化学物質詳細情報

臭素

chem_id:TKT00025

CAS RN®:7726-95-6

化学物質名(和名):臭素

化学物質名(英名):BROMINE

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化学物質名(別名)

物質名称 出典
臭化物イオン 環境基本法 要調査項目
臭素 KIS-NET 他
BROMIDE 食品衛生法(ポジティブリスト)
bromine KIS-NET 他

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 暗赤色液体ないし斜方晶系の結晶 KIS-NET
その他特徴 刺激性の有毒蒸気を発生し、腐食性が強く、金属および有機物を侵す。強力な酸化剤。 KIS-NET
分子量 159.82 159.83 KIS-NET
比重 2.92 3.12 KIS-NET
比重測定温度 20 59 deg C KIS-NET
蒸気密度 5.5 5.5 KIS-NET
溶解度記述 水に微溶 KIS-NET
蒸気圧 175 175 hPa KIS-NET
蒸気圧測定温度 21 21 deg C KIS-NET
融点 -7.3 -7.2 deg C KIS-NET
沸点 58.73 58.8 deg C KIS-NET
燃焼性 不燃性 KIS-NET
引火点 -7.2 -7.2 deg C KIS-NET
混合危険性 加熱すれば高度に毒性のあるガスを発し、水や水蒸気と反応して毒性と腐食性のあるガスを発する。 KIS-NET
混合発火危険性程度 濃塩酸に触れると激しく発熱し、また有機物質に触れると火災を起こす。 KIS-NET
光分解性 直射日光を避ける。 KIS-NET
熱分解性 熱に不安定 KIS-NET
光安定性    不安定 KIS-NET
熱安定性    不安定 KIS-NET

用途

該当データがありません。

環境基準

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
環境基本法 環境基準 要調査項目(水質) 94 臭化物イオン LINK

注釈

(注) 平成25年度に「水環境保全に向けた取組のための要調査項目リスト」が改訂されました。それに伴い、改訂前の対象物質を「環境基準 要調査項目(水質)(平成26年3月31日改訂前)」、改訂後の対象物質を「環境基準 要調査項目(水質)」とそれぞれ別のカテゴリとして整理しています。なお、「環境中濃度測定値」では、要調査項目モニタリングの対象物質ではなく参考として測定された場合も含めて掲載しています。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
化管法(PRTR)【平成20年改正後】 化管法(PRTR)第一種指定化学物質 234 臭素 LINK
食品衛生法 食品の成分に係る規格(残留基準)が定められている物質 第370号第1Aの6又は7又は9 臭素 LINK
毒劇法 劇物_法 別表第2第50号 臭素 LINK
大気汚染防止法 特定物質 第十七条 第一項 臭素 LINK
水質汚濁防止法 事故時措置(指定物質) 第十四条の二 臭素 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

●データおよびグラフ表示の際は、都道府県による絞り込みが可能です。プルダウンメニューから都道府県を指定して各ボタンをクリックしてください。
●業種別データおよびグラフはデータ数が多いため全国一括表示はできません。必ず都道府県を指定してください。
年度 都道府県 届出排出量(大気) 届出排出量(水域) 届出排出量(土壌) 届出排出量(埋立) 届出移動量(下水道) 届出移動量(事業所外) 届出外排出量(対象業種) 届出外排出量(非対象業種) 届出外排出量(家庭) 届出外排出量(移動体) 排出量総計 単位
2010 全国 1844 0 0 0 0 20592 45 1889 kg/年
2011 全国 1468 0 0 0 0 480 245 1713 kg/年
2012 全国 1755 0 0 0 0 15060 910 2665 kg/年
2013 全国 2279 4 0 0 0 25430 612 2895 kg/年
2014 全国 1903 1 0 0 0 17694 4 1908 kg/年
2015 全国 1556 2 0 0 0 3699 4 1561 kg/年
2016 全国 2160 0 0 0 0 1242 3 2162 kg/年
2017 全国 1308 0 0 0 0 2330 2 1310 kg/年
2018 全国 1196 0 0 0 0 3216 9 1205 kg/年
2019 全国 1359 4 0 0 0 340 6 1370 kg/年
2020 全国 881 10 0 0 0 462 7 897 kg/年
2021 全国 1181 0 0 0 0 2939 9 1190 kg/年
2022 全国 1235 0 0 0 0 8487 5 0 0 0 1240 kg/年

