化学物質詳細情報
メチルエチルケトン過酸化物
chem_id:SZY00342
CAS RN®:1338-23-4
化学物質名（和名）:メチルエチルケトン過酸化物
化学物質名（英名）:METHYLETHYLKETONEPEROXIDE
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化学物質名（別名）
| 物質名称 | 出典 |
|---|---|
| アルキル(C=1~5)メチルケトンペルオキシド | 経済産業省-製造輸入量 |
| メチルエチルケトン過酸化物 | KIS-NET |
| 2-Butanone, peroxide | 経済産業省-製造輸入量 |
| Butanone, peroxide | OECD_HPV_SIDS（SIDS：Screening Information Data Set） |
| METHYL ETHYL KETONE PEROXIDE (Technical product) | ICSC（International Chemical Safety Cards） |
| Methyl ethyl ketone peroxide [MEKP] | ACGIH許容濃度 |
| METHYLETHYLKETONEPEROXIDE | KIS-NET |
物性情報
| 物性項目 | 最小値 | 最大値 | 単位 | 物性 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| 外観 | 液体 | KIS-NET | |||
| その他特徴 | 自然分解の傾向あり。常温でも酸化鉄、ボロ布などと接すると分解する | KIS-NET | |||
| 分子量 | 176.24 | KIS-NET | |||
| 燃焼性 | 大量に燃焼すると爆発する危険性あり。衝撃により爆発する。 | KIS-NET | |||
| 引火点 | 58 | 58 | deg C | KIS-NET | |
| 光分解性 | 紫外線にあたり、加熱されると分解する。 | KIS-NET | |||
| 熱分解性 | 加熱すると分解し、酸煙、ガスを発する。４０℃以上で分解，８０～１００℃で激しく発泡して分解 | KIS-NET | |||
| 光安定性 | 不安定 | KIS-NET | |||
| 熱安定性 | 不安定 | KIS-NET |
用途
| 用途 |
|---|
| 輸出 |
| 中間物 |
| 合成樹脂 |
| 樹脂用添加剤 |
注釈
(注） 2025年3月から農薬用途の情報源やアルゴリズムを変更しました。生物農薬、展着剤などの一部は収集・表示の対象外です。失効農薬についても用途を記載しています。また、本物質（原体）が含まれる農薬製剤の用途を示しているため、必ずしも本物質自体の機能とは限りません。（例：殺虫殺菌剤と表示されていても、両者の機能を有しているとは限らない）
環境基準
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法規制
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対策等
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外部サイト内個別物質ページへのリンク
| 外部サイト名称 | 化学物質名称 | link_url |
|---|---|---|
| ChemiCOCO 化学物質情報検索支援システム | エチルメチルケトンペルオキシド | LINK |
PRTR制度
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環境中濃度測定値
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農薬出荷量
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製造輸入量
| 年度 | 出典 | 官報公示整理番号 | 官報公示整理番号の名称 | 範囲下限（または合計数量） | 範囲上限（または合計数量） |
|---|---|---|---|---|---|
| 2001 | 化学物質の製造・輸入量に関する実態調査 | 5-0667 | アルキル（Ｃ＝１～５）メチルケトンペルオキシド | 100.00 | 1000.00 |
注釈
(注） 「範囲下限（または合計数量）」と「範囲上限（または合計数量）」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。
急性・慢性試験値
| 試験種別 | 生物種 | 経路 | エンドポイント | 暴露時間 | 暴露時間単位 | 最小値 | 最大値 | 単位 | 毒性記述 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 急性・慢性毒性 | ラット | 経気道 | LC50 | 4 | 時間 | 200 | 200 | ppm | |
| 急性・慢性毒性 | マウス | 経気道 | LC50 | 4 | 時間 | 170 | 170 | ppm |
発がん性評価
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生態毒性
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リスク評価関連文書の情報源
| 年度 | 評価組織名 | リスク評価書名 | 巻・号 | 判定 | 備考 | リンク |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2005 | IPCS | ICSC | ICSC:1028 METHYL ETHYL KETONE PEROXIDE (Technical product) (Date of Peer Review: October 2005) | - | LINK | |
| 2008 | OECD | HPV | SIDS Chemicals | - |
分類と表示
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基準値等
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許容濃度等
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PRTR対象物質選定基準
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事故事例
| 発生日 | 発生時刻 | 事故の名称 | 被害金額(万円) | 死亡者数 | 負傷者数 | 事故の概要 | 事故の原因 | 場所 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1991-10-25 | 22:26:00 | 過酸化物の化学反応による火災 | 427 | 0 | 0 | 当工場は、不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤（メチルエチルケトンパーオキサイド）を混合し、型に吹き付け、加熱硬化させた後、更に樹脂（レデコン）を塗布し、砕石を散布、加熱硬化して洗い場の床を加飾するシートを製造している。この作業工程で使用している硬化剤（ポリ容器５ｋｇ入）は作業終了後開栓状態で放置されたため硬化剤に異物が混入し化学反応により発熱火災に至った。 | 硬化剤（メチルエチルケトンパーオキサイド）は異物との汚染に敏感であり、一定の時期を経過すると発熱反応を起こす物質であり、硬化剤の入ったポリ容器は開栓状態であったため異物が混入発熱発火したもの。 | 群馬県 |
事故時処理内容
| 事故時処理内容 |
|---|
| 水噴霧 |
| 避難を検討する |
| 防止堤で囲む |
環境分析法
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