化学物質詳細情報
1,3,4,7,8,9,10,10-オクタクロロトリシクロ[5.2.1.0(2,6)]デカ-8-エン
chem_id:SJS00042
CAS RN®:57-74-9
化学物質名(和名):1,3,4,7,8,9,10,10-オクタクロロトリシクロ[5.2.1.0(2,6)]デカ-8-エン
化学物質名(英名):1,2,4,5,6,7,8,8-octachloro-2,3,3a,4,7,7a-hexahydro-4,7-methano-1H-indene
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化学物質名(別名)
物質名称 | 出典 |
---|---|
1,3,4,7,8,9,10,10-オクタクロロトリシクロ[5.2.1.0(2,6)]デカ-8-エン | 化審法第1種特定化学物質(平成21年改正以前) 他 |
1・2・4・5・6・7・8・8-オクタクロロ-2・3・3a・4・7・7a-ヘキサヒドロ-4・7-メタノ-1H-インデン | 毒物及び劇物取締法(毒劇法) |
オクタクロルメタノテトラヒドロインデン | 農薬取締法 農薬出荷量と原体・商品・登録・失効情報(農薬要覧/農林水産消費安全技術センターHP)、農薬の農作物等における残留基準(環境省HP) |
クロルダン | 環境分析法(その他) |
クロルデン | KIS-NET 他 |
一・二・四・五・六・七・八・八―オクタクロロ―二・三・三a・四・七・七a―ヘキサヒドロ―四・七―メタノ―一H―インデン(別名クロルデン) | 水質汚濁防止法 事故時措置(指定物質) |
1,2,4,5,6,7,8,8-octachloro-2,3,3a,4,7,7a-hexahydro-4,7-methano-1H-indene | EHCs |
CHLORDANE | KIS-NET 他 |
CHLORDANE (TECHNICAL PRODUCT) | ICSC(International Chemical Safety Cards) |
Chlordane (technical) | 環境分析法(その他) |
物性情報
物性項目 | 最小値 | 最大値 | 単位 | 物性 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
外観 | こはく色の粘性液体,無色~褐色 | KIS-NET | |||
臭気 | 無臭 | KIS-NET | |||
分子量 | 409.76 | 409.76 | KIS-NET | ||
比重 | 1.59 | 1.67 | KIS-NET | ||
比重測定温度 | 25 | 25 | deg C | KIS-NET | |
水溶性 | 0.05 | 0.05 | KIS-NET | ||
溶解度記述 | 水に不溶 | KIS-NET | |||
蒸気圧(25℃) | 0.001 | 0.001 | hPa | KIS-NET | |
蒸気圧 | 1e-05 | 0.0001 | hPa | KIS-NET | |
蒸気圧測定温度 | 20 | 20 | deg C | KIS-NET | |
オクタノール/水分配係数 | 2.78 | 5.03 | KIS-NET | ||
融点 | 106 | 107 | deg C | KIS-NET | |
沸点 | 175 | 175 | deg C | KIS-NET | |
代謝性 | 脂肪組織内におそらくオキシクロルデンとして畜積され、組織からの排泄はきわめて遅い。尿中には多種類の極性代謝物として排泄される。2歳の子供の中毒例での測定によると血清クロルデン濃度の生物学的半減期は21日であった。 | KIS-NET | |||
酸アルカリ分解性 | 酸性,アルカリ性条件に安定 | KIS-NET | |||
熱分解性 | 加熱すると分解し、Cl ̄の有毒なガスを発する。 | KIS-NET | |||
酸塩基安定性 | 安定 | KIS-NET | |||
熱安定性 | 不安定 | KIS-NET | |||
生物分解性 | 難分解性 | METI_既存点検 | |||
生物濃縮性 | 高濃縮性 | METI_既存点検 |
用途
用途 |
---|
殺虫剤 |
注釈
(注) 2025年3月から農薬用途の情報源やアルゴリズムを変更しました。生物農薬、展着剤などの一部は収集・表示の対象外です。失効農薬についても用途を記載しています。また、本物質(原体)が含まれる農薬製剤の用途を示しているため、必ずしも本物質自体の機能とは限りません。(例:殺虫殺菌剤と表示されていても、両者の機能を有しているとは限らない)
環境基準
該当データがありません。
法規制
※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。法令名称 | 物質リストの名称 | 通し番号 | 対象物質名 | リンク |
---|---|---|---|---|
化審法(規制等)【H21改正前】 | 化審法第一種特定化学物質(改正前) | 8 | 1,2,4,5,6,7,8,8-オクタクロロ-2,3,3a,4,7,7a-ヘキサヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデン、1,4,5,6,7,8,8-ヘプタクロロ-3a,4,7,7a-テトラヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデン及びこれらの類縁化合物の混合物(別名クロルデン又はヘプタクロル) | LINK |
化審法(既存物質情報) | 既存点検(分解性・蓄積性) | 1,2,4,5,6,7,8,8-オクタクロロ-2,3,3a,4,7,7a-ヘキサヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデン、1,4,5,6,7,8,8-ヘプタクロロ-3a,4,7,7a-テトラヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデン及びこれらの類縁化合物の混合物 | LINK | |
化審法(規制等)【H21改正後】 | 化審法第一種特定化学物質 | 8 | 1,2,4,5,6,7,8,8-オクタクロロ-2,3,3a,4,7,7a-ヘキサヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデン、1,4,5,6,7,8,8-ヘプタクロロ-3a,4,7,7a-テトラヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデン及びこれらの類縁化合物の混合物(別名クロルデン又はヘプタクロル) | LINK |
食品衛生法 | 食品の成分に係る規格(残留基準)が定められている物質 | 第370号第1Aの6又は7又は9 | クロルデン | LINK |
毒劇法 | 劇物_指定令 | 第2条第18号の3 | 1・2・4・5・6・7・8・8-オクタクロロ-2・3・3a・4・7・7a-ヘキサヒドロ-4・7-メタノ-1H-インデン | LINK |
