化学物質詳細情報

ビス(8-キノリラト)銅(II)
chem_id:YOK00009
CAS RN®:10380-28-6
化学物質名(和名):ビス(8-キノリラト)銅(II)
化学物質名(英名):BIS(8-QUINOLATO)COPPER(II)
分子式:C18H12CUN2O2
示性式:
SMILES:O([Cu]Oc1cccc2cccnc12)c3cccc4cccnc34
RTECS:VC5250000

構造式10380-28-6

化学物質名(別名)

物質名称 出典
オキシン銅 環境省-化学物質の環境リスク初期評価関連 他
オキシン銅(有機銅) 水道法 水質管理目標設定項目 他
ビス(8-キノリノラト)銅 PRTR 対象物質選定基準
ビス(8-キノリノラト)銅(II) 化審法 既存点検 分解性蓄積性
ビス(8-キノリノラト)銅(別名オキシン銅又は有機銅) 経済産業省-化学物質排出把握管理促進法(PRTR制度/MSDS制度)(平成20年改正以前) 他
ビス(8-キノリラト)銅(II) KIS-NET
BIS(8-QUINOLATO)COPPER(II) KIS-NET
bis(8-quinolinolato)copper; oxine-copper 経済産業省-化学物質排出把握管理促進法(PRTR制度/MSDS制度)(平成20年改正以前) 他
Copper 8-hydroxyquinoline 国際がん研究機関(IARC:International Agency for Research on Cancer)
COPPER 8-QUINOLATE ICSC(International Chemical Safety Cards)
OXINE-COPPER 食品衛生法(ポジティブリスト)

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 オリーブ緑色の粉末 KIS-NET
その他特徴 270℃で分解 KIS-NET
分子量 351.86 351.9 KIS-NET
比重 1.63 KIS-NET
溶解度記述 水の不溶 KIS-NET
酸アルカリ分解性 pH2.7~pH12で安定 KIS-NET
光分解性 紫外線では分解しない KIS-NET
熱分解性 270℃で分解。加熱すると分解してNOxを含む毒性のガスを発する。 KIS-NET
生物分解性 難分解性 METI_既存点検

用途

用途
殺菌剤
殺虫殺菌剤

環境基準

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
環境基本法 環境基準 要監視項目(水質-健康項目-公共用水域) オキシン銅(有機銅) LINK
環境基本法 環境基準 要監視項目(水質-健康項目-地下水) オキシン銅(有機銅) LINK

注釈

(注) 平成25年度に「水環境保全に向けた取組のための要調査項目リスト」が改訂されました。それに伴い、改訂前の対象物質を「環境基準 要調査項目(水質)(平成26年3月31日改訂前)」、改訂後の対象物質を「環境基準 要調査項目(水質)」とそれぞれ別のカテゴリとして整理しています。なお、「環境中濃度測定値」では、要調査項目モニタリングの対象物質ではなく参考として測定された場合も含めて掲載しています。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
化審法(規制等)【H21改正前】 化審法第三種監視化学物質(改正前) 252 ビス(8-キノリノラト)銅(別名オキシン銅又は有機銅) LINK
化審法(既存物質情報) 既存点検(分解性・蓄積性) ビス(キノリン-κN-8-オラト-κO)銅(II)(別名ビス(8-キノリノラト)銅(II)、オキシン銅又は有機銅) LINK
化管法(PRTR)【平成20年改正前】 化管法(PRTR)第一種指定化学物質(改正前) 246 ビス(八―キノリノラト)銅(別名オキシン銅又は有機銅) LINK
化管法(PRTR)【平成20年改正後】 化管法(PRTR)第一種指定化学物質 325 ビス(八―キノリノラト)銅(別名オキシン銅又は有機銅) LINK
農薬取締法 ゴルフ場農薬指針 オキシン銅(有機銅) LINK
食品衛生法 食品の成分に係る規格(残留基準)が定められている物質 第370号第1Aの6又は7又は9 オキシン銅 LINK
水道法 水質管理目標設定項目 15(農薬類) リスト番号=25 オキシン銅(有機銅) LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

