化学物質詳細情報
水酸化ナトリウム
chem_id:SJS00006
CAS RN®:1310-73-2
化学物質名(和名):水酸化ナトリウム
化学物質名(英名):SODIUMHYDROXIDE
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化学物質名(別名)
物質名称 | 出典 |
---|---|
水酸化ナトリウム | KIS-NET 他 |
sodium hydroxide | ACGIH許容濃度 他 |
SODIUMHYDROXIDE | KIS-NET |
物性情報
物性項目 | 最小値 | 最大値 | 単位 | 物性 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
外観 | 白色半透明の固体,白色の破片,塊あるいは棒 | KIS-NET | |||
その他特徴 | 潮解性が強い。水溶液は強アリカリ性。 | KIS-NET | |||
分子量 | 40 | 40 | KIS-NET | ||
比重 | 2.12 | 2.13 | KIS-NET | ||
比重測定温度 | 20 | 20 | deg C | KIS-NET | |
溶解度記述 | 水に溶解する場合、多量の熱を発生する。 | KIS-NET | |||
蒸気圧 | 1 | 1 | hPa | KIS-NET | |
蒸気圧測定温度 | 739 | 739 | deg C | KIS-NET | |
融点 | 318 | 318.4 | deg C | KIS-NET | |
沸点 | 1390 | 1390 | deg C | KIS-NET | |
燃焼性 | 爆発、発火の危険性はない。 | KIS-NET | |||
加水分解性 | 水との接触による発熱が大きく、発火にいたる可能性がある。 | KIS-NET | |||
その他の化学反応 | 空気中の炭酸ガスを吸収して炭酸ソーダになる。 | KIS-NET | |||
水安定性 | 不安定 | KIS-NET |
用途
用途 |
---|
輸出 |
中間物 |
合成繊維 |
接着剤 |
合成樹脂 |
洗剤等 |
防汚剤 |
その他無機化学製品 |
洗浄剤 |
繊維用添加剤 |
樹脂用添加剤 |
色素(塗料、顔料) |
紙用添加剤 |
その他添加剤 |
電池、蓄電池 |
その他電子材料等製品 |
メッキ剤 |
その他 |
殺虫剤 |
注釈
(注) 2025年3月から農薬用途の情報源やアルゴリズムを変更しました。生物農薬、展着剤などの一部は収集・表示の対象外です。失効農薬についても用途を記載しています。また、本物質(原体)が含まれる農薬製剤の用途を示しているため、必ずしも本物質自体の機能とは限りません。(例:殺虫殺菌剤と表示されていても、両者の機能を有しているとは限らない)
環境基準
該当データがありません。
法規制
※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。注釈
(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。
(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
対策等
該当データがありません。
外部サイト内個別物質ページへのリンク
外部サイト名称 | 化学物質名称 | link_url |
---|---|---|
ChemiCOCO 化学物質情報検索支援システム | 水酸化ナトリウム | LINK |
PRTR制度
該当データがありません。
環境中濃度測定値
該当データがありません。
農薬出荷量
年度 | 都道府県 | 出荷量 | 単位 |
---|---|---|---|
1962 | 全国 | 10.033999633789062 | tまたはkL |
1964 | 全国 | 6.176666870117187 | tまたはkL |
1965 | 全国 | 8.16 | tまたはkL |
注釈
● 年度は農薬年度です。2000農薬年度の出荷量とは1999年10月~2000年9月に出荷された農薬の量となります。
● 出荷量の値は、各農薬出荷量に原体の含有率を乗じて合算した値の小数点第3位を四捨五入したものです。
● カスガマイシン一塩酸塩、水酸化第二銅・塩基性硫酸銅・無水硫酸銅・塩基性硫化銅、燐酸第二鉄水和物、石灰硫黄合剤、ヒドロキシイソキサゾールカリウムは、それぞれカスガマイシン、銅、鉄、全硫化態硫黄、ヒドロキシイソキサゾールとしての出荷量です。
● ストレプトマイシンに関しては、その原体がストレプトマイシン塩酸塩、ストレプトマイシン硫酸塩、塩酸塩と硫酸塩の混合物の場合が混在していたため、ストレプトマイシンに集約して整理しています。
製造輸入量
年度 | 出典 | 官報公示整理番号 | 官報公示整理番号の名称 | 範囲下限(または合計数量) | 範囲上限(または合計数量) |
---|---|---|---|---|---|
