化学物質詳細情報
塩素酸ナトリウム
chem_id:SJS00062CAS RN®:7775-09-9
化学物質名(和名):塩素酸ナトリウム
化学物質名(英名):SODIUMCHLORATE
分子式:CLNAO3
示性式:NACLO3
SMILES:O=Cl(=O)ONa
RTECS:FO0525000
化学物質名(別名)
物質名称 | 出典 |
塩素酸ナトリウム | KIS-NET 他 |
sodium chlorate | ICSC(International Chemical Safety Cards) 他 |
SODIUMCHLORATE | KIS-NET |
物性情報
物性項目 | 最小値 | 最大値 | 単位 | 物性 | 出典 |
外観 | 無色柱状結晶 | KIS-NET | |||
臭気 | 無臭 | KIS-NET | |||
その他特徴 | 潮解性、塩からい味がする。 | KIS-NET | |||
分子量 | 106.44 | 106.46 | KIS-NET | ||
比重 | 2.49 | 2.5 | KIS-NET | ||
比重測定温度 | 15 | 15 | deg C | KIS-NET | |
水溶性 | 79 | 230 | KIS-NET | ||
水溶性測定温度 | 0 | 100 | deg C | KIS-NET | |
融点 | 248 | 261 | deg C | KIS-NET | |
燃焼性 | 300℃以上に加熱すると分解し酸素を放出して支燃性を示す。強酸と作用し発火または爆発し有害な二酸化塩素を発生する。 | KIS-NET | |||
熱分解点 | 300 | KIS-NET | |||
混合危険性 | 可燃性物質とともに粉砕することは危険である。有機物、炭素、硫黄、アンモニア塩類、金属微粉、油脂類などと混合すると爆発性混合物となる。 | KIS-NET | |||
熱分解性 | 熱すれば300℃で分解しはじめ酸素を発生する。 | KIS-NET | |||
その他の化学反応 | 酸化性が強く金属を腐食する。 | KIS-NET | |||
熱安定性 | 不安定 | KIS-NET |
用途
用途 |
中間物 |
その他無機化学製品 |
紙用添加剤 |
その他 |
除草剤 |
環境基準
該当データがありません。
法規制
※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。法令名称 | 物質リストの名称 | 通し番号 | 対象物質名 | リンク |
毒劇法 | 劇物_指定令 | 第2条第18号 | 塩素酸ナトリウム | LINK |
水質汚濁防止法 | 事故時措置(指定物質) | 第十四条の二 | 塩素酸及びその塩 | LINK |
水道法 | 水質基準 | 第四条 第二項 | 塩素酸 | LINK |
注釈
(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。
(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
対策等
該当データがありません。
外部サイト内個別物質ページへのリンク
該当データがありません。
PRTR制度
該当データがありません。
環境中濃度測定値
該当データがありません。
農薬出荷量
年度 | 都道府県 | 出荷量 | 単位 |
1962 | 全国 | 638.96 | tまたはkL |
1963 | 全国 | 751.10 | tまたはkL |
1964 | 全国 | 785.77 | tまたはkL |
1965 | 全国 | 1795.58 | tまたはkL |
1966 | 全国 | 1320.70 | tまたはkL |
1967 | 全国 | 3259.47 | tまたはkL |
1968 | 全国 | 5977.10 | tまたはkL |
1969 | 全国 | 10414.41 | tまたはkL |
1970 | 全国 | 12390.94 | tまたはkL |
1971 | 全国 | 9936.98 | tまたはkL |
1972 | 全国 | 7182.44 | tまたはkL |
1973 | 全国 | 8215.19 | tまたはkL |
1975 | 全国 | 555.45 | tまたはkL |
1976 | 全国 | 667.54 | tまたはkL |
1977 | 全国 | 3562.75 | tまたはkL |
1978 | 全国 | 2609.23 | tまたはkL |
1979 | 全国 | 2592.18 | tまたはkL |
1980 | 全国 | 3055.15 | tまたはkL |
1981 | 全国 | 2753.78 | tまたはkL |
1982 | 全国 | 2482.63 | tまたはkL |
1983 | 全国 | 2461.79 | tまたはkL |
1984 | 全国 | 2136.40 | tまたはkL |
1985 | 全国 | 2048.34 | tまたはkL |
1986 | 全国 | 2071.45 | tまたはkL |
1987 | 全国 | 2145.88 | tまたはkL |
1988 | 全国 | 2359.77 | tまたはkL |
1989 | 全国 | 2390.56 | tまたはkL |
1990 | 全国 | 2298.34 | tまたはkL |
1991 | 全国 | 2319.78 | tまたはkL |
1992 | 全国 | 2386.71 | tまたはkL |
1993 | 全国 | 2339.51 | tまたはkL |
1994 | 全国 | 1902.54 | tまたはkL |
1995 | 全国 | 2347.68 | tまたはkL |
1996 | 全国 | 2243.80 | tまたはkL |
1997 | 全国 | 2374.05 | tまたはkL |
1998 | 全国 | 2426.82 | tまたはkL |
1999 | 全国 | 2225.28 | tまたはkL |
2000 | 全国 | 2188.06 | tまたはkL |
2001 | 全国 | 2052.80 | tまたはkL |
2002 | 全国 | 2022.85 | tまたはkL |
2003 | 全国 | 1863.60 | tまたはkL |
2004 | 全国 | 1868.85 | tまたはkL |
2005 | 全国 | 1701.42 | tまたはkL |
