化学物質詳細情報

二酸化イオウ
chem_id:KKT00001
CAS RN®:7446-09-5
化学物質名(和名):二酸化イオウ
化学物質名(英名):SULFURDIOXIDE
分子式:O2S
示性式:SO2
SMILES:O=S=O
RTECS:WS4550000

構造式7446-09-5

化学物質名(別名)

物質名称 出典
二酸化イオウ KIS-NET
二酸化いおう(SO2) 環境基本法 環境基準(大気)
二酸化硫黄 環境分析法(その他) 他
Sulfur dioxide 環境分析法(その他) 他
SULFURDIOXIDE KIS-NET
SULPHUR DIOXIDE ICSC(International Chemical Safety Cards)

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 無色の気体または液体 KIS-NET
臭気 刺激臭 KIS-NET
その他特徴 還元性。金属に対し腐食が強いが鉄,銅は腐食しない。 KIS-NET
分子量 64.06 64.06 KIS-NET
比重 2.26 2.3 KIS-NET
蒸気密度 2.26 2.26 KIS-NET
水溶性 36 36 KIS-NET
蒸気圧 1799 1799 hPa KIS-NET
蒸気圧測定温度 21 21 deg C KIS-NET
融点 -75.5 -75.5 deg C KIS-NET
沸点 -10 -10 deg C KIS-NET
臨界温度 157.2 157.2 KIS-NET
臨界圧力 77.7 77.7 KIS-NET
混合危険性 水素化ナトリウムとは爆発的反応。水あるいは水蒸気とは有毒、腐食性のガスを発する。 KIS-NET
混合発火危険性程度 塩素酸カリウム、塩素酸ナトリウム、塩素酸バリウム、塩素酸マグネシウムとは条件により発火、爆発の可能性。硝酸リチウム、マンガン、ナトリウム、ブロピレン、酸化鉄(II)、クロム、酸化第一スズとは発火。 KIS-NET
加水分解性 水に不安定 KIS-NET
その他の化学反応 水と空気との接触により、硫酸と硫黄を生成。 KIS-NET
水安定性    不安定 KIS-NET

用途

該当データがありません。

環境基準

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
環境基本法 環境基準(大気) 第十六条 大気汚染に係る環境基準 二酸化いおう(SO2) LINK

注釈

(注) 平成25年度に「水環境保全に向けた取組のための要調査項目リスト」が改訂されました。それに伴い、改訂前の対象物質を「環境基準 要調査項目(水質)(平成26年3月31日改訂前)」、改訂後の対象物質を「環境基準 要調査項目(水質)」とそれぞれ別のカテゴリとして整理しています。なお、「環境中濃度測定値」では、要調査項目モニタリングの対象物質ではなく参考として測定された場合も含めて掲載しています。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
大気汚染防止法 特定物質 第十七条 第一項 二酸化硫黄 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

該当データがありません。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

該当データがありません。

製造輸入量

該当データがありません。

急性・慢性試験値

該当データがありません。

発がん性評価

評価機関 評価結果 評価結果詳細 リンク
IARC 3 Not classifiable as to carcinogenicity to humans
ACGIH A4 発がん性物質として分類できない物質

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

生態毒性

該当データがありません。

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
1992 IARC AGENTS REVIEWED BY THE IARC MONOGRAPHS 54/ 1992 - LINK
2005 ACGIH ACGIH 2005 -
2006 IPCS ICSC ICSC:0074 SULPHUR DIOXIDE (Date of Peer Review: October 2006) - LINK
2008 OECD HPV SIDS Chemicals -
2009 日本産業衛生学会 Recommendation of Occupational Exposure Limits 2008-2009 - LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

基準値名 規制名称 基準値等 リンク
大気汚染に係る環境基準 二酸化いおう(SO2) 環境基準 1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値が0.1ppm以下であること。(48.5.16告示) LINK
大気汚染防止法 排出基準等(特定物質) 二酸化硫黄 事故時における措置を規定 事業者の復旧義務、都道府県知事への通報等 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる基準値等を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

許容濃度等

種類 単位 評価機関名
TLV 2.00 ppm ACGIH
OEL 日本産業衛生学会
OEL 日本産業衛生学会

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

PRTR対象物質選定基準

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事故事例

発生日 発生時刻 事故の名称 被害金額(万円) 死亡者数 負傷者数 事故の概要 事故の原因 場所
1979-04-06 00:00:00 発煙硫酸タンクの爆発 硫酸タンクの補修のためサンダーによる錆落とし作業中、その火花が硫酸タンク内で発生した水素ガスに引火し、硫酸タンクと圧力調整パイプで通じている発煙硫酸内で爆発が起きた。爆発により、発煙硫酸タンクの蓋の溶接部分に長さ3m幅30cmの亀裂が生じ、発煙硫酸が空気に触れ亜硫酸ガスが漏洩した。 補修工事の不注意 福島県いわき市
1988-06-13 00:00:00 濃厚亜硫酸ガス漏洩 1 硫酸製造装置のバルブ動作異常により燃焼用バーナーの空気供給が断たれ、バーナーの火が消えた。点検後再スタートしたところ、燃焼炉内に過剰の硫黄が残っていたため燃焼排ガス中の亜硫酸濃度が異常に上昇したが、短時間で正常に戻ると判断し、操業し続けた。排ガス中の亜硫酸ガス濃度は500ppm以上(スケールオーバー)となった。 装置故障後の操作ミス 苫小牧市

事故時処理内容

事故時処理内容
水噴霧
避難を検討する
希釈する

環境分析法

年度 出典id 分析法id 出典名 分析法名 媒体名
1995 50 1114 大気中の二酸化硫黄自動計測器(JISB7952) 紫外線蛍光法 大気
1995 50 1190 大気中の二酸化硫黄自動計測器(JISB7952) 溶液導電率法 大気

注釈

(注) 分析法名の先頭の記号は報告書に記載された分析方法の適用の可否を次のように整理した結果です。
  ◯:検討された対象物質・媒体の全てについて使用に適している。
  ●:検討された対象物質・媒体の一部に関してのみ使用に適している。
  ▲:検討された対象物質・媒体の全てに関して使用が困難である。

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