化学物質詳細情報

リン化水素

chem_id:TKT00008

CAS RN®:7803-51-2

化学物質名(和名):リン化水素

化学物質名(英名):PHOSPHINE

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化学物質名(別名)

物質名称 出典
ホスフィン 化審法 白告示物質
リン化水素 KIS-NET 他
燐化水素 毒物及び劇物取締法(毒劇法) 他
HYDROGEN PHOSPHIDE 食品衛生法(ポジティブリスト)
Hydrogen phosphide;Phosphine ACGIH許容濃度
Phosphine KIS-NET 他
Phosphine and selected metal phosphides EHCs

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 無色の気体 KIS-NET
臭気 アセチレンに似た悪臭。腐魚臭。不快臭。 KIS-NET
その他特徴 毒物 KIS-NET
分子量 34 34 KIS-NET
比重 0.74 1.15 KIS-NET
比重測定温度 20 20 deg C KIS-NET
溶解度記述 水に微溶 KIS-NET
融点 -133 -132.5 deg C KIS-NET
沸点 -87.7 -87.5 deg C KIS-NET
燃焼性 微量のジホスフィンを含むため自然発火性がある(純粋なものは149℃以下では発火しない)。可燃性で空気中で爆発的に燃焼する。火気厳禁。 KIS-NET
発火点 37 37 deg C KIS-NET
混合発火危険性程度 硝酸銀、一酸化二窒素、硝酸とは爆発の危険性。三酸化二窒素、硝酸、亜硝酸、一酸化窒素、一酸化二塩素、臭素とは発火の危険性。 KIS-NET
爆発範囲 1 1 % KIS-NET
その他の化学反応 空気中で燃えて五酸化ニリンと水を生じ酸素中で爆発的に反応する。加熱金属表面で水素を放出してリン化合物を生ずる。 KIS-NET

用途

用途
殺虫剤

注釈

(注) 2025年3月から農薬用途の情報源やアルゴリズムを変更しました。生物農薬、展着剤などの一部は収集・表示の対象外です。失効農薬についても用途を記載しています。また、本物質(原体)が含まれる農薬製剤の用途を示しているため、必ずしも本物質自体の機能とは限りません。(例:殺虫殺菌剤と表示されていても、両者の機能を有しているとは限らない)

環境基準

該当データがありません。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
化審法(規制等)【H21改正前】 化審法白告示物質(改正前) 1376 ホスフィン LINK
食品衛生法 食品の成分に係る規格(残留基準)が定められている物質 第370号第1Aの6又は7又は9 リン化水素 LINK
毒劇法 毒物_指定令 第1条第30号 燐化水素 LINK
大気汚染防止法 特定物質 第十七条 第一項 燐化水素 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

該当データがありません。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

該当データがありません。

製造輸入量

該当データがありません。

急性・慢性試験値

試験種別 生物種 経路 エンドポイント 暴露時間 暴露時間単位 最小値 最大値 単位 毒性記述
急性・慢性毒性 ラット 経気道 LC50 4 時間 11 11 mg/m3
急性・慢性毒性 マウス 経気道 LCL0 2 時間 380 380 mg/m3
急性・慢性毒性 ウサギ 経気道 LCL0 20 2500 2500 ppm
急性・慢性毒性 ネコ 経気道 LCL0 2 時間 70 70 mg/m3

発がん性評価

評価機関 評価結果 評価結果詳細 リンク
IRIS D 人及び動物において発がん性の証拠が不十分で有る物質または発がん性の証拠となるデータが無い物質

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

生態毒性

該当データがありません。

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
1988 IPCS EHC Phosphine and selected metal phosphides (EHC 73, 1988) - LINK
1995 EPA IRIS Phosphine ( last_significant_revision : 1995/07/01) - LINK
1997 IPCS ICSC ICSC:0694 PHOSPHINE (Date of Peer Review: August 1997) - LINK
2005 ACGIH ACGIH 2005 -
2009 日本産業衛生学会 Recommendation of Occupational Exposure Limits 2008-2009 - LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
食品衛生法(ポジティブリスト制度規制対象物質) リン化水素 残留基準は食品ごとに異なります。リンク先「残留農薬基準値検索システム(公益財団法人 日本食品化学研究振興財団)」を参照してください LINK
大気汚染防止法 排出基準等(特定物質) 燐化水素 事故時における措置を規定 事業者の復旧義務、都道府県知事への通報等 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

種類 単位 評価機関名
TLV 0.30 ppm ACGIH
OEL 0.3 ppm 日本産業衛生学会
OEL 0.42 mg/m3 日本産業衛生学会

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

PRTR対象物質選定基準

該当データがありません。

事故事例

発生日 発生時刻 事故の名称 被害金額(万円) 死亡者数 負傷者数 事故の概要 事故の原因 場所
1993-06-09 09:40:00 液化器から送液中、ホスフィンが漏れて発生した火災 100 0 0 製造所内にあるホスフィン精製施設(高圧ガス取締法適用施設)で、液化ホスフィンを計量槽に送液するため送液元バルブを遠隔操作で開けたところ、バルブの液化器側継手部よりホスフィンガスが漏洩し発火した。 ホスフィン精製施設(高圧ガス取締法適用施設)の定期点検時にメタルガスケットを交換した際、締め付けが緩んでいたため、ガスケットのナット部分に設けられているピンホール(ヘリウムのリークポート)からホスフィンガスが漏洩し、大気中の酸素と反応し、発火して火災に至ったものと推定される。 福島県三春町

事故時処理内容

事故時処理内容
水噴霧
避難を検討する
防止堤で囲む

環境分析法

年度 出典id 分析法id 出典名 分析法名 媒体名
2019 153 12434 食品に残留する農薬、飼料添加物又は動物用医薬品の成分である物質の試験法 リン化水素試験法(農産物) 食品

注釈

(注) 分析法名の先頭の記号は報告書に記載された分析方法の適用の可否を次のように整理した結果です。
  ◯:検討された対象物質・媒体の全てについて使用に適している。
  ●:検討された対象物質・媒体の一部に関してのみ使用に適している。
  ▲:検討された対象物質・媒体の全てに関して使用が困難である。

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