化学物質詳細情報

n-ヘプタン
chem_id:TKV00042
CAS RN®:142-82-5
化学物質名(和名):n-ヘプタン
化学物質名(英名):N-HEPTANE
分子式:C7H16
示性式:C7H16
SMILES:C(CCCCC)C
RTECS:MI7700000

構造式142-82-5

化学物質名(別名)

物質名称 出典
n-ヘプタン KIS-NET 他
ヘプタン 経済産業省-製造輸入量
heptane OECD_HPV_SIDS(SIDS:Screening Information Data Set) 他
n-Heptane KIS-NET 他

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 無色の液体 KIS-NET
その他特徴 引火性,揮発性,可燃性 KIS-NET
分子量 100.2 KIS-NET
比重 0.67 0.68 KIS-NET
比重測定温度 20 25 deg C KIS-NET
蒸気密度 3.45 KIS-NET
溶解度記述 水に不溶 KIS-NET
蒸気圧 40 hPa KIS-NET
蒸気圧測定温度 23.3 deg C KIS-NET
オクタノール/水分配係数 4.66 4.66 KIS-NET
沸点 98.4 98.52 deg C KIS-NET
燃焼性 火災,爆発の危険性大。熱や炎に曝すと危険。中程度の爆発性 KIS-NET
発火点 223 223 deg C KIS-NET
引火点 -4 -4 deg C KIS-NET
混合危険性 P+Clと激しく反応。酸化性物質と激しく反応し得る。 KIS-NET
爆発範囲 1.1 1.1 % KIS-NET
熱分解性 加熱すると分解して刺激性の煙とガスを発する。 KIS-NET
熱安定性    不安定 KIS-NET
生物分解性 良分解性 METI_既存点検

用途

用途
接着剤
その他

環境基準

該当データがありません。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
化審法(既存物質情報) 既存点検(分解性・蓄積性) n-ヘプタン LINK
大気汚染防止法 揮発性有機化合物(VOC) 第二条 第四項 n-ヘプタン LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

該当データがありません。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

該当データがありません。

製造輸入量

年度 出典 官報公示整理番号 官報公示整理番号の名称 範囲下限(または合計数量) 範囲上限(または合計数量)
2001 化学物質の製造・輸入量に関する実態調査 2-0007 ヘプタン 100.00 1000.00

注釈

(注) 「範囲下限(または合計数量)」と「範囲上限(または合計数量)」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。

急性・慢性試験値

試験種別 生物種 経路 エンドポイント 暴露時間 暴露時間単位 最小値 最大値 単位 毒性記述
急性・慢性毒性 経気道 TCL0 6 1000 1000 ppm

発がん性評価

評価機関 評価結果 評価結果詳細 リンク
IRIS D 人及び動物において発がん性の証拠が不十分で有る物質または発がん性の証拠となるデータが無い物質

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

生態毒性

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リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
1993 EPA IRIS n-Heptane ( last_significant_revision : 1993/01/01) - LINK
1997 IPCS ICSC ICSC:0657 n-HEPTANE (Date of Peer Review: November 1997) - LINK
2005 ACGIH ACGIH 2005 -
2008 OECD HPV SIDS Chemicals -
2009 日本産業衛生学会 Recommendation of Occupational Exposure Limits 2008-2009 - LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
大気汚染防止法 排出基準等(揮発性有機化合物(VOC)) n-ヘプタン 施設ごとの排出基準  400~60,000ppmC LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

種類 単位 評価機関名
TLV 400.00 ppm ACGIH
OEL 200 ppm 日本産業衛生学会
OEL 820 mg/m3 日本産業衛生学会

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

PRTR対象物質選定基準

該当データがありません。

事故事例

発生日 発生時刻 事故の名称 被害金額(万円) 死亡者数 負傷者数 事故の概要 事故の原因 場所
1967-06-30 14:20:00 ポリプロピレンプラントアタクチックポリマー分離器火災 1 分離器で溶剤を含有したポリマーを加熱して,溶剤を気化させてポリマーと分離するが,この分離器の試運転中に振動が発生したので鉄製の掻き取り棒で付着ポリマーをとりのぞく作業中に溶剤蒸気が発火・火災となった。 分離器のハンドホールと鉄棒との摩擦で溶剤(ヘプタン)蒸気が発火した。 四日市コンビナート
1974-10-22 02:20:00 ポリプロピレンプラント 150 4 プラントの停止操作中窒素循環プロアーで大きな音がしてカップリング部付近でクラインダーを掛けるような火花が連続して出ていたので,直ちにスイッチを切ったところ,ほとんど同時に流出したヘプタン・潤滑油に着火し4名が火傷を受けた。 塩酸分の存在からインペラーに応力腐食によるクラックが発生し高応力により,急速にこのクラックが拡がり羽根が熔接部付近で離れ切損した。この結果不均一な力が一度に増大し衝撃的な力となって,軸受及びカップリングに加えられ瞬時に双方が破壊された。 千葉コンビナート
1991-08-02 16:28:00 n-ヘプタンを遠心分離機に投入した時に発生した火災 45 0 1 カルボン酸のメチル化工程において生成結晶物のn-ヘプタンスラリー液を2000Lステンレス反応釜より、500Lステンレス移動式タンクに取り出し、遠心分離機の近くに移動後、10Lステンレス容器にてスラリー液を遠心分離機に投入して作業を進めた。遠心分離機操作の最後に、n-ヘプタンでかけ洗いをするため、n-ヘプタンを別の10Lステンレス容器にて、本体に投入した時、本体内部から発火した。 遠心分離機は、高速回転をしており、結晶をろ過するろ布はポリプロピレン製であるため、n-ヘプタン投入中に、ろ布の内部で静電気が発生し、これが金属製容器にスパークし、n-ヘプタンに引火したものと思われる。 福島県

事故時処理内容

事故時処理内容
避難を検討する
防止堤で囲む

環境分析法

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