化学物質詳細情報
エチレンイミン
chem_id:TKY00025
CAS RN®:151-56-4
化学物質名(和名):エチレンイミン
化学物質名(英名):ETHYLENEIMINE
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化学物質名(別名)
物質名称 | 出典 |
---|---|
エチレンイミン | KIS-NET 他 |
Aziridine (NB: Overall evaluation upgraded from 3 to 2Bwith supporting evidence fromother relevant data) | 国際がん研究機関(IARC:International Agency for Research on Cancer) |
ethyleneimine | KIS-NET 他 |
Ethylenimine | ACGIH許容濃度 他 |
物性情報
物性項目 | 最小値 | 最大値 | 単位 | 物性 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
外観 | 揮発性液体,無色 | KIS-NET | |||
臭気 | アンモニア様刺激臭 | KIS-NET | |||
その他特徴 | 不安定なため安定剤として力性アルカリを用いる。 | KIS-NET | |||
分子量 | 43.07 | 43.08 | KIS-NET | ||
比重 | 0.83 | 0.83 | KIS-NET | ||
比重測定温度 | 20 | 25 | deg C | KIS-NET | |
蒸気密度 | 1.48 | 1.48 | KIS-NET | ||
蒸気圧 | 3.37 | 160 | hPa | KIS-NET | |
蒸気圧測定温度 | -40 | 20 | deg C | KIS-NET | |
融点 | -73.9 | -71.5 | deg C | KIS-NET | |
沸点 | 144 | 144 | deg C | KIS-NET | |
粘度 | 0.42 | 0.42 | KIS-NET | ||
燃焼性 | 熱炎、酸化剤に曝すとひ火災の危険性。常温で発火する。 | KIS-NET | |||
発火点 | 320 | 320 | deg C | KIS-NET | |
引火点 | -11 | -11 | deg C | KIS-NET | |
爆発範囲 | 3.6 | 3.6 | % | KIS-NET | |
その他の化学反応 | 酢酸、無水酢酸、アクロレイン、アクリル酸、塩化アリル、CS2、Cl2、クロロスルホン酸、エピクロロヒドリン、グリオキサール、HC1、HF、HNO3、発煙硫酸、ベータープロピオラクトン、Ag、Na0C1、H2SO4、酢酸ビニルと激しく反応する。熱そしてもしくは触媒的に活性な物質あるいは塩素イオンにより激しい発熱反応が起り危険である。 | KIS-NET |
用途
該当データがありません。
環境基準
該当データがありません。
法規制
※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。注釈
(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。
(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
対策等
該当データがありません。
外部サイト内個別物質ページへのリンク
外部サイト名称 | 化学物質名称 | link_url |
---|---|---|
ChemiCOCO 化学物質情報検索支援システム | エチレンイミン | LINK |
PRTR制度
●データおよびグラフ表示の際は、都道府県による絞り込みが可能です。プルダウンメニューから都道府県を指定して各ボタンをクリックしてください。●業種別データおよびグラフはデータ数が多いため全国一括表示はできません。必ず都道府県を指定してください。
年度 | 都道府県 | 届出排出量(大気) | 届出排出量(水域) | 届出排出量(土壌) | 届出排出量(埋立) | 届出移動量(下水道) | 届出移動量(事業所外) | 届出外排出量(対象業種) | 届出外排出量(非対象業種) | 届出外排出量(家庭) | 届出外排出量(移動体) | 排出量総計 | 単位 |
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2001 | 全国 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 120 | 1293 | 1297 | kg/年 | |||
2002 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2003 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2004 | 全国 | 2800 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2800 | kg/年 | ||||
2005 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2006 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2007 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2008 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2009 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | |||
2010 | 全国 | 691 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 691 | kg/年 | ||||
