化学物質詳細情報

無水マレイン酸
chem_id:TKY00226
CAS RN®:108-31-6
化学物質名(和名):無水マレイン酸
化学物質名(英名):MALEICANHYDRIDE
分子式:C4H2O3
示性式:
SMILES:O=C1OC(=O)C=C1
RTECS:ON3675000

構造式108-31-6

化学物質名(別名)

物質名称 出典
無水マレイン酸 KIS-NET 他
maleic anhydride 環境分析法(その他) 他
MALEICANHYDRIDE KIS-NET

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 黒、白の混ざった結晶、無色針状晶 KIS-NET
その他特徴 昇華性 KIS-NET
分子量 98.06 KIS-NET
比重 1.48 1.5 KIS-NET
比重測定温度 20 deg C KIS-NET
蒸気密度 3.4 KIS-NET
溶解度記述 30℃の水に溶けてマレイン酸を生成する。 KIS-NET
蒸気圧 1 hPa KIS-NET
蒸気圧測定温度 44 deg C KIS-NET
融点 52.8 57 deg C KIS-NET
沸点 202 deg C KIS-NET
燃焼性 熱、火に触れると燃えあがる。引火性あり。 KIS-NET
発火点 472 472 deg C KIS-NET
引火点 100 100 deg C KIS-NET
混合危険性 水、水蒸気と反応して発熱する。酸化剤と反応する。アルカリ金属、アミン類、Ca(OH)2,Li,K,KOH,Na,NaOH,ピリジンと激しく反応する。陽イオン、塩基との混合不可 KIS-NET
爆発範囲 1.4 1.4 % KIS-NET
加水分解性 30℃の水に溶けてマレイン酸を生成する KIS-NET
熱分解性 加熱すると分解して有毒な煙を発する。 KIS-NET
生物分解性 良好 KIS-NET
水安定性    不安定 KIS-NET
熱安定性    不安定 KIS-NET
生物分解性 良分解性 METI_既存点検

用途

用途
輸出
中間物
合成繊維
合成樹脂
防汚剤
樹脂用添加剤
紙用添加剤

環境基準

該当データがありません。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
化審法(規制等)【H21改正前】 化審法第二種監視化学物質(改正前) 1053 無水マレイン酸 LINK
化審法(既存物質情報) Japanチャレンジ 無水マレイン酸 LINK
化審法(既存物質情報) 既存点検(分解性・蓄積性) 無水マレイン酸 LINK
化管法(PRTR)【平成20年改正前】 化管法(PRTR)第一種指定化学物質(改正前) 313 無水マレイン酸 LINK
化管法(PRTR)【平成20年改正後】 化管法(PRTR)第一種指定化学物質 414 無水マレイン酸 LINK
大気汚染防止法 有害大気汚染物質 第二条 第十三項 無水マレイン酸 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

●データおよびグラフ表示の際は、都道府県による絞り込みが可能です。プルダウンメニューから都道府県を指定して各ボタンをクリックしてください。
●業種別データおよびグラフはデータ数が多いため全国一括表示はできません。必ず都道府県を指定してください。
年度 都道府県 届出排出量(大気) 届出排出量(水域) 届出排出量(土壌) 届出排出量(埋立) 届出移動量(下水道) 届出移動量(事業所外) 届出外排出量(対象業種) 届出外排出量(非対象業種) 届出外排出量(家庭) 届出外排出量(移動体) 排出量総計 単位
2001 全国 10004 236 0 220 13458 249516 153 10613 kg/年
2002 全国 6061 121 0 250 13413 375388 47 6478 kg/年
2003 全国 8029 373 0 180 431 409400 261 8843 kg/年
2004 全国 7488 1816 0 0 712 432859 0 9305 kg/年
2005 全国 5518 63 0 0 529 356745 210 5791 kg/年
2006 全国 5710 68 0 0 651 342468 4750 10528 kg/年
2007 全国 4914 66 0 0 525 372557 329 5308 kg/年
2008 全国 2512 27 0 0 499 258123 241 2780 kg/年
2009 全国 2607 23 0 0 406 250644 227 2858 kg/年
2010 全国 4809 49 0 0 330 270886 242 1635 6734 kg/年
2011 全国 2779 773 0 0 328 295825 170 1921 5642 kg/年
2012 全国 4138 11 0 0 285 274872 158 1531 5837 kg/年
2013 全国 5863 31 0 0 184 89614 128 1717 7739 kg/年
2014 全国 3710 24 0 0 90 78977 82 1736 5552 kg/年
2015 全国 3080 14 0 0 131 108530 40 1646 4780 kg/年
2016 全国 2571 9 0 0 151 44438 59 1648 4288 kg/年
2017 全国 4046 9 0 0 221 46141 69 1602 5726 kg/年
2018 全国 3504 7 0 0 136 53791 100 1663 5274 kg/年
2019 全国 2841 26 0 0 205 42856 62 1650 4578 kg/年
2020 全国 2271 6 0 0 79 33498 3 1650 3929 kg/年
2021 全国 2228 10 0 0 79 39338 1 3551 5791 kg/年