●データおよびグラフ表示の際は、都道府県による絞り込みが可能です。プルダウンメニューから都道府県を指定して各ボタンをクリックしてください。
●業種別データおよびグラフはデータ数が多いため全国一括表示はできません。必ず都道府県を指定してください。
年度 都道府県 届出排出量(大気) 届出排出量(水域) 届出排出量(土壌) 届出排出量(埋立) 届出移動量(下水道) 届出移動量(事業所外) 届出外排出量(対象業種) 届出外排出量(非対象業種) 届出外排出量(家庭) 届出外排出量(移動体) 排出量総計 単位
2001 全国 792 1 0 0 0 10071 197 381672 382662 kg/年
2002 全国 1000 2 0 0 0 22016 6 373202 374210 kg/年
2003 全国 0 0 0 0 0 252 4 331652 331656 kg/年
2004 全国 0 0 0 0 0 3030 312853 8879 321732 kg/年
2005 全国 0 0 0 0 0 10427 308640 12925 321565 kg/年
2006 全国 0 1100 0 0 0 4474 285553 6607 293260 kg/年
2007 全国 0 510 0 0 0 1781 0 274821 5427 280758 kg/年
2008 全国 0 960 0 0 0 1760 0 275170 8064 284194 kg/年
2009 全国 0 270 0 0 0 3723 250142 16727 267139 kg/年
2010 全国 0 230 0 0 0 6543 253207 253437 kg/年
2011 全国 0 0 0 0 0 1006 0 252611 252611 kg/年
2012 全国 0 290 0 0 3 3376 0 245157 245447 kg/年
2013 全国 0 1200 0 0 44 1003 3 245228 246431 kg/年
2014 全国 0 0 0 0 0 1796 44 254157 254201 kg/年
2015 全国 0 0 0 0 2 6087 0 253364 253364 kg/年
2016 全国 0 0 0 0 0 1547 2 247348 247350 kg/年
2017 全国 0 0 0 0 0 830 239413 239413 kg/年
2018 全国 0 0 0 0 6 1676 243967 243967 kg/年
2019 全国 0 0 0 0 0 2357 6 246741 246747 kg/年
2020 全国 0 380 0 0 10 1500 246726 247106 kg/年
2021 全国 0 330 0 0 0 508 10 229374 229714 kg/年

注釈

(注1) 都道府県は、事業所の所在地です。

(注2) 本ページ上部の「県指定」で全国を選択した場合に表示する届出の値は、各事業所から届け出られたデータ (ダイオキシン類を除き小数点第1位まで)の合計について小数点第1位で四捨五入した値 (経済産業省公表:届出排出量・移動量の対象化学物質別集計結果 -1.排出・移動先別の集計-全国・業種別) であり、「県指定」で得られる各都道府県別の値(経済産業省公表:個別事業所データ)を全国分合計した値とは 異なる場合があります。

●以下リンク先で、事業所ごとの排出量や移動量、推定在庫量等の情報が確認できます。
:本物質の届出事業所を地図上に表示することができます(ただし、地図を拡大しないと検索できない点にご留意ください)。
:本物質の届出事業所リストを都道府県、市区町村と絞り込んで表示することができます。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

年度 都道府県 出荷量 単位
1967 全国 61.53 tまたはkL
1968 全国 152.01 tまたはkL
1969 全国 153.65 tまたはkL
1970 全国 148.44 tまたはkL
1971 全国 141.12 tまたはkL
1972 全国 308.73 tまたはkL
1973 全国 186.10 tまたはkL
1974 全国 358.43 tまたはkL
1975 全国 253.48 tまたはkL
1976 全国 335.36 tまたはkL
1977 全国 413.05 tまたはkL
1978 全国 473.83 tまたはkL
1979 全国 513.70 tまたはkL
1980 全国 523.64 tまたはkL
1981 全国 388.20 tまたはkL
1982 全国 329.96 tまたはkL
1983 全国 419.69 tまたはkL
1984 全国 489.97 tまたはkL
1985 全国 500.63 tまたはkL
1986 全国 526.69 tまたはkL
1987 全国 513.20 tまたはkL
1988 全国 589.36 tまたはkL
1989 全国 604.94 tまたはkL
1990 全国 559.87 tまたはkL
1991 全国 566.09 tまたはkL
1992 全国 550.24 tまたはkL
1993 全国 518.77 tまたはkL
1994 全国 464.98 tまたはkL
1995 全国 462.77 tまたはkL
1996 全国 433.43 tまたはkL
1997 全国 427.03 tまたはkL
1998 全国 428.00 tまたはkL
1999 全国 442.07 tまたはkL
2000 全国 407.67 tまたはkL
2001 全国 387.72 tまたはkL
2002 全国 371.51 tまたはkL
2003 全国 330.23 tまたはkL
2004 全国 320.32 tまたはkL
2005 全国 320.02 tまたはkL
2006 全国 291.35 tまたはkL
2007 全国 279.15 tまたはkL
2008 全国 282.05 tまたはkL
2009 全国 266.61 tまたはkL
2010 全国 252.77 tまたはkL
2011 全国 252.66 tまたはkL
2012 全国 252.63 tまたはkL
2013 全国 253.34 tまたはkL
2014 全国 254.81 tまたはkL
2015 全国 253.31 tまたはkL
2016 全国 252.82 tまたはkL
2017 全国 244.59 tまたはkL
2018 全国 244.42 tまたはkL
2019 全国 247.89 tまたはkL
2020 全国 220.76 tまたはkL
2021 全国 229.80 tまたはkL