2011 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2012 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2013 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2014 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2015 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2016 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2017 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2018 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2019 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2020 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2021 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 | ||||
2022 | 全国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | kg/年 |
注釈
(注1) 都道府県は、事業所の所在地です。
(注2) 本ページ上部の「県指定」で全国を選択した場合に表示する届出の値は、各事業所から届け出られたデータ
(ダイオキシン類を除き小数点第1位まで)の合計について小数点第1位で四捨五入した値
(経済産業省公表:届出排出量・移動量の対象化学物質別集計結果 -1.排出・移動先別の集計-全国・業種別)
であり、「県指定」で得られる各都道府県別の値(経済産業省公表:個別事業所データ)を全国分合計した値とは
異なる場合があります。
環境中濃度測定値
年度 | 都道府県 | 調査名 | 媒体 | 検出地点数 | 調査地点数 | 検出検体数 | 調査検体数 | 最小値 | 最大値 | 算術平均 | 幾何平均 | 検出下限 | 単位 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2006 | 全国 | 化学物質と環境(環境省) | 水質 | 0 | 6 | 0 | 18 | (0.004) | μg/L | |||||
2007 | 全国 | 化学物質と環境(環境省) | 大気 | 0 | 6 | 0 | 18 | (2.7) | ng/m3 |
注釈
複数の情報源のデータを一つの表で記載するために、情報源によって異なる定義の数値を記載していますのでご注意ください。
(注1) 有害大気汚染物質モニタリング:地点数、検体数、年平均値の最大、最小、平均を表しています。
検出地点数:調査地点のうち月1回以上の頻度で1年間にわたって測定した地点数
調査地点数:全調査地点数(年平均値として評価することができないデータも含めた数値)
検出検体数:調査地点のうち月1回以上の頻度で1年間にわたって測定した地点における検体数
調査検体数:全検体数(年平均値として評価することができないデータも含めた数値)
最小値:調査地点のうち月1回以上の頻度で1年間にわたって測定した地点の年平均値の最小値
最大値:調査地点のうち月1回以上の頻度で1年間にわたって測定した地点の年平均値の最大値
算術平均:調査地点のうち月1回以上の頻度で1年間にわたって測定した地点の年平均値の算術平均(有効数字3桁目を四捨五入)
(注2) 要調査モニタリング:環境省「要調査項目等存在状況調査結果」に記載された物質(要調査対象物質以外の物質などを含む)について記載しました。値の算出方法に関しては データの出典ページをご参照ください。シアナミド(2014年度)、銅およびその化合物(2016年度)については、資料内で下限値が統一されておらず、分析結果の表内の値を採用しました。なお、算出前の値に関しては 環境省HPをご参照ください。
* : 2021年度の1,2,5,6,9,10-ヘキサブロモシクロドデカンについては、各異性体(α、β、γ、δ、ε)の集計値です。
(注3) 黒本調査:捕捉説明として、以下の記載を参照ください(環境省「化学物質と環境 化学物質環境調査結果概要一覧表」より)。
* : 同族体その他該当物質ごとの検出下限値の合計とした。
** : 水素化テルフェニルについては、標準物質(工業製品)のクロマトグラムにおいて得られた7本のピークのうち、分子量242のものをHT242a~HT242dとし、分子量236のものをHT236a~HT236cとして測定、定量した。
*** : ジエチルビフェニルについては、標準物質(工業製品)のクロマトグラムにおいて得られた4本のピークを DDa~DDdとして測定、定量した。
**** : ジベンジルトルエンについては、標準物質(工業製品)のクロマトグラムにおいて得られた7本のピークを DTa~DTgとして測定、定量した。
***** : HCH類の大気については、2003年度から2008年度に用いた大気試料採取装置の一部からHCH類が検出され、HCH類の測定に影響を及ぼすことが判明したが、個別のデータについて影響の有無を遡って判断することが困難であるため、この期間の全てのデータについて欠測扱いとすることとした。
****** : 2009年度のペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の調査は、直鎖のオクチル基を有するn-ペルフルオロオクタンスルホン酸及びn-ペルフルオロオクタン酸を分析対象としている。ただし、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)の生物では、オクチル基が分鎖状の異性体が含まれる可能性を否定できていない。
******* : 2017年度のアルキル基の炭素数が12以外のポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル類の調査は、組成を推計した工業製品を用いて環境試料中の濃度を定量した。このため、アルキル基の炭素数が12以外のポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル類の結果については、参考値として掲載している。
(注4) MOE_公共用水域測定結果:「水質汚濁に係る環境基準(人の健康の保護に関する環境基準)」を超えた地点数と調査地点数を下記のように掲載しています。なお、備考の基準値は当該年度における値です。
