ng/m3
2016 全国 化学物質と環境（環境省） 鳥類 0 2 0 2 (0.00010) μg/g-wet
2016 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 61 62 61 62 0.000064 0.94 (0.000041) μg/g-dry
2017 全国 化学物質と環境（環境省） 貝類 1 3 1 3 0.00018 0.00018 (0.00008) μg/g-wet
2017 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 1 19 1 19 0.0021 0.0021 (0.00008) μg/g-wet
2017 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 46 47 46 47 0.000008 0.0041 (0.000008) μg/L
2017 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（温） 34 37 34 37 0.0009 0.14 (0.0008) ng/m3
2017 全国 化学物質と環境（環境省） 鳥類 0 2 0 2 (0.00008) μg/g-wet
2017 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 62 62 62 62 0.000027 0.58 (0.000010) μg/g-dry
2018 全国 化学物質と環境（環境省） 貝類 0 3 0 3 (0.00008) μg/g-wet
2018 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 2 18 2 18 0.00008 0.00011 (0.00008) μg/g-wet
2018 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 47 47 47 47 0.000012 0.0027 (0.000004) μg/L
2018 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（温） 31 37 31 37 0.0008 0.019 (0.0008) ng/m3
2018 全国 化学物質と環境（環境省） 鳥類 2 2 2 2 0.00009 0.00050 (0.00008) μg/g-wet
2018 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 61 61 61 61 0.000014 0.52 (0.000014) μg/g-dry
2019 全国 化学物質と環境（環境省） 貝類 1 3 1 3 0.00018 0.00018 (0.00007) μg/g-wet
2019 全国 化学物質と環境（環境省） 魚類 0 16 0 16 (0.00007) μg/g-wet
2019 全国 化学物質と環境（環境省） 水質 48 48 48 48 0.000010 0.0022 (0.000006) μg/L
2019 全国 化学物質と環境（環境省） 大気（温） 32 36 32 36 0.0002 0.014 (0.0001) ng/m3
2019 全国 化学物質と環境（環境省） 鳥類 0 1 0 1 (0.00007) μg/g-wet
2019 全国 化学物質と環境（環境省） 底質 61 61 61 61 0.000014 0.56 (0.000002) μg/g-dry

注釈

複数の情報源のデータを一つの表で記載するために、情報源によって異なる定義の数値を記載していますのでご注意ください。

(注1） 有害大気汚染物質モニタリング：地点数、検体数、年平均値の最大、最小、平均を表しています。

　検出地点数：調査地点のうち月１回以上の頻度で１年間にわたって測定した地点数
　調査地点数：全調査地点数（年平均値として評価することができないデータも含めた数値）
　検出検体数：調査地点のうち月１回以上の頻度で１年間にわたって測定した地点における検体数
　調査検体数：全検体数（年平均値として評価することができないデータも含めた数値）

　最小値：調査地点のうち月１回以上の頻度で１年間にわたって測定した地点の年平均値の最小値
　最大値：調査地点のうち月１回以上の頻度で１年間にわたって測定した地点の年平均値の最大値
　算術平均：調査地点のうち月１回以上の頻度で１年間にわたって測定した地点の年平均値の算術平均（有効数字3桁目を四捨五入）

(注2） 要調査モニタリング：環境省「要調査項目等存在状況調査結果」に記載された物質（要調査対象物質以外の物質などを含む）について記載しました。値の算出方法に関しては データの出典ページをご参照ください。シアナミド（2014年度）、銅およびその化合物（2016年度）については、資料内で下限値が統一されておらず、分析結果の表内の値を採用しました。なお、算出前の値に関しては 環境省HPをご参照ください。

* : 2021年度の1,2,5,6,9,10-ヘキサブロモシクロドデカンについては、各異性体（α、β、γ、δ、ε）の集計値です。

(注3） 黒本調査：捕捉説明として、以下の記載を参照ください(環境省「化学物質と環境　化学物質環境調査結果概要一覧表」より)。

* : 同族体その他該当物質ごとの検出下限値の合計とした。

** : 水素化テルフェニルについては、標準物質（工業製品）のクロマトグラムにおいて得られた7本のピークのうち、分子量242のものをHT242a～HT242dとし、分子量236のものをHT236a～HT236cとして測定、定量した。

*** : ジエチルビフェニルについては、標準物質（工業製品）のクロマトグラムにおいて得られた4本のピークを DDa～DDdとして測定、定量した。

**** : ジベンジルトルエンについては、標準物質（工業製品）のクロマトグラムにおいて得られた7本のピークを DTa～DTgとして測定、定量した。

***** : HCH類の大気については、2003年度から2008年度に用いた大気試料採取装置の一部からHCH類が検出され、HCH類の測定に影響を及ぼすことが判明したが、個別のデータについて影響の有無を遡って判断することが困難であるため、この期間の全てのデータについて欠測扱いとすることとした。

