化学物質詳細情報

3,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチル-2-プロピニル)ベンズアミド
chem_id:YOK00011
CAS RN®:23950-58-5
化学物質名(和名):3,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチル-2-プロピニル)ベンズアミド
化学物質名(英名):3,5-DICHLORO-N-(1,1-DIMETHYLPROPYNYL)BENZAMIDE
分子式:C12H11CL2NO
示性式:CL2(C6H3)CONHC(CH3)2CCH
SMILES:CC(C)(NC(=O)c1cc(Cl)cc(Cl)c1)C#C
RTECS:CV3460000

構造式23950-58-5

化学物質名(別名)

物質名称 出典
3,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチル-2-プロピニル)ベンズアミド KIS-NET 他
3,5-ジクロロ-N-(1,1-ジメチル-2-プロピニル)ベンズアミド(別名プロピザミド) 経済産業省-化学物質排出把握管理促進法(PRTR制度/MSDS制度)(平成20年改正以前) 他
プロピザミド 環境分析法(その他) 他
三・五―ジクロロ―N―(一・一―ジメチル―二―プロピニル)ベンズアミド(別名プロピザミド) 水質汚濁防止法 事故時措置(指定物質)
3,5-dichloro-N-(1,1-dimethyl-2-propynyl)-benzamide 環境分析法(その他) 他
3,5-dichloro-N-(1,1-dimethyl-2-propynyl)benzamide; propyzamide 経済産業省-化学物質排出把握管理促進法(PRTR制度/MSDS制度)(平成20年改正以前) 他
3,5-DICHLORO-N-(1,1-DIMETHYLPROPYNYL)BENZAMIDE KIS-NET
Pronamide Integrated Risk Information System
PROPYZAMIDE 食品衛生法(ポジティブリスト)

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 無色の液体 KIS-NET
分子量 256.1 256.14 KIS-NET
水溶性 15 KIS-NET
水溶性測定温度 25 deg C KIS-NET
蒸気圧測定温度 0 deg C KIS-NET
融点 155 156 deg C KIS-NET
熱分解性 融点より高い温度で分解し有毒なCl ̄,NOxのガスを発する KIS-NET

用途

用途
除草剤

環境基準

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
環境基本法 環境基準 要監視項目(水質-健康項目-公共用水域) プロピザミド LINK
環境基本法 環境基準 要監視項目(水質-健康項目-地下水) プロピザミド LINK

注釈

(注) 平成25年度に「水環境保全に向けた取組のための要調査項目リスト」が改訂されました。それに伴い、改訂前の対象物質を「環境基準 要調査項目(水質)(平成26年3月31日改訂前)」、改訂後の対象物質を「環境基準 要調査項目(水質)」とそれぞれ別のカテゴリとして整理しています。なお、「環境中濃度測定値」では、要調査項目モニタリングの対象物質ではなく参考として測定された場合も含めて掲載しています。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
化審法(既存物質情報) 既存点検(生態影響) プロピザミド LINK
化管法(PRTR)【平成20年改正前】 化管法(PRTR)第一種指定化学物質(改正前) 122 三・五―ジクロロ―N―(一・一―ジメチル―二―プロピニル)ベンズアミド(別名プロピザミド) LINK
化管法(PRTR)【平成20年改正後】 化管法(PRTR)第一種指定化学物質 162 三・五―ジクロロ―N―(一・一―ジメチル―二―プロピニル)ベンズアミド(別名プロピザミド) LINK
農薬取締法 登録農薬有効成分 プロピザミド LINK
農薬取締法 ゴルフ場農薬指針 プロピザミド LINK
食品衛生法 食品の成分に係る規格(残留基準)が定められている物質 第370号第1Aの6又は7又は9 プロピザミド LINK
水質汚濁防止法 事故時措置(指定物質) 第十四条の二 三・五―ジクロロ―N―(一・一―ジメチル―二―プロピニル)ベンズアミド(別名プロピザミド) LINK
水道法 水質管理目標設定項目 15(農薬類) リスト番号=97 プロピザミド LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