検出地点数:基準を超えた地点数
調査地点数:全調査地点数
農薬出荷量
該当データがありません。
製造輸入量
年度 | 出典 | 官報公示整理番号 | 官報公示整理番号の名称 | 範囲下限(または合計数量) | 範囲上限(または合計数量) |
---|---|---|---|---|---|
2009 | 化審法監視物質告示 | 162 | 162 |
注釈
(注) 「範囲下限(または合計数量)」と「範囲上限(または合計数量)」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。
急性・慢性試験値
該当データがありません。
発がん性評価
評価機関 | 評価結果 | 評価結果詳細 | リンク |
---|---|---|---|
IARC | 2B | Possibly carcinogenic to humans | |
ACGIH | A3 | 動物実験で発がん性が認められた物質 |
注釈
(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
生態毒性
該当データがありません。
リスク評価関連文書の情報源
年度 | 評価組織名 | リスク評価書名 | 巻・号 | 判定 | 備考 | リンク |
---|---|---|---|---|---|---|
1992 | EPA | IRIS | Ethyleneimine ( last_significant_revision : 1992/04/01) | - | LINK | |
1999 | IARC | AGENTS REVIEWED BY THE IARC MONOGRAPHS | 9, Suppl. 7, 71/ 1999 | - | LINK | |
2002 | IPCS | ICSC | ICSC:0100 ETHYLENEIMINE (Date of Peer Review: October 2002) | - | LINK | |
2005 | ACGIH | ACGIH | 2005 | - | ||
2009 | 日本産業衛生学会 | Recommendation of Occupational Exposure Limits | 2008-2009 | - | LINK | |
2014 | 環境省 | 化学物質の環境リスク評価 | 12巻 生態リスク NO1 | C | LINK | |
2014 | 環境省 | 化学物質の環境リスク評価 | 12巻 健康リスク NO1 | C | LINK |
分類と表示
該当データがありません。
基準値等
基準値名 | 規制名称 | 基準値等 | リンク |
---|---|---|---|
大気汚染防止法 排出基準等(有害大気汚染物質) | エチレンイミン | 知見の集積等、各主体の責務を規定 事業者及び国民の排出抑制等自主的取組、国の科学的知見の充実、自治体の汚染状況把握等 | LINK |
注釈
(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。
(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
許容濃度等
種類 | 値 | 単位 | 評価機関名 |
---|---|---|---|
TLV | 0.50 | ppm | ACGIH |
OEL | 0.88 | mg/m3 | 日本産業衛生学会 |
OEL | 0.5 | ppm | 日本産業衛生学会 |
注釈
(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
PRTR対象物質選定基準
選定基準およびクラス |
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発がん性クラス-2 |
変異原性クラス-1 |
総合製造輸入量クラス1 |
事故事例
発生日 | 発生時刻 | 事故の名称 | 被害金額(万円) | 死亡者数 | 負傷者数 | 事故の概要 | 事故の原因 | 場所 |
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1962-09-02 | 00:00:00 | メラミン,アンモニア-噴出 | 1 | 4 | 4基あるメラミン合成塔のうち,No.1合成塔は運転中,No.2合成塔は作業員3名で取出準備にかかりつつあり,No.3合成塔は2名で取出作業中であった。事故の発生したNo.4合成塔は2名で取出準備にかかっていたものと思われる。このような状況下で運転中,突然No.4合成塔の底部蓋からガスが吹き出し,その勢いで作業中の2名と近くにいた作業員3名が吹き飛ばされた。 | No.4合成塔はまだ反応が完了せず,運転中であったにも拘らず運転員からの指示を待たずに取出口の2名の作業員が誤って取出しにかかり,8個あるナットのうち6個を取り外したので,内圧に耐えず蓋が飛び内部のアンモニアガスとメラミン粉が噴出したものである。 | 富山県 |
事故時処理内容
事故時処理内容 |
---|
水噴霧 |
避難を検討する |
防止堤で囲む |
環境分析法
年度 | 出典id | 分析法id | 出典名 | 分析法名 | 媒体名 |
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2006 | 110 | 11403 | 化学物質分析法開発調査報告書(平成17年度)【修正追記版】 | ◯エチレンイミンの分析法 | 水 |
2006 | 111 | 11428 | 化学物質分析法開発調査報告書(平成18年度)【修正追記版】 | ◯エチレンイミン(別名:アミノエチレン)の分析法 | 大気 |
注釈
(注) 分析法名の先頭の記号は報告書に記載された分析方法の適用の可否を次のように整理した結果です。
◯:検討された対象物質・媒体の全てについて使用に適している。
●:検討された対象物質・媒体の一部に関してのみ使用に適している。
▲:検討された対象物質・媒体の全てに関して使用が困難である。