化学物質詳細情報

コバルト
chem_id:PRT00215
CAS RN®:7440-48-4
化学物質名(和名):コバルト
化学物質名(英名):COBALT
分子式:CO
示性式:CO
SMILES:[Co]
RTECS:GF8750000

構造式7440-48-4

化学物質名(別名)

物質名称 出典
コバルト 環境分析法(その他) 他
コバルト及びその化合物(コバルトとして) 環境省-化学物質と環境(化学物質環境実態調査)
cobalt 環境分析法(化学物質分析法開発調査報告書) 他
Cobalt - Elemental / Metal;Cobalt - Metal dust & fume (as Co);Cobalt - Alloys & water-soluble salts (as Co);Cobalt - Bioavailable compounds;Cobalt - Compounds (as Co);Cobalt - Inorganic compounds (as Co) ACGIH許容濃度
Cobalt and cobalt compounds (NB: Evaluated as a group) 国際がん研究機関(IARC:International Agency for Research on Cancer)
Cobalt and compounds (as Co) 日本産業衛生学会

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 銀灰色でやや赤味を帯び、六方晶形の金属。 KIS-NET
分子量 58.9 58.93 KIS-NET
比重 8.9 8.9 KIS-NET
融点 1490 1495 deg C KIS-NET
沸点 2000 3550 deg C KIS-NET
燃焼性 酸化コバルトを水素で還元して得られる微粉コバルトは空気中で発火する。熱、炎もしくは自発的化学反応にさらされると中程度の火災危険性あり。 KIS-NET
熱分解性 熱に不安定 KIS-NET
熱安定性    不安定 KIS-NET

用途

該当データがありません。

環境基準

該当データがありません。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
化管法(PRTR)【平成20年改正前】 化管法(PRTR)第一種指定化学物質(改正前) 100 コバルト及びその化合物 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

該当データがありません。

環境中濃度測定値

年度 都道府県 調査名 媒体 検出地点数 調査地点数 検出検体数 調査検体数 最小値 最大値 算術平均 幾何平均 検出下限 単位 備考
1975 全国 化学物質と環境(環境省) 魚類 2 15 2 75 120 200 (100~1,000) μg/g-wet コバルト及びその化合物(コバルトとして)
1975 全国 化学物質と環境(環境省) 水質 0 20 0 100 (10,000) μg/L コバルト及びその化合物(コバルトとして)
1975 全国 化学物質と環境(環境省) 底質 16 16 76 80 900 15900 (~1,000) μg/g-dry コバルト及びその化合物(コバルトとして)
2011 全国 化学物質と環境(環境省) 水質 20 20 20 20 0.0053 9.1 (0.0048) μg/L コバルト及びその化合物(コバルトとして)

注釈

複数の情報源のデータを一つの表で記載するために、情報源によって異なる定義の数値を記載していますのでご注意ください。

(注1) 有害大気汚染物質モニタリング:地点数、検体数、年平均値の最大、最小、平均を表しています。

 検出地点数:調査地点のうち月1回以上の頻度で1年間にわたって測定した地点数
 調査地点数:全調査地点数(年平均値として評価することができないデータも含めた数値)
 検出検体数:調査地点のうち月1回以上の頻度で1年間にわたって測定した地点における検体数
 調査検体数:全検体数(年平均値として評価することができないデータも含めた数値)

 最小値:調査地点のうち月1回以上の頻度で1年間にわたって測定した地点の年平均値の最小値
 最大値:調査地点のうち月1回以上の頻度で1年間にわたって測定した地点の年平均値の最大値
 算術平均:調査地点のうち月1回以上の頻度で1年間にわたって測定した地点の年平均値の算術平均(有効数字3桁目を四捨五入)

(注2) 要調査モニタリング:環境省「要調査項目等存在状況調査結果」に記載された物質(要調査対象物質以外の物質などを含む)について記載しました。値の算出方法に関しては データの出典ページをご参照ください。シアナミド(2014年度)、銅およびその化合物(2016年度)については、資料内で下限値が統一されておらず、分析結果の表内の値を採用しました。なお、算出前の値に関しては 環境省HPをご参照ください。

* : 2021年度の1,2,5,6,9,10-ヘキサブロモシクロドデカンについては、各異性体(α、β、γ、δ、ε)の集計値です。

(注3) 黒本調査:捕捉説明として、以下の記載を参照ください(環境省「化学物質と環境 化学物質環境調査結果概要一覧表」より)。

* : 同族体その他該当物質ごとの検出下限値の合計とした。

** : 水素化テルフェニルについては、標準物質(工業製品)のクロマトグラムにおいて得られた7本のピークのうち、分子量242のものをHT242a~HT242dとし、分子量236のものをHT236a~HT236cとして測定、定量した。

*** : ジエチルビフェニルについては、標準物質(工業製品)のクロマトグラムにおいて得られた4本のピークを DDa~DDdとして測定、定量した。

**** : ジベンジルトルエンについては、標準物質(工業製品)のクロマトグラムにおいて得られた7本のピークを DTa~DTgとして測定、定量した。

***** : HCH類の大気については、2003年度から2008年度に用いた大気試料採取装置の一部からHCH類が検出され、HCH類の測定に影響を及ぼすことが判明したが、個別のデータについて影響の有無を遡って判断することが困難であるため、この期間の全てのデータについて欠測扱いとすることとした。