●データおよびグラフ表示の際は、都道府県による絞り込みが可能です。プルダウンメニューから都道府県を指定して各ボタンをクリックしてください。
●業種別データおよびグラフはデータ数が多いため全国一括表示はできません。必ず都道府県を指定してください。
年度 都道府県 届出排出量(大気) 届出排出量(水域) 届出排出量(土壌) 届出排出量(埋立) 届出移動量(下水道) 届出移動量(事業所外) 届出外排出量(対象業種) 届出外排出量(非対象業種) 届出外排出量(家庭) 届出外排出量(移動体) 排出量総計 単位
2002 全国 17950 17950 kg/年
2003 全国 15400 15400 kg/年
2004 全国 1898 13602 15500 kg/年
2005 全国 2738 15762 18500 kg/年
2006 全国 2586 15914 18500 kg/年
2007 全国 4265 15685 19950 kg/年
2008 全国 5713 21137 26850 kg/年
2009 全国 5424 22576 28000 kg/年
2010 全国 29600 29600 kg/年
2011 全国 32250 32250 kg/年
2012 全国 32494 32494 kg/年
2013 全国 29206 29206 kg/年
2014 全国 0 0 0 0 0 62 29164 29164 kg/年
2015 全国 0 0 0 0 0 59 13798 13798 kg/年
2016 全国 0 0 0 0 0 54 16220 16220 kg/年
2017 全国 0 0 0 0 0 44 20990 20990 kg/年
2018 全国 0 0 0 0 0 54 24916 24916 kg/年
2019 全国 0 0 0 0 0 41 20003 20003 kg/年
2020 全国 0 0 0 0 0 19 19872 19872 kg/年
2021 全国 0 0 0 0 0 37 33726 33726 kg/年

注釈

(注1) 都道府県は、事業所の所在地です。

(注2) 本ページ上部の「県指定」で全国を選択した場合に表示する届出の値は、各事業所から届け出られたデータ (ダイオキシン類を除き小数点第1位まで)の合計について小数点第1位で四捨五入した値 (経済産業省公表:届出排出量・移動量の対象化学物質別集計結果 -1.排出・移動先別の集計-全国・業種別) であり、「県指定」で得られる各都道府県別の値(経済産業省公表:個別事業所データ)を全国分合計した値とは 異なる場合があります。

●以下リンク先で、事業所ごとの排出量や移動量、推定在庫量等の情報が確認できます。
:本物質の届出事業所を地図上に表示することができます(ただし、地図を拡大しないと検索できない点にご留意ください)。
:本物質の届出事業所リストを都道府県、市区町村と絞り込んで表示することができます。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

年度 都道府県 出荷量 単位
1975 全国 5.10 tまたはkL
1976 全国 9.65 tまたはkL
1977 全国 7.75 tまたはkL
1978 全国 4.35 tまたはkL
1979 全国 9.05 tまたはkL
1980 全国 9.85 tまたはkL
1981 全国 11.60 tまたはkL
1982 全国 11.05 tまたはkL
1983 全国 12.10 tまたはkL
1984 全国 13.65 tまたはkL
1985 全国 16.00 tまたはkL
1986 全国 16.75 tまたはkL
1987 全国 17.45 tまたはkL
1988 全国 21.35 tまたはkL
1989 全国 24.45 tまたはkL
1990 全国 26.60 tまたはkL
1991 全国 29.40 tまたはkL
1992 全国 24.95 tまたはkL
1993 全国 22.10 tまたはkL
1994 全国 18.75 tまたはkL
1995 全国 19.75 tまたはkL
1996 全国 20.10 tまたはkL
1997 全国 20.25 tまたはkL
1998 全国 20.75 tまたはkL
1999 全国 19.85 tまたはkL
2000 全国 5.10 tまたはkL
2002 全国 18.05 tまたはkL
2003 全国 15.45 tまたはkL
2004 全国 15.70 tまたはkL
2005 全国 18.50 tまたはkL
2006 全国 18.45 tまたはkL
2007 全国 19.95 tまたはkL
2008 全国 26.80 tまたはkL
2009 全国 28.20 tまたはkL
2010 全国 29.75 tまたはkL
2011 全国 32.25 tまたはkL
2012 全国 32.49 tまたはkL
2013 全国 29.28 tまたはkL
2014 全国 29.30 tまたはkL
2015 全国 13.83 tまたはkL
2016 全国 16.37 tまたはkL
2017 全国 20.90 tまたはkL
2018 全国 24.89 tまたはkL
2019 全国 28.52 tまたはkL
2020 全国 36.88 tまたはkL
2021 全国 37.15 tまたはkL

注釈

● 年度は農薬年度です。2000農薬年度の出荷量とは1999年10月~2000年9月に出荷された農薬の量となります。

● 出荷量の値は、各農薬出荷量に原体の含有率を乗じて合算した値の小数点第3位を四捨五入したものです。

● カスガマイシン一塩酸塩、水酸化第二銅・塩基性硫酸銅・無水硫酸銅・塩基性硫化銅、燐酸第二鉄水和物、石灰硫黄合剤、ヒドロキシイソキサゾールカリウムは、それぞれカスガマイシン、銅、鉄、全硫化態硫黄、ヒドロキシイソキサゾールとしての出荷量です。

● ストレプトマイシンに関しては、その原体がストレプトマイシン塩酸塩、ストレプトマイシン硫酸塩、塩酸塩と硫酸塩の混合物の場合が混在していたため、ストレプトマイシンに集約して整理しています。