水質汚濁防止法 | 事故時措置(指定物質) | 第十四条の二 | 一・二・四・五・六・七・八・八―オクタクロロ―二・三・三a・四・七・七a―ヘキサヒドロ―四・七―メタノ―一H―インデン(別名クロルデン) | LINK |
注釈
(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。
(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
対策等
法令名称 | 物質リストの名称 | 通し番号 | 対象物質名 | リンク |
---|---|---|---|---|
内分泌かく乱作用 | SPEED98 | 14 | クロルデン | LINK |
外部サイト内個別物質ページへのリンク
外部サイト名称 | 化学物質名称 | link_url |
---|---|---|
ChemiCOCO 化学物質情報検索支援システム | クロルデン | LINK |
PRTR制度
該当データがありません。
環境中濃度測定値
該当データがありません。
農薬出荷量
年度 | 都道府県 | 出荷量 | 単位 |
---|---|---|---|
1969 | 全国 | 0.33120002746582033 | tまたはkL |
注釈
● 年度は農薬年度です。2000農薬年度の出荷量とは1999年10月~2000年9月に出荷された農薬の量となります。
● 出荷量の値は、各農薬出荷量に原体の含有率を乗じて合算した値の小数点第3位を四捨五入したものです。
● カスガマイシン一塩酸塩、水酸化第二銅・塩基性硫酸銅・無水硫酸銅・塩基性硫化銅、燐酸第二鉄水和物、石灰硫黄合剤、ヒドロキシイソキサゾールカリウムは、それぞれカスガマイシン、銅、鉄、全硫化態硫黄、ヒドロキシイソキサゾールとしての出荷量です。
● ストレプトマイシンに関しては、その原体がストレプトマイシン塩酸塩、ストレプトマイシン硫酸塩、塩酸塩と硫酸塩の混合物の場合が混在していたため、ストレプトマイシンに集約して整理しています。
製造輸入量
該当データがありません。
急性・慢性試験値
該当データがありません。
発がん性評価
評価機関 | 評価結果 | 評価結果詳細 | リンク |
---|---|---|---|
IARC | 2B | Possibly carcinogenic to humans | |
ACGIH | A3 | 動物実験で発がん性が認められた物質 |
注釈
(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
生態毒性
該当データがありません。
リスク評価関連文書の情報源
分類と表示
該当データがありません。
基準値等
注釈
(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。
(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
許容濃度等
種類 | 値 | 単位 | 評価機関名 |
---|---|---|---|
TLV | 0.50 | mg/m3 | ACGIH |
注釈
(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
PRTR対象物質選定基準
該当データがありません。
事故事例
発生日 | 発生時刻 | 事故の名称 | 被害金額(万円) | 死亡者数 | 負傷者数 | 事故の概要 | 事故の原因 | 場所 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1986-06-09 | 00:00:00 | クロルデンによる地下水汚染 | 白アリ駆除のため個人住宅の風呂床下のコンクリートへ穴あけ作業中、井水用パイプを破損し、クロルデン20%溶液を井戸中へ注入してしまった。周辺300?400mの井水の飲用を停止した。 | 管理体制に問題があった。 | 長崎県 |
事故時処理内容
該当データがありません。
環境分析法
年度 | 出典id | 分析法id | 出典名 | 分析法名 | 媒体名 |
---|---|---|---|---|---|
1984 | 92 | 10716 | Methods for Organic Chemical Analysis of Municipal and Industrial Wastewater (40 CFR Part # 136 App A) | EPA608: PCBs & Organochlorine Pesticides | |
1986 | 99 | 10761 | Test Methods for Evaluating Solid Waste: Physical/Chemical Methods (EPA 530/SW-846) | EPA8270B: SEMIVOLATILE ORGANIC COMPOUNDS BY GAS CHROMATOGRAPHY/MASS SPECTROMETRY (GC/MS): CAPILLARY COLUMN TECHNIQUE | |
1986 | 99 | 10887 | Test Methods for Evaluating Solid Waste: Physical/Chemical Methods (EPA 530/SW-846) | EPA8080: Organochlorine Pesticides & PCBs | |
1995 | 98 | 10728 | Methods for the Determination of Organic Compounds in Drinking Water, Supplement III (EPA 600/R-95-131) | EPA505: Organohalide Pesticides & PCB Products by GC | |
1995 | 98 | 10729 | Methods for the Determination of Organic Compounds in Drinking Water, Supplement III (EPA 600/R-95-131) | EPA508: Pesticides, Chlorinated in Water by GC with ECD | |
2019 | 153 | 12114 | 食品に残留する農薬、飼料添加物又は動物用医薬品の成分である物質の試験法 | BHC、γ-BHC、DDT、アルドリン及びディルドリン、エタルフルラリン、エトリジアゾール、エンドリン、キントゼン、クロルデン、ジコホール、テクナゼン、テトラジホン、テフルトリン、トリフルラリン、ハルフェンプロックス、フェンプロパトリン、ヘキサクロロベンゼン、ヘプタクロル、ベンフルラリン並びにメトキシクロール試験法(農産物) | 食品 |
注釈
(注) 分析法名の先頭の記号は報告書に記載された分析方法の適用の可否を次のように整理した結果です。
◯:検討された対象物質・媒体の全てについて使用に適している。
●:検討された対象物質・媒体の一部に関してのみ使用に適している。
▲:検討された対象物質・媒体の全てに関して使用が困難である。