****** : 2009年度のペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の調査は、直鎖のオクチル基を有するn-ペルフルオロオクタンスルホン酸及びn-ペルフルオロオクタン酸を分析対象としている。ただし、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)の生物では、オクチル基が分鎖状の異性体が含まれる可能性を否定できていない。

******* : 2017年度のアルキル基の炭素数が12以外のポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル類の調査は、組成を推計した工業製品を用いて環境試料中の濃度を定量した。このため、アルキル基の炭素数が12以外のポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル類の結果については、参考値として掲載している。

(注4) MOE_公共用水域測定結果:「水質汚濁に係る環境基準(人の健康の保護に関する環境基準)」を超えた地点数と調査地点数を下記のように掲載しています。なお、備考の基準値は当該年度における値です。

 検出地点数:基準を超えた地点数
 調査地点数:全調査地点数

農薬出荷量

該当データがありません。

製造輸入量

該当データがありません。

急性・慢性試験値

該当データがありません。

発がん性評価

評価機関 評価結果 評価結果詳細 リンク
IARC 2B Possibly carcinogenic to humans
日本産業衛生学会 2B the substances with less evidence  (possibly carcinogenic to humans)
ACGIH A3 動物実験で発がん性が認められた物質

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

生態毒性

該当データがありません。

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
1991 IARC AGENTS REVIEWED BY THE IARC MONOGRAPHS 52/ 1991 - LINK
2004 IPCS ICSC ICSC:0782 COBALT (Date of Peer Review: April 2004) - LINK
2005 ACGIH ACGIH 2005 -
2009 日本産業衛生学会 Recommendation of Occupational Exposure Limits 2008-2009 - LINK
2012 環境省 化学物質の環境リスク評価 11巻 生態リスク NO9 A 「コバルト及びその化合物」として LINK
2012 環境省 化学物質の環境リスク評価 11巻 健康リスク NO9 B1 「コバルト及びその化合物」として LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

該当データがありません。

許容濃度等

種類 単位 評価機関名
TLV 0.02 mg/m3 ACGIH
TLV 0.02 mg/m3 ACGIH
OEL 0.05 mg/m3 日本産業衛生学会

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

PRTR対象物質選定基準

該当データがありません。

事故事例

該当データがありません。

事故時処理内容

該当データがありません。

環境分析法

年度 出典id 分析法id 出典名 分析法名 媒体名
1975 8 420 化学物質環境調査分析方法(昭和50年度) ▲コバルトの分析法 水、生物、底質
1982 93 10778 Methods for Chemical Analysis of Water and Wastes (EPA 600/4-79-020) EPA200.7: Trace Element (Metals) - ICP
1986 99 10834 Test Methods for Evaluating Solid Waste: Physical/Chemical Methods (EPA 530/SW-846) EPA6010: Inductively Coupled Plasma (ICP)
1986 99 10853 Test Methods for Evaluating Solid Waste: Physical/Chemical Methods (EPA 530/SW-846) EPA7200: Cobalt - AA, Direct Aspiration
1986 99 10854 Test Methods for Evaluating Solid Waste: Physical/Chemical Methods (EPA 530/SW-846) EPA7201: Cobalt - AA, Furnace Technique
2005 107 11296 有害大気汚染物質測定方法マニュアル(2006/02) 大気中の重金属類の多元素同時測定方法 (フィルタ採取-圧力容器分解-誘導結合プラズマ質量分析法) 大気
2008 122 11730 有害大気汚染物質測定方法マニュアル(平成20年10月改訂) 大気粉じん中の重金属類の測定方法 大気
2010 124 11742 有害大気汚染物質測定方法マニュアル(平成23年3月改訂) 大気粉じん中の重金属類の測定方法 大気
2011 120 11674 化学物質分析法開発調査報告書(平成22年度)【修正追記版】 ◯コバルトの分析法(ICP-MS)
2013 138 11907 大気粉じん中の重金属類の測定方法(多元素同時測定方法)・大気粉じん中のベンゾ[a]ピレン等の多環芳香族炭化水素類(PAHs)の測定方法(平成26年3月改訂) 大気粉じん中の重金属類の測定方法(多元素同時測定方法)(平成26年3月改訂) 大気
2018 147 12061 有害大気汚染物質測定方法マニュアル(平成31年3月改訂) 大気粉じん中の重金属類の測定方法(多元素同時測定方法) 大気
2023 157 12578 有害大気汚染物質測定方法マニュアル(令和5年5月改訂) 大気粉じん中の重金属類の測定方法(多元素同時測定方法) 大気

注釈

(注) 分析法名の先頭の記号は報告書に記載された分析方法の適用の可否を次のように整理した結果です。
  ◯:検討された対象物質・媒体の全てについて使用に適している。
  ●:検討された対象物質・媒体の一部に関してのみ使用に適している。
  ▲:検討された対象物質・媒体の全てに関して使用が困難である。

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