製造輸入量

該当データがありません。

急性・慢性試験値

該当データがありません。

発がん性評価

該当データがありません。

生態毒性

年度 物質名 試験種別 生物種 エンドポイント 結果 単位 備考
15 プロピザミド 藻類生長阻害試験 速度法0-72時間 半数影響濃度 藻類 EC50 3.4 ㎎/L
15 プロピザミド 藻類生長阻害試験 速度法0-72時間 無影響濃度 藻類 NOEC 0.32 ㎎/L
15 プロピザミド 藻類生長阻害試験 面積法72時間 半数影響濃度 藻類 EC50 1.3 ㎎/L
15 プロピザミド 藻類生長阻害試験 面積法72時間 無影響濃度 藻類 NOEC 0.30 ㎎/L
15 プロピザミド ミジンコ急性遊泳阻害試験 48時間 半数影響濃度 甲殻類 EC50 >10 ㎎/L
15 プロピザミド ミジンコ繁殖試験 21日間 半数影響濃度 甲殻類 EC50 5.4 ㎎/L
15 プロピザミド ミジンコ繁殖試験 21日間 無影響濃度 甲殻類 NOEC 2.2 ㎎/L
15 プロピザミド 魚類急性毒性試験 96時間 半数致死濃度 魚類 LC50 >9.8 ㎎/L

注釈

*1 ガイドラインの規定により、0-48時間の毒性値を求めた

*2 化学物質審査規制法の第三種監視化学物質相当であるかを判定する際に考慮した、ばく露開始後120時間の毒性値

*3 四塩化無水フタル酸は水溶液中で100%分解し、分解物としてテトラクロロフタル酸を生成するため、このテトラクロロフ タル酸(CAS No. 632-58-6)として実施した結果

*4 参考値

*5 追加試験結果

*6 pH調整有り

*7 設定濃度に基づく毒性値

*8 実測濃度に基づく毒性値

*9 羽化率及び変態速度より求めた毒性値

*10 変態速度より求めた毒性値

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
1987 EPA IRIS Pronamide ( last_significant_revision : 1987/01/31) - LINK
2003 環境省 化学物質の環境リスク評価 2巻 生態リスク(追加) NO56 D LINK
2006 環境省 化学物質の環境リスク評価 5巻 生態リスク(追加) NO5 D LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
農薬取締法 ゴルフ場農薬指針 プロピザミド 指針値 0.5mg/L LINK
食品衛生法(ポジティブリスト制度規制対象物質) プロピザミド 残留基準は食品ごとに異なります。リンク先「残留農薬基準値検索システム(公益財団法人 日本食品化学研究振興財団)」を参照してください LINK
水質汚濁に係る環境基準 要監視項目(人健康項目-公共用水域) プロピザミド 指針値 0.008mg/l以下 LINK
水質汚濁に係る環境基準 要監視項目(人健康項目-地下水) プロピザミド 指針値 0.008mg/l以下 LINK
水質汚濁防止法 事故時措置(指定物質) 三・五―ジクロロ―N―(一・一―ジメチル―二―プロピニル)ベンズアミド(別名プロピザミド) 事故時措置 事故時の措置が義務付けられています LINK
水道水質基準 水質管理目標設定項目 プロピザミド 目標値 0.05mg/L 農薬類の目標値=検出値と目標値の比の和として、1以下 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

該当データがありません。

PRTR対象物質選定基準

選定基準およびクラス
経口慢性クラス-2
総合製造輸入量クラス1
総合モニタリング検出結果-*
生態毒性クラス-2

事故事例

該当データがありません。

事故時処理内容

該当データがありません。

環境分析法

年度 出典id 分析法id 出典名 分析法名 媒体名
1986 99 10761 Test Methods for Evaluating Solid Waste: Physical/Chemical Methods (EPA 530/SW-846) EPA8270B: SEMIVOLATILE ORGANIC COMPOUNDS BY GAS CHROMATOGRAPHY/MASS SPECTROMETRY (GC/MS): CAPILLARY COLUMN TECHNIQUE
2000 87 11267 底質調査方法(平成13年3月) 有機化合物 6.2 農薬 6.2.1 農薬 底質
2003 81 281 農薬取締法第3条第1項第4号から第7号までに掲げる場合に該当するかどうかの基準を定める等の件 第1号イの環境大臣の定める基準(平成15年4月10日現在) ※ポジティブリスト制度が導入されたことによりこの基準は廃止されました。 (95)プロピザミド試験法 農作物
2012 144 11979 底質調査方法(平成24年8月) 有機化合物 6.2 農薬 6.2.1 農薬 底質

注釈

(注) 分析法名の先頭の記号は報告書に記載された分析方法の適用の可否を次のように整理した結果です。
  ◯:検討された対象物質・媒体の全てについて使用に適している。
  ●:検討された対象物質・媒体の一部に関してのみ使用に適している。
  ▲:検討された対象物質・媒体の全てに関して使用が困難である。

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