2006 | 全国 | 1698.66 | tまたはkL |
2007 | 全国 | 1621.46 | tまたはkL |
2008 | 全国 | 1606.89 | tまたはkL |
2009 | 全国 | 1480.67 | tまたはkL |
2010 | 全国 | 1313.32 | tまたはkL |
2011 | 全国 | 1181.44 | tまたはkL |
2012 | 全国 | 1167.59 | tまたはkL |
2013 | 全国 | 1123.89 | tまたはkL |
2014 | 全国 | 1126.71 | tまたはkL |
2015 | 全国 | 1064.24 | tまたはkL |
2016 | 全国 | 1112.71 | tまたはkL |
2017 | 全国 | 1129.85 | tまたはkL |
2018 | 全国 | 1002.39 | tまたはkL |
2019 | 全国 | 1065.49 | tまたはkL |
2020 | 全国 | 1081.08 | tまたはkL |
2021 | 全国 | 1072.71 | tまたはkL |
注釈
● 年度は農薬年度です。2000農薬年度の出荷量とは1999年10月~2000年9月に出荷された農薬の量となります。
● 出荷量の値は、各農薬出荷量に原体の含有率を乗じて合算した値の小数点第3位を四捨五入したものです。
● カスガマイシン一塩酸塩、水酸化第二銅・塩基性硫酸銅・無水硫酸銅・塩基性硫化銅、燐酸第二鉄水和物、石灰硫黄合剤、ヒドロキシイソキサゾールカリウムは、それぞれカスガマイシン、銅、鉄、全硫化態硫黄、ヒドロキシイソキサゾールとしての出荷量です。
● ストレプトマイシンに関しては、その原体がストレプトマイシン塩酸塩、ストレプトマイシン硫酸塩、塩酸塩と硫酸塩の混合物の場合が混在していたため、ストレプトマイシンに集約して整理しています。
製造輸入量
年度 | 出典 | 官報公示整理番号 | 官報公示整理番号の名称 | 範囲下限(または合計数量) | 範囲上限(または合計数量) |
2001 | 化学物質の製造・輸入量に関する実態調査 | 1-0239 | 塩素酸ナトリウム | 10000.00 | 100000.00 |
注釈
(注) 「範囲下限(または合計数量)」と「範囲上限(または合計数量)」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。
急性・慢性試験値
該当データがありません。
発がん性評価
該当データがありません。
生態毒性
該当データがありません。
リスク評価関連文書の情報源
年度 | 評価組織名 | リスク評価書名 | 巻・号 | 判定 | 備考 | リンク |
1999 | IPCS | ICSC | ICSC:1117 SODIUM CHLORATE (Date of Peer Review: October 1999) | - | LINK | |
2008 | OECD | HPV | SIDS Chemicals | - | ||
2012 | 環境省 | 化学物質の環境リスク評価 | 11巻 生態リスク(追加) NO3 | A | 「塩素酸」として | LINK |
分類と表示
該当データがありません。
基準値等
基準値名 | 規制名称 | 基準値等 | リンク |
水質汚濁防止法 事故時措置(指定物質) | 塩素酸及びその塩 | 事故時措置 事故時の措置が義務付けられています | LINK |
水道水質基準 水質基準 | 塩素酸 | 0.6mg/L以下 | LINK |
注釈
(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。
(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
許容濃度等
該当データがありません。
PRTR対象物質選定基準
該当データがありません。
事故事例
発生日 | 発生時刻 | 事故の名称 | 被害金額(万円) | 死亡者数 | 負傷者数 | 事故の概要 | 事故の原因 | 場所 |
1984-07-19 | 00:00:00 | クロレート除草剤の飛散 | 主成分が塩素酸ソーダであるクロレート除草剤の乾燥工程中のサイクロンセパレータに粉体が蓄積し、除草剤の微粉が大気中に飛散した。工場周辺の稲が枯れ、茶色の斑点が発生した。 | 漂白工程で注入している過酸化水素の一部がメタノール精留塔へ供給される回収メタノール水に未分解のまま同伴し,精留塔内で有機過酸化物が生成され,これが濃縮されて爆発したものと推定される。 | 福島県 | |||
1984-05-07 | 16:23:00 | 一般取扱所(塩素酸ナトリウム原料置場)火災 | 971 | 0 | 1 | クロス袋(30kg)入り塩素酸ナトリウムを,木製パレットに80袋積み,フォーク車で一般取扱所の原料置場に運び終え,後を見ながらフォーク車をバックしていた時,後頭部に熱気を受けたので振り返ると,原料置場附近より猛煙が発生しているのを発見したが,熱気と猛煙の為逃げるのが精一杯であったので,火災発生箇所の確認は出来なかったものである。 | 木製パレットは3年ほど前より使用され,逐年塩素酸ソーダが浸み込み,折からの異常乾燥(気温24℃,湿度14%)もあって,燃え易い状態になっており,フォーク車の爪ないしは荷崩れによるパレット同士の摩擦によって着火したものと推定。 | 福島県 |
1989-05-30 | 10:20:00 | 溶断片が,塩素酸ナトリウム入りのケースに着火した火災 | 60 | 5月30日,10時過ぎ頃,従業員が1階作業場内にある鉄製物置の屋根外周部に突き出た鉄骨をアセチレンガス溶断機で溶断していたところ,溶断片が開いていた鉄扉から物置内に入り,内部に置かれていた塩素酸ソーダの入ったダンボールケース上に落下し,着火拡大して10時20分頃出火したもの。 | アセチレンガス溶断機による溶断片が,鉄扉のすき間から物置内へ落ち込み,塩素酸ナトリウムが入ったダンボールケース上に落下して着火し,燃え拡がるとともに,中の塩素酸ナトリウムが熱により分解して酸素を放出して燃焼拡大したもの。 | 大阪市 |
事故時処理内容
事故時処理内容 |
棒状注水 |
避難を検討する |
希釈する |
環境分析法
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