****** : 2009年度のペルフルオロオクタンスルホン酸（PFOS）及びペルフルオロオクタン酸（PFOA）の調査は、直鎖のオクチル基を有するn-ペルフルオロオクタンスルホン酸及びn-ペルフルオロオクタン酸を分析対象としている。ただし、ペルフルオロオクタン酸（PFOA）の生物では、オクチル基が分鎖状の異性体が含まれる可能性を否定できていない。

******* : 2017年度のアルキル基の炭素数が12以外のポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル類の調査は、組成を推計した工業製品を用いて環境試料中の濃度を定量した。このため、アルキル基の炭素数が12以外のポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル類の結果については、参考値として掲載している。

(注4） MOE_公共用水域測定結果：「水質汚濁に係る環境基準（人の健康の保護に関する環境基準）」を超えた地点数と調査地点数を下記のように掲載しています。なお、備考の基準値は当該年度における値です。

　検出地点数：基準を超えた地点数
　調査地点数：全調査地点数

農薬出荷量

該当データがありません。

製造輸入量

年度 出典 官報公示整理番号 官報公示整理番号の名称 範囲下限（または合計数量） 範囲上限（または合計数量）
2000 化審法監視物質告示 3773 3773
2001 化審法監視物質告示 2323 2323
2002 化審法監視物質告示 2986 2986
2003 化審法監視物質告示 2330 2330
2004 化審法監視物質告示 2480 2480
2005 化審法監視物質告示 2250 2250
2006 化審法監視物質告示 1954 1954
2007 化審法監視物質告示 1965 1965
2008 化審法監視物質告示 1816 1816
2009 化審法監視物質告示 1398 1398

注釈

(注） 「範囲下限（または合計数量）」と「範囲上限（または合計数量）」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。

急性・慢性試験値

該当データがありません。

発がん性評価

評価機関 評価結果 評価結果詳細 リンク
IARC 3 Not classifiable as to carcinogenicity to humans

注釈

(注） 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

生態毒性

年度 物質名 試験種別 生物種 エンドポイント 結果 単位 備考
15 デカブロモジフェニルエーテル 藻類生長阻害試験 速度法0-72時間 半数影響濃度 藻類 EC50 >0.0052 ㎎/L
15 デカブロモジフェニルエーテル 藻類生長阻害試験 速度法0-72時間 無影響濃度 藻類 NOEC 0.0052 ㎎/L
15 デカブロモジフェニルエーテル 藻類生長阻害試験 面積法72時間 半数影響濃度 藻類 EC50 >0.0052 ㎎/L
15 デカブロモジフェニルエーテル 藻類生長阻害試験 面積法72時間 無影響濃度 藻類 NOEC >0.0052 ㎎/L
15 デカブロモジフェニルエーテル ミジンコ急性遊泳阻害試験 48時間 半数影響濃度 甲殻類 EC50 >0.0048 ㎎/L
15 デカブロモジフェニルエーテル ミジンコ繁殖試験 21日間 半数影響濃度 甲殻類 EC50 >0.0051 ㎎/L
15 デカブロモジフェニルエーテル ミジンコ繁殖試験 21日間 無影響濃度 甲殻類 NOEC >0.0051 ㎎/L
15 デカブロモジフェニルエーテル 魚類急性毒性試験 96時間 半数致死濃度 魚類 LC50 >0.0046 ㎎/L
19 デカブロモジフェニルエーテル 底質添加によるユスリカ毒性試験 羽化率 半数影響濃度 底生生物 EC50 >940 ㎎/kg
19 デカブロモジフェニルエーテル 底質添加によるユスリカ毒性試験 羽化率 無影響濃度 底生生物 NOEC 940 ㎎/kg

注釈

*1 ガイドラインの規定により、0-48時間の毒性値を求めた

*2 化学物質審査規制法の第三種監視化学物質相当であるかを判定する際に考慮した、ばく露開始後120時間の毒性値

*3 四塩化無水フタル酸は水溶液中で100%分解し、分解物としてテトラクロロフタル酸を生成するため、このテトラクロロフ タル酸(CAS No. 632-58-6)として実施した結果

