化学物質詳細情報

ペンタン

chem_id:TKV00019

CAS RN®:109-66-0

化学物質名(和名):ペンタン

化学物質名(英名):PENTANE

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化学物質名(別名)

物質名称 出典
n-ペンタン 化審法 既存点検 分解性蓄積性 他
ペンタン KIS-NET 他
n-PENTANE ACGIH許容濃度 他
pentane KIS-NET 他

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 無色 KIS-NET
臭気 芳香 KIS-NET
その他特徴 引火性 KIS-NET
分子量 72.15 72.17 KIS-NET
比重 0.62 0.62 KIS-NET
比重測定温度 20 20 deg C KIS-NET
溶解度記述 エーテルに可溶、エタノールに微溶、水に不溶、 KIS-NET
蒸気圧 400 400 hPa KIS-NET
蒸気圧測定温度 18.5 18.5 deg C KIS-NET
オクタノール/水分配係数 3.39 3.39 KIS-NET
融点 -129.7 -129.7 deg C KIS-NET
沸点 36.1 36.1 deg C KIS-NET
燃焼性 火災、爆発の危険あり、309℃で自然発火する。 KIS-NET
発火点 309 309 deg C KIS-NET
引火点 -40 -40 deg C KIS-NET
爆発範囲 1.5 1.5 % KIS-NET
熱分解性 熱に不安定 KIS-NET
熱安定性    不安定 KIS-NET
生物分解性 良分解性 METI_既存点検

用途

用途
中間物
ゴム製品
接着剤

注釈

(注) 2025年3月から農薬用途の情報源やアルゴリズムを変更しました。生物農薬、展着剤などの一部は収集・表示の対象外です。失効農薬についても用途を記載しています。また、本物質(原体)が含まれる農薬製剤の用途を示しているため、必ずしも本物質自体の機能とは限りません。(例:殺虫殺菌剤と表示されていても、両者の機能を有しているとは限らない)

環境基準

該当データがありません。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
化審法(既存物質情報) Japanチャレンジ ペンタン LINK
化審法(既存物質情報) 既存点検(分解性・蓄積性) n-ペンタン LINK
大気汚染防止法 揮発性有機化合物(VOC) 第二条 第四項 n-ペンタン LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

該当データがありません。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

該当データがありません。

製造輸入量

年度 出典 官報公示整理番号 官報公示整理番号の名称 範囲下限(または合計数量) 範囲上限(または合計数量)
2001 化学物質の製造・輸入量に関する実態調査 2-0005 ペンタン 10000.00 100000.00

注釈

(注) 「範囲下限(または合計数量)」と「範囲上限(または合計数量)」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。

急性・慢性試験値

該当データがありません。

発がん性評価

該当データがありません。

生態毒性

該当データがありません。

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
2005 IPCS ICSC ICSC:0534 n-PENTANE (Date of Peer Review: April 2005) - LINK
2008 ECB EU_RAR ECB#043 / Priority List#2 -
2008 OECD HPV SIDS Chemicals -
2005 ACGIH ACGIH 2005 -
2009 日本産業衛生学会 Recommendation of Occupational Exposure Limits 2008-2009 - LINK

分類と表示

規制名称 種別 名称
EU 67/548/EEC Risk Phrases R12
EU 67/548/EEC Risk Phrases R51/53
EU 67/548/EEC Risk Phrases R65
EU 67/548/EEC Risk Phrases R66
EU 67/548/EEC Risk Phrases R67
EU 67/548/EEC Safety Phrases S16
EU 67/548/EEC Safety Phrases S2
EU 67/548/EEC Safety Phrases S29
EU 67/548/EEC Safety Phrases S33
EU 67/548/EEC Safety Phrases S61
EU 67/548/EEC Safety Phrases S62
EU 67/548/EEC Safety Phrases S9

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
大気汚染防止法 排出基準等(揮発性有機化合物(VOC)) n-ペンタン 施設ごとの排出基準  400~60,000ppmC LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

種類 単位 評価機関名
TLV 600.00 ppm ACGIH
OEL 300 ppm 日本産業衛生学会
OEL 880 mg/m3 日本産業衛生学会

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

PRTR対象物質選定基準

該当データがありません。

事故事例

発生日 発生時刻 事故の名称 被害金額(万円) 死亡者数 負傷者数 事故の概要 事故の原因 場所
1985-08-05 12:40:00 溶剤回収タンクからのn-ペンタン漏洩 5 0 0 工場内の危険物一般取扱所の附属設備であるペンタン回収装置の溶剤回収タンク(容量2-1m3)のLIT(液面コントロール計)が故障したため,作業員が手動運転で溶剤回収タンクからの送液を開始したが,その後運転を停止し放置していたため,溶剤回収タンクが満液となり,オーバフローし,バージガスコンデンサーを経てシールポットに逆流し,シールポットのドレン配管から工場内の側溝へ漏洩(約200L)した。 ラテックス工場内の危険物一般取扱所の附属設備であるペンタン回収装置の溶剤回収タンクの液面発信路の不調から自動運転を手動運転に切替えて移動中,運転者が液量を判断ミスし,溶剤回収タンクが満液となり,溶剤のペンタンが溶剤回収タンクよりオーバーフローし,パージガスコンデンサーを経てシールポットに逆流シールポットのドレン配管より工場内の側溝に漏洩したもの。 兵庫県姫路市
1992-04-15 00:52:00 非危険物を製造中発泡剤に引火した火災 1 果実包装材製造装置の製品出口部分において、同装置の発泡剤として使用している第4類特殊引火物ペンタンに静電気の火花が引火し火災となったものである。事故時の温度:押出機先端部温度85℃、事故時の圧力:押出機先端部圧力80?90kg/平方センチメートル(押出機を出た直後:大気圧)、製品出口時の温度:60?70℃(推定) 押出機スタート時は、原料樹脂粘度が高く、十分発泡しない不良物品が多数発生する。その際、樹脂と製品出口及び樹脂相互の摩擦により静電気が発生し、その火花が発泡剤のペンタンから発生している蒸気に引火したものである。なお、事故時における静電気対策としては、装置にはアースが設置され、従業員は、木綿製作業衣に静電靴、静電手袋を着用していた。 青森県中津軽郡相馬村
1992-11-05 03:55:00 施工不良による配管からの漏えいによる火災 12022 1 地下タンク貯蔵所(許可施設)からポンプを介し容量900リットルのフロンガス用タンク4基(無許可)のうちの1基へペンタンを充填中配管部分から漏れ、可燃性ガスが発生し何らかの着火源により引火発炎しフロンガス用タンク内のペンタン及び作業場、倉庫内にあった製品(フルーツネット)材料(ポリエチレン)と同建物等を焼損したもの。 フロンガスを貯蔵していた高圧ガスタンクを危険物タンクに使用し、又、配管においても自社施工であり、漏えい等の危険性は十分考えられる。 岡山県吉備郡真備町

事故時処理内容

事故時処理内容
避難を検討する
防止堤で囲む

環境分析法

該当データがありません。

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