化学物質詳細情報

ジメチル-p-ニトロフェニルモノチオリン酸塩
chem_id:NOU00971
CAS RN®:298-00-0
化学物質名(和名):ジメチル-p-ニトロフェニルモノチオリン酸塩
化学物質名(英名):METHYLPARATHION
分子式:C8H10NO5PS
示性式:(CH3O)2P(=S)O(C6H4)NO2
SMILES:COP(=S)(OC)Oc1ccc(cc1)N(=O)=O
RTECS:TG0175000

構造式298-00-0

化学物質名(別名)

物質名称 出典
ジメチル-p-ニトロフェニルモノチオリン酸塩 KIS-NET
ジメチルパラニトロフエニルチオホスフエイト 毒物及び劇物取締法(毒劇法)
ジメチルパラニトロフェニルチオホスフェート 農薬取締法 農薬出荷量と原体・商品・登録・失効情報(農薬要覧/農林水産消費安全技術センターHP)、農薬の農作物等における残留基準(環境省HP)
パラチオンメチル 環境分析法(その他) 他
DIMETHYLPARATHION logP実測値(文献調査)-Chemical Reviews vol 71 Number 6 December 1971
Methyl parathion 環境分析法(その他) 他
Methylparathion KIS-NET 他
PARATHION-METHYL 食品衛生法(ポジティブリスト)

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 結晶 KIS-NET
分子量 263.22 263.22 KIS-NET
比重 1.35 1.35 KIS-NET
比重測定温度 20 20 deg C KIS-NET
蒸気密度 9.1 9.1 KIS-NET
溶解度記述 水に不溶 KIS-NET
蒸気圧 9.7e-06 9.7e-06 hPa KIS-NET
蒸気圧測定温度 20 20 deg C KIS-NET
オクタノール/水分配係数 2.86 2.86 KIS-NET
融点 35 38 deg C KIS-NET
沸点 109 109 deg C KIS-NET
加水分解性 水に安定 KIS-NET
酸アルカリ分解性 アルカリによって加水分解される。 KIS-NET
熱分解性 熱すると分解して、NOx,POx,SOxを発生する。高温下でO,S-ジメチル体へと異性化する。 KIS-NET
水安定性    安定 KIS-NET
酸塩基安定性  酸に安定でアルカリに不安定 KIS-NET
熱安定性    不安定 KIS-NET
オクタノール/水分配係数 2.04 2.04 LogP文献調査(ChemicalReviews Vol.71)
オクタノール/水分配係数 1.44 1.44 LogP文献調査(ChemicalReviews Vol.71)
オクタノール/水分配係数 0.97 0.97 LogP文献調査(ChemicalReviews Vol.71)

用途

用途
殺虫剤

環境基準

該当データがありません。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
食品衛生法 食品の成分に係る規格(残留基準)が定められている物質 第370号第1Aの6又は7又は9 パラチオンメチル LINK
毒劇法 毒物_法 別表第1第14号 ジメチルパラニトロフエニルチオホスフエイト LINK
毒劇法 毒物_指定令 第1条第16号 ジメチルパラニトロフエニルチオホスフエイト LINK
毒劇法 特定毒物_法 別表第3第6号 ジメチルパラニトロフエニルチオホスフエイト LINK
毒劇法 特定毒物_指定令 第3条第1項第6号 ジメチルパラニトロフエニルチオホスフエイト LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

該当データがありません。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

年度 都道府県 出荷量 単位
1962 全国 249.86 tまたはkL
1963 全国 265.65 tまたはkL
1964 全国 206.41 tまたはkL
1965 全国 160.78 tまたはkL
1966 全国 132.88 tまたはkL
1967 全国 107.17 tまたはkL
1968 全国 79.36 tまたはkL
1969 全国 41.55 tまたはkL