*4 参考値

*5 追加試験結果

*6 pH調整有り

*7 設定濃度に基づく毒性値

*8 実測濃度に基づく毒性値

*9 羽化率及び変態速度より求めた毒性値

*10 変態速度より求めた毒性値

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
1994 IPCS EHC Brominated diphenylethers (EHC 162, 1994) - LINK
1999 IARC AGENTS REVIEWED BY THE IARC MONOGRAPHS 48, 71/ 1999 - LINK
2003 環境省 化学物質の環境リスク評価 2巻 生態リスク NO11 D LINK
2003 環境省 化学物質の環境リスク評価 2巻 健康リスク NO11 C LINK
2005 NEDO 化学物質の初期リスク評価書　（財団法人化学物質評価研究機構、独立行政法人製品評価技術基盤機構（独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構委託事業）） 評価書No.56 デカブロモジフェニルエーテル （最終公開日 : 2005.07 / 評価指針Version : 1) - LINK
2005 NEDO 有害性評価書　（評価書No.1～100番台：財団法人化学物質評価研究機構、独立行政法人製品評価技術基盤機構（独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構委託事業）/200番台：独立行政法人製品評価技術基盤機構/300番台：財団法人化学物質評価研究機構（経済産業省委託事業）） 評価書No.56 デカブロモジフェニルエーテル (公表・更新年月 : 2005/02) - LINK
2006 環境省 化学物質の環境リスク評価 5巻 生態リスク(追加) NO4 D LINK
2008 ECB EU_RAR ECB#013 / Priority List#1 -
2008 EPA IRIS 2,2',3,3',4,4',5,5',6,6'-Decabromodiphenyl ether (BDE-209) ( last_significant_revision : 2008/06/30) - LINK
2008 OECD HPV SIDS Chemicals -
2008 IPCS ICSC ICSC:1689 BIS(PENTABROMOPHENYL) ETHER (Date of Peer Review: November 2008) - LINK
2010 NEDO 詳細リスク評価書　（独立行政法人産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センター（独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構委託事業）） 評価書No.23 デカブロモジフェニルエーテル - LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
大気汚染防止法 排出基準等（有害大気汚染物質） デカブロモジフェニルエーテル 知見の集積等、各主体の責務を規定　事業者及び国民の排出抑制等自主的取組、国の科学的知見の充実、自治体の汚染状況把握等 LINK

注釈

(注1） 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2） 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

該当データがありません。

PRTR対象物質選定基準

選定基準およびクラス
変異原性クラス-1
経口慢性クラス-3
総合製造輸入量クラス1
総合モニタリング検出結果-YY

事故事例

該当データがありません。

事故時処理内容

該当データがありません。

環境分析法

年度 出典id 分析法id 出典名 分析法名 媒体名
1977 9 466 化学物質環境調査分析方法報告書（昭和52年度） ●ヘキサブロモベンゼン;ジブロモクレジルグリシジルエーテル;デカブロモジフェニルエーテルの分析法 水、底質
1987 24 847 化学物質分析法開発調査報告書（昭和61年度） ◯デカブロモジフェニルエーテル;テトラブロモビスフェノールA;p,p’-ジクロロベンジル酸エチル;ビス(トリブロモフェノキシ)エタン;ヘキサブロモジフェニルエーテル;オクタブロモジフェニルエーテル;ヘキサブロモシクロドデカンの分析法 水、生物、底質
1996 33 1036 化学物質分析法開発調査報告書（平成7年度） ◯フサライド;ヘプタクロルエポキシド;デカブロモジフェニルエーテルの分析法 水、底質
2001 56 1203 要調査項目等調査マニュアル（平成13年度版） ポリブロモジフェニルエーテルの分析法 水、生物、底質
2003 104 1244 化学物質分析法開発調査報告書（平成14年度） ◯臭素系難燃化剤の分析法 大気
2003 104 1248 化学物質分析法開発調査報告書（平成14年度） ◯ポリ臭素化ジフェニルエーテルの分析法 大気
2005 109 11319 化学物質分析法開発調査報告書（平成16年度） ◯PBDEs(ポリブロモジフェニルエーテル類)の分析法 水
2010 119 11658 要調査項目等調査マニュアル（平成22年度版） ポリブロモジフェニルエーテルの分析法 水

注釈

(注） 分析法名の先頭の記号は報告書に記載された分析方法の適用の可否を次のように整理した結果です。
　　◯：検討された対象物質・媒体の全てについて使用に適している。
　　●：検討された対象物質・媒体の一部に関してのみ使用に適している。
　　▲：検討された対象物質・媒体の全てに関して使用が困難である。

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