化学物質詳細情報

次亜塩素酸ナトリウム
chem_id:SJS00011
CAS RN®:7681-52-9
化学物質名(和名):次亜塩素酸ナトリウム
化学物質名(英名):SODIUMHYPOCHLORITE
分子式:CLNAO
示性式:NACLO
SMILES:[Na]OCl
RTECS:NH3486300

構造式7681-52-9

化学物質名(別名)

物質名称 出典
次亜塩素酸ナトリウム KIS-NET 他
sodium hypochlorite European Union Risk Assessment Report(EU_RAR) 他
SODIUM HYPOCHLORITE (SOLUTION, ACTIVE CHLORINE / SODIUM HYPOCHLORITE (SOLUTION, ACTIVE CHLORINE >10%) ICSC(International Chemical Safety Cards)
SODIUMHYPOCHLORITE KIS-NET

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 無色透明の液体 KIS-NET
臭気 強い塩素臭 KIS-NET
その他特徴 空気、熱、光などにきわめて不安定で放置すると徐々に有効塩素を失う。 KIS-NET
分子量 74.45 74.45 KIS-NET
融点 18 80 deg C KIS-NET
燃焼性 無水物は、非常に爆発しやすい。 KIS-NET
混合危険性 酸化作用のある酸と接触すると分解して塩素ガスを発生。 KIS-NET
光分解性 不安定で放置すると徐々に有効塩素を失う。 KIS-NET
熱分解性 不安定で放置すると徐々に有効塩素を失う。常温でも徐々に分解して酸素を放出 KIS-NET
その他の化学反応 無水塩は不安定で爆発的に分解。空気中の二酸化炭素により分解。 KIS-NET
光安定性    不安定 KIS-NET
熱安定性    不安定 KIS-NET

用途

用途
中間物
合成繊維
殺虫剤殺菌剤等
防汚剤
その他無機化学製品
紙用添加剤
その他添加剤
写真、複写機
その他電子材料等製品
凝集剤
その他
殺菌剤

環境基準

該当データがありません。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
水質汚濁防止法 事故時措置(指定物質) 第十四条の二 次亜塩素酸ナトリウム LINK
水道法 水質管理目標設定項目 16 残留塩素 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

該当データがありません。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

年度 都道府県 出荷量 単位
1981 全国 0.01 tまたはkL
1982 全国 0.01 tまたはkL
1983 全国 0.01 tまたはkL
1984 全国 0.01 tまたはkL
1985 全国 0.02 tまたはkL
1986 全国 0.04 tまたはkL
1987 全国 0.03 tまたはkL
1988 全国 0.04 tまたはkL
1989 全国 0.05 tまたはkL
1990 全国 0.05 tまたはkL
1991 全国 0.04 tまたはkL
1992 全国 0.03 tまたはkL
1993 全国 0.04 tまたはkL
1994 全国 0.03 tまたはkL
1995 全国 0.04 tまたはkL
1996 全国 0.04 tまたはkL
1997 全国 0.05 tまたはkL
1998 全国 0.04 tまたはkL
1999 全国 0.01 tまたはkL
2000 全国 0.01 tまたはkL
2001 全国 0.01 tまたはkL
2002 全国 0.01 tまたはkL

注釈

● 年度は農薬年度です。2000農薬年度の出荷量とは1999年10月~2000年9月に出荷された農薬の量となります。

● 出荷量の値は、各農薬出荷量に原体の含有率を乗じて合算した値の小数点第3位を四捨五入したものです。

● カスガマイシン一塩酸塩、水酸化第二銅・塩基性硫酸銅・無水硫酸銅・塩基性硫化銅、燐酸第二鉄水和物、石灰硫黄合剤、ヒドロキシイソキサゾールカリウムは、それぞれカスガマイシン、銅、鉄、全硫化態硫黄、ヒドロキシイソキサゾールとしての出荷量です。

● ストレプトマイシンに関しては、その原体がストレプトマイシン塩酸塩、ストレプトマイシン硫酸塩、塩酸塩と硫酸塩の混合物の場合が混在していたため、ストレプトマイシンに集約して整理しています。

製造輸入量

年度 出典 官報公示整理番号 官報公示整理番号の名称 範囲下限(または合計数量) 範囲上限(または合計数量)
2001 化学物質の製造・輸入量に関する実態調査 1-0237 次亜塩素酸ナトリウム 100000.00 1000000.00

注釈

(注) 「範囲下限(または合計数量)」と「範囲上限(または合計数量)」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。

急性・慢性試験値

該当データがありません。

発がん性評価

該当データがありません。

生態毒性

該当データがありません。

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
1999 IPCS ICSC ICSC:1119 SODIUM HYPOCHLORITE (SOLUTION, ACTIVE CHLORINE >10%) (Date of Peer Review: October 1999) - LINK
1999 IPCS ICSC ICSC:0482 SODIUM HYPOCHLORITE (SOLUTION, ACTIVE CHLORINE (Date of Peer Review: October 1999) - LINK
2008 ECB EU_RAR ECB#045 / Priority List#2 -
2008 OECD HPV SIDS Chemicals -

分類と表示

規制名称 種別 名称
EU 67/548/EEC Risk Phrases R31
EU 67/548/EEC Risk Phrases R34
EU 67/548/EEC Safety Phrases S1/2
EU 67/548/EEC Safety Phrases S28
EU 67/548/EEC Safety Phrases S45
EU 67/548/EEC Safety Phrases S50

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
水質汚濁防止法 事故時措置(指定物質) 次亜塩素酸ナトリウム 事故時措置 事故時の措置が義務付けられています LINK
水道水質基準 水質管理目標設定項目 残留塩素 1mg/L以下 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

該当データがありません。

PRTR対象物質選定基準

該当データがありません。

事故事例

発生日 発生時刻 事故の名称 被害金額(万円) 死亡者数 負傷者数 事故の概要 事故の原因 場所
1979-10-15 00:00:00 次亜塩素酸ソーダ シアン一次分解反応槽のpH計が維持管理不良のため誤作動し、これに伴って過剰の次亜塩素酸ソーダが投入され河川へ流出した。 維持管理の不徹底 群馬県
1984-07-16 00:00:00 次亜塩素酸ナトリウム流出事故 次亜塩素酸ナトリウム液(12%)の貯蔵タンク(10m3)へタンクローリーから移送中にタンクのジョイント部とタンクローリーのホース結合部分がはずれ約500リットルが排出溝を経由して河川に流出した。流出先河川で魚数万匹が死亡した。 従業員の教育不徹底 和歌山県
1985-08-01 00:00:00 次亜塩素酸ソーダの流出 プール消毒用次亜塩素酸ソーダのタンクのドレーンコックのゆるみにより、約1.5トンが河川に流出し、コイフナ等数十万匹の魚が死亡した。 維持管理の不徹底 東京都八王子市

事故時処理内容

事故時処理内容
水噴霧
希釈する

環境分析法

該当データがありません。

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