注釈

● 年度は農薬年度です。2000農薬年度の出荷量とは1999年10月~2000年9月に出荷された農薬の量となります。

● 出荷量の値は、各農薬出荷量に原体の含有率を乗じて合算した値の小数点第3位を四捨五入したものです。

● カスガマイシン一塩酸塩、水酸化第二銅・塩基性硫酸銅・無水硫酸銅・塩基性硫化銅、燐酸第二鉄水和物、石灰硫黄合剤、ヒドロキシイソキサゾールカリウムは、それぞれカスガマイシン、銅、鉄、全硫化態硫黄、ヒドロキシイソキサゾールとしての出荷量です。

● ストレプトマイシンに関しては、その原体がストレプトマイシン塩酸塩、ストレプトマイシン硫酸塩、塩酸塩と硫酸塩の混合物の場合が混在していたため、ストレプトマイシンに集約して整理しています。

製造輸入量

該当データがありません。

急性・慢性試験値

該当データがありません。

発がん性評価

評価機関 評価結果 評価結果詳細 リンク
IARC 3 Not classifiable as to carcinogenicity to humans
ACGIH A4 発がん性物質として分類できない物質

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

生態毒性

該当データがありません。

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
1987 IARC AGENTS REVIEWED BY THE IARC MONOGRAPHS 30, Suppl. 7/ 1987 - LINK
1987 EPA IRIS Methyl parathion ( last_significant_revision : 1987/03/31) - LINK
1992 IPCS EHC Methyl parathion (EHC 145, 1992) - LINK
2005 ACGIH ACGIH 2005 -
2005 IPCS ICSC ICSC:0626 METHYL PARATHION (Date of Peer Review: October 2005) - LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
食品衛生法(ポジティブリスト制度規制対象物質) パラチオンメチル 残留基準は食品ごとに異なります。リンク先「残留農薬基準値検索システム(公益財団法人 日本食品化学研究振興財団)」を参照してください LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

種類 単位 評価機関名
TLV 0.20 mg/m3 ACGIH

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

PRTR対象物質選定基準

該当データがありません。

事故事例

該当データがありません。

事故時処理内容

該当データがありません。

環境分析法

年度 出典id 分析法id 出典名 分析法名 媒体名
1986 99 10757 Test Methods for Evaluating Solid Waste: Physical/Chemical Methods (EPA 530/SW-846) EPA8141A: Organophosphorus Pesticides - GC Capillary Colum
1986 99 10761 Test Methods for Evaluating Solid Waste: Physical/Chemical Methods (EPA 530/SW-846) EPA8270B: SEMIVOLATILE ORGANIC COMPOUNDS BY GAS CHROMATOGRAPHY/MASS SPECTROMETRY (GC/MS): CAPILLARY COLUMN TECHNIQUE
1986 99 10890 Test Methods for Evaluating Solid Waste: Physical/Chemical Methods (EPA 530/SW-846) EPA8140: Organophosphorus Pesticides
2019 153 12120 食品に残留する農薬、飼料添加物又は動物用医薬品の成分である物質の試験法 EPN、アニロホス、イサゾホス、イプロベンホス、エチオン、エディフェンホス、エトプロホス、エトリムホス、カズサホス、キナルホス、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、クロルフェンビンホス、シアノホス、ジスルホトン、ジメチルビンホス、ジメトエート、スルプロホス、ダイアジノン、チオメトン、テトラクロルビンホス、テルブホス、トリアゾホス、トリブホス、トルクロホスメチル、パラチオン、パラチオンメチル、ピペロホス、ピラクロホス、ピラゾホス、ピリダフェンチオン、ピリミホスメチル、フェナミホス、フェニトロチオン、フェンスルホチオン、フェンチオン、フェントエート、ブタミホス、プロチオホス、プロパホス、プロフェノホス、ブロモホス、ベンスリド、ホキシム、ホサロン、ホスチアゼート、ホスファミドン、ホスメット、ホレート、マラチオン、メカルバム、メタクリホス、メチダチオン及びメビンホス試験法(農産物) 食品

注釈

(注) 分析法名の先頭の記号は報告書に記載された分析方法の適用の可否を次のように整理した結果です。
  ◯:検討された対象物質・媒体の全てについて使用に適している。
  ●:検討された対象物質・媒体の一部に関してのみ使用に適している。
  ▲:検討された対象物質・媒体の全てに関して使用が困難である。

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