注釈

(注1) 都道府県は、事業所の所在地です。

(注2) 本ページ上部の「県指定」で全国を選択した場合に表示する届出の値は、各事業所から届け出られたデータ (ダイオキシン類を除き小数点第1位まで)の合計について小数点第1位で四捨五入した値 (経済産業省公表:届出排出量・移動量の対象化学物質別集計結果 -1.排出・移動先別の集計-全国・業種別) であり、「県指定」で得られる各都道府県別の値(経済産業省公表:個別事業所データ)を全国分合計した値とは 異なる場合があります。

●以下リンク先で、事業所ごとの排出量や移動量、推定在庫量等の情報が確認できます。
:本物質の届出事業所を地図上に表示することができます(ただし、地図を拡大しないと検索できない点にご留意ください)。
:本物質の届出事業所リストを都道府県、市区町村と絞り込んで表示することができます。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

該当データがありません。

製造輸入量

年度 出典 官報公示整理番号 官報公示整理番号の名称 範囲下限(または合計数量) 範囲上限(または合計数量)
2001 化学物質の製造・輸入量に関する実態調査 2-1101 無水マレイン酸 100000.00 1000000.00
2009 化審法監視物質告示 69769 69769

注釈

(注) 「範囲下限(または合計数量)」と「範囲上限(または合計数量)」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。

急性・慢性試験値

該当データがありません。

発がん性評価

評価機関 評価結果 評価結果詳細 リンク
ACGIH A4 発がん性物質として分類できない物質

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

生態毒性

該当データがありません。

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
1988 EPA IRIS Maleic anhydride ( last_significant_revision : 1988/08/22) - LINK
2005 ACGIH ACGIH 2005 -
2005 IPCS ICSC ICSC:0799 MALEIC ANHYDRIDE (Date of Peer Review: October 2005) - LINK
2006 NEDO 有害性評価書 (評価書No.1~100番台:財団法人化学物質評価研究機構、独立行政法人製品評価技術基盤機構(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構委託事業)/200番台:独立行政法人製品評価技術基盤機構/300番台:財団法人化学物質評価研究機構(経済産業省委託事業)) 評価書No.119 無水マレイン酸 (公表・更新年月 : 2006/12) - LINK
2008 OECD HPV SIDS Chemicals -
2008 NEDO 化学物質の初期リスク評価書 (財団法人化学物質評価研究機構、独立行政法人製品評価技術基盤機構(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構委託事業)) 評価書No.119 無水マレイン酸 (最終公開日 : 2008.06 / 評価指針Version : 2) - LINK
2009 日本産業衛生学会 Recommendation of Occupational Exposure Limits 2008-2009 - LINK
2021 環境省 化学物質の環境リスク評価 19巻 健康リスク NO10 B(吸入曝露 LINK
2021 環境省 化学物質の環境リスク評価 19巻 生態リスク NO10 LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
大気汚染防止法 排出基準等(有害大気汚染物質) 無水マレイン酸 知見の集積等、各主体の責務を規定 事業者及び国民の排出抑制等自主的取組、国の科学的知見の充実、自治体の汚染状況把握等 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

種類 単位 評価機関名
TLV 0.10 ppm ACGIH
OEL 0.8 mg/m3 日本産業衛生学会
OEL 0.1 ppm 日本産業衛生学会
OEL 0.2 ppm 日本産業衛生学会
OEL 0.4 mg/m3 日本産業衛生学会

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

PRTR対象物質選定基準

選定基準およびクラス
感作性クラス-1
総合製造輸入量クラス1

事故事例

該当データがありません。

事故時処理内容

事故時処理内容
水噴霧
防止堤で囲む

環境分析法

年度 出典id 分析法id 出典名 分析法名 媒体名
1986 99 10761 Test Methods for Evaluating Solid Waste: Physical/Chemical Methods (EPA 530/SW-846) EPA8270B: SEMIVOLATILE ORGANIC COMPOUNDS BY GAS CHROMATOGRAPHY/MASS SPECTROMETRY (GC/MS): CAPILLARY COLUMN TECHNIQUE

注釈

(注) 分析法名の先頭の記号は報告書に記載された分析方法の適用の可否を次のように整理した結果です。
  ◯:検討された対象物質・媒体の全てについて使用に適している。
  ●:検討された対象物質・媒体の一部に関してのみ使用に適している。
  ▲:検討された対象物質・媒体の全てに関して使用が困難である。

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