注釈

● 年度は農薬年度です。2000農薬年度の出荷量とは1999年10月~2000年9月に出荷された農薬の量となります。

● 出荷量の値は、各農薬出荷量に原体の含有率を乗じて合算した値の小数点第3位を四捨五入したものです。

● カスガマイシン一塩酸塩、水酸化第二銅・塩基性硫酸銅・無水硫酸銅・塩基性硫化銅、燐酸第二鉄水和物、石灰硫黄合剤、ヒドロキシイソキサゾールカリウムは、それぞれカスガマイシン、銅、鉄、全硫化態硫黄、ヒドロキシイソキサゾールとしての出荷量です。

● ストレプトマイシンに関しては、その原体がストレプトマイシン塩酸塩、ストレプトマイシン硫酸塩、塩酸塩と硫酸塩の混合物の場合が混在していたため、ストレプトマイシンに集約して整理しています。

製造輸入量

該当データがありません。

急性・慢性試験値

該当データがありません。

発がん性評価

評価機関 評価結果 評価結果詳細 リンク
IARC 3 Not classifiable as to carcinogenicity to humans

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

生態毒性

該当データがありません。

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
1987 IARC AGENTS REVIEWED BY THE IARC MONOGRAPHS 15, Suppl. 7/ 1987 - LINK
2003 環境省 化学物質の環境リスク評価 2巻 生態リスク(追加) NO16 A LINK
2006 IPCS ICSC ICSC:0756 COPPER 8-QUINOLATE (Date of Peer Review: April 2006) - LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
農薬取締法 ゴルフ場農薬指針 オキシン銅(有機銅) 指針値 0.4mg/L LINK
食品衛生法(ポジティブリスト制度規制対象物質) オキシン銅 残留基準は食品ごとに異なります。リンク先「残留農薬基準値検索システム(公益財団法人 日本食品化学研究振興財団)」を参照してください LINK
水質汚濁に係る環境基準 要監視項目(人健康項目-公共用水域) オキシン銅(有機銅) 指針値 0.04mg/l以下 LINK
水質汚濁に係る環境基準 要監視項目(人健康項目-地下水) オキシン銅(有機銅) 指針値 0.04mg/l以下 LINK
水道水質基準 水質管理目標設定項目 オキシン銅(有機銅) 目標値 0.03mg/L 農薬類の目標値=検出値と目標値の比の和として、1以下 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

該当データがありません。

PRTR対象物質選定基準

選定基準およびクラス
経口慢性クラス-3
総合製造輸入量クラス1
総合モニタリング検出結果-*
生態毒性クラス-1

事故事例

該当データがありません。

事故時処理内容

該当データがありません。

環境分析法

年度 出典id 分析法id 出典名 分析法名 媒体名
2003 81 72 農薬取締法第3条第1項第4号から第7号までに掲げる場合に該当するかどうかの基準を定める等の件 第1号イの環境大臣の定める基準(平成15年4月10日現在) ※ポジティブリスト制度が導入されたことによりこの基準は廃止されました。 (92)オキシン銅試験法 農作物

注釈

(注) 分析法名の先頭の記号は報告書に記載された分析方法の適用の可否を次のように整理した結果です。
  ◯:検討された対象物質・媒体の全てについて使用に適している。
  ●:検討された対象物質・媒体の一部に関してのみ使用に適している。
  ▲:検討された対象物質・媒体の全てに関して使用が困難である。

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