注釈

(注1) 都道府県は、事業所の所在地です。

(注2) 本ページ上部の「県指定」で全国を選択した場合に表示する届出の値は、各事業所から届け出られたデータ (ダイオキシン類を除き小数点第1位まで)の合計について小数点第1位で四捨五入した値 (経済産業省公表:届出排出量・移動量の対象化学物質別集計結果 -1.排出・移動先別の集計-全国・業種別) であり、「県指定」で得られる各都道府県別の値(経済産業省公表:個別事業所データ)を全国分合計した値とは 異なる場合があります。

●以下リンク先で、事業所ごとの排出量や移動量、推定在庫量等の情報が確認できます。
:本物質の届出事業所を地図上に表示することができます(ただし、地図を拡大しないと検索できない点にご留意ください)。
:本物質の届出事業所リストを都道府県、市区町村と絞り込んで表示することができます。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

該当データがありません。

製造輸入量

年度 出典 官報公示整理番号 官報公示整理番号の名称 範囲下限(または合計数量) 範囲上限(または合計数量)
2001 化学物質の製造・輸入量に関する実態調査 <臭素>…「別紙」に掲載された物質(元素物質等)で報告のあったもの 10000.00 100000.00

注釈

(注) 「範囲下限(または合計数量)」と「範囲上限(または合計数量)」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。

急性・慢性試験値

試験種別 生物種 経路 エンドポイント 暴露時間 暴露時間単位 最小値 最大値 単位 毒性記述
急性・慢性毒性 マウス 経気道 LC50 9 750 750 ppm
急性・慢性毒性 ウサギ 経気道 LCL0 7 時間 180 180 ppm
急性・慢性毒性 モルモット 経気道 LCL0 7 時間 140 140 ppm
急性・慢性毒性 ネコ 経気道 LCL0 7 時間 140 140 ppm

発がん性評価

該当データがありません。

生態毒性

該当データがありません。

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
2005 ACGIH ACGIH 2005 -
2009 日本産業衛生学会 Recommendation of Occupational Exposure Limits 2008-2009 - LINK
2009 IPCS ICSC ICSC:0107 BROMINE (Date of Peer Review: March 2009) - LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
食品衛生法(ポジティブリスト制度規制対象物質) 臭素 残留基準は食品ごとに異なります。リンク先「残留農薬基準値検索システム(公益財団法人 日本食品化学研究振興財団)」を参照してください LINK
大気汚染防止法 排出基準等(特定物質) 臭素 事故時における措置を規定 事業者の復旧義務、都道府県知事への通報等 LINK
水質汚濁防止法 事故時措置(指定物質) 臭素 事故時措置 事故時の措置が義務付けられています LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

種類 単位 評価機関名
TLV 0.10 ppm ACGIH
OEL 0.1 ppm 日本産業衛生学会
OEL 0.65 mg/m3 日本産業衛生学会

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

PRTR対象物質選定基準

選定基準およびクラス
総合製造輸入量クラス1
生態毒性クラス-1

事故事例

発生日 発生時刻 事故の名称 被害金額(万円) 死亡者数 負傷者数 事故の概要 事故の原因 場所
1986-09-11 00:00:00 臭素の漏洩 2 臭素計量タンクのガラスゲージが破損し液体臭素約150リットルが漏出し、臭素ガスとなり、工場周辺に拡散した。工場周辺の住民からは悪臭の苦情があった。 処理槽に外部流出防止設備を設置していなかったため。 千葉県

事故時処理内容

事故時処理内容
水噴霧
避難を検討する
防止堤で囲む

環境分析法

該当データがありません。

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