2001 | 化学物質の製造・輸入量に関する実態調査 | 1-0410 | 水酸化ナトリウム | 1000000.00 | 10000000.00 |
注釈
(注) 「範囲下限(または合計数量)」と「範囲上限(または合計数量)」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。
急性・慢性試験値
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発がん性評価
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生態毒性
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リスク評価関連文書の情報源
分類と表示
規制名称 | 種別 | 名称 |
---|---|---|
EU 67/548/EEC | Risk Phrases | R35 |
EU 67/548/EEC | Safety Phrases | S1/2 |
EU 67/548/EEC | Safety Phrases | S26 |
EU 67/548/EEC | Safety Phrases | S37/39 |
EU 67/548/EEC | Safety Phrases | S45 |
基準値等
基準値名 | 規制名称 | 基準値等 | リンク |
---|---|---|---|
水質汚濁防止法 事故時措置(指定物質) | 水酸化ナトリウム | 事故時措置 事故時の措置が義務付けられています | LINK |
注釈
(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。
(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
許容濃度等
種類 | 値 | 単位 | 評価機関名 |
---|---|---|---|
OEL | 2 | mg/m3 | 日本産業衛生学会 |
注釈
(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
PRTR対象物質選定基準
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事故事例
発生日 | 発生時刻 | 事故の名称 | 被害金額(万円) | 死亡者数 | 負傷者数 | 事故の概要 | 事故の原因 | 場所 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1971-04-02 | 09:15:00 | エタノール製造装置配管破裂 | 7600 | 1 | エチレンの直接水和によるエタノール合成装置で,反応器の下流の触媒のりん酸をNaOHで中和後の流体の高圧配管に炭素鋼管(STPG38,SCH80)を使用していたが,腐食により肉厚が低下して破裂火災となった。 | 設計のとき環境条件の推定に誤りがあった。 | 川崎・横浜コンビナート | |
1979-02-18 | 00:00:00 | 水酸化ナトリウム溶液漏洩 | 洗浄用水酸化ナトリウム溶液(45%)をメインタンクからサービスタンクに移送中、作業員の不注意によりオーバーフローし、100?150リットルが河川に流出した。小魚数百匹が死亡した。 | 直接の原因は修理中のバルブ操作に係る作業員の誤判断であるが,設計上配管に保護カバーがなかったことが原因となっている。 | 福島県福島市 | |||
1980-12-09 | 00:00:00 | 水酸化ナトリウム流出 | ボイラーのスケール除去に使用した水酸化ナトリウムを十分に中和しないで放流した。流入先河川でオイカワなど約100匹の魚が死亡した。 | 中和後水質の検査を怠ったため。 | 福島県いわき市 | |||
1983-05-30 | 00:00:00 | 水酸化ナトリウムの流出 | 苛性ソーダ水溶液タンクに送液中、コンピュータ操作ミスにより上限ラインを越えてもポンプが停止せず、タンク通気管より約50リットルが河川に流出し、魚に被害を与えた。 | 従業員教育の不徹底 | 茨城県 | |||
1987-06-01 | 00:00:00 | 水酸化ナトリウム積載タンクローリー車の横転 | 水酸化ナトリウム溶液を積載したタンクローリー車が水田に横転し、5トンが水田及び河川に流出した。水田約2.4haが汚染し、下流では水道用水を2日間取水停止した。 | 従業員が作業場付近でアルミニウムのくずをフォークリフトを使い,トラックに積込む作業をしていたところ,荷崩れしたアルミニウムの粉がフォークリフトのバッテリー液にかかり,ショートして発火,廃品等に燃え移ったものと推定される。 | 福島県いわき市 |
事故時処理内容
事故時処理内容 |
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水噴霧 |
希釈する |
環境分析法
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