化学物質詳細情報
無水酢酸
chem_id:JPN00185
CAS RN®:108-24-7
化学物質名(和名):無水酢酸
化学物質名(英名):ACETICANHYDRIDE
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化学物質名(別名)
物質名称 | 出典 |
---|---|
無水酢酸 | KIS-NET 他 |
acetic anhydride | ドイツの既存化学物質に関する有害性評価文書(略称BUA) 他 |
ACETICANHYDRIDE | KIS-NET |
物性情報
物性項目 | 最小値 | 最大値 | 単位 | 物性 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
外観 | 無色の液体,無色透明で刺激性の液体,流動性の液 | KIS-NET | |||
臭気 | 刺激臭,非常に強い酢臭 | KIS-NET | |||
分子量 | 102.09 | 102.1 | KIS-NET | ||
比重 | 1.08 | 1.08 | KIS-NET | ||
比重測定温度 | 20 | 20 | deg C | KIS-NET | |
蒸気密度 | 3.52 | 3.52 | KIS-NET | ||
溶解度記述 | 水と反応して大きな発熱をおこす危険性がある。水には徐々に分解して酢酸になる。冷水にはいくらか可溶 | KIS-NET | |||
蒸気圧 | 10 | 10 | hPa | KIS-NET | |
蒸気圧測定温度 | 36 | 36 | deg C | KIS-NET | |
融点 | -74.13 | -73 | deg C | KIS-NET | |
沸点 | 139.2 | 140 | deg C | KIS-NET | |
燃焼性 | 火気厳禁。熱、火炎にさらすと中程度の引火および爆発の危険。 | KIS-NET | |||
発火点 | 380 | 380 | deg C | KIS-NET | |
引火点 | 54 | 54 | deg C | KIS-NET | |
混合危険性 | 硝酸ナトリウム、硝酸銅(II)とは激しい反応の危険性。水、水蒸気と接触して激しい反応。 | KIS-NET | |||
混合発火危険性程度 | 過酸化ナトリウムとは爆発の危険性。四酸化二窒素とは激しい爆発の危険性。過マンガン酸カリとは接触時冷却しないと爆発。硝酸とは摩擦・衝撃で爆発。無水クロム酸とは酸触媒により激しく沸騰する。 | KIS-NET | |||
爆発範囲 | 2 | 2 | % | KIS-NET | |
加水分解性 | 水に不安定 | KIS-NET | |||
熱分解性 | 熱に不安定 | KIS-NET | |||
水安定性 | 不安定 | KIS-NET | |||
熱安定性 | 不安定 | KIS-NET | |||
生物分解性 | 良分解性 | METI_既存点検 |
用途
用途 |
---|
輸出 |
中間物 |
合成繊維 |
殺虫剤殺菌剤等 |
その他有機化学製品 |
希釈剤 |
繊維用添加剤 |
その他 |
注釈
(注) 2025年3月から農薬用途の情報源やアルゴリズムを変更しました。生物農薬、展着剤などの一部は収集・表示の対象外です。失効農薬についても用途を記載しています。また、本物質(原体)が含まれる農薬製剤の用途を示しているため、必ずしも本物質自体の機能とは限りません。(例:殺虫殺菌剤と表示されていても、両者の機能を有しているとは限らない)
環境基準
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法規制
※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。注釈
(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。
(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
対策等
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外部サイト内個別物質ページへのリンク
外部サイト名称 | 化学物質名称 | link_url |
---|---|---|
ChemiCOCO 化学物質情報検索支援システム | 無水酢酸 | LINK |
PRTR制度
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環境中濃度測定値
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農薬出荷量
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製造輸入量
年度 | 出典 | 官報公示整理番号 | 官報公示整理番号の名称 | 範囲下限(または合計数量) | 範囲上限(または合計数量) |
---|---|---|---|---|---|
2001 | 化学物質の製造・輸入量に関する実態調査 | 2-0690 | 無水酢酸 | 10000.00 | 100000.00 |
注釈
(注) 「範囲下限(または合計数量)」と「範囲上限(または合計数量)」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。
急性・慢性試験値
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発がん性評価
該当データがありません。
生態毒性
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リスク評価関連文書の情報源
分類と表示
該当データがありません。
基準値等
該当データがありません。
許容濃度等
種類 | 値 | 単位 | 評価機関名 |
---|---|---|---|
TLV | 5.00 | ppm | ACGIH |
OEL | 5 | ppm | 日本産業衛生学会 |
OEL | 21 | mg/m3 | 日本産業衛生学会 |
注釈
(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。
PRTR対象物質選定基準
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事故事例
発生日 | 発生時刻 | 事故の名称 | 被害金額(万円) | 死亡者数 | 負傷者数 | 事故の概要 | 事故の原因 | 場所 |
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1987-09-26 | 04:15:00 | 危険物運搬車両の追突事故に伴う危険物の漏洩れ,引火 | 1015 | 0 | 8 | 9月26早朝,容器入り無水酢酸9,400L(ドラム管47本)を積載した10tトラックが,大阪府吹田市より愛知県大阪市に向けて出発,4時15分頃奈良県内の名阪国道を走行中大型トレーラーとの追突事故を起こして,事故車両及び無水酢酸が炎上,更に追突の衝撃で路上に放り出され破損したドラム缶より無水酢酸の一部が漏洩して付近の路面及び水路に流出した。 | 交通事故の衝撃により,追突した危険物運搬車両の燃料(軽油)及び無水酢酸の流出し,同じく衝撃により断線した車両の電気配線の短絡火花によって引火したものと推定される。 | 奈良県(名阪国道) |
事故時処理内容
事故時処理内容 |
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水噴霧 |
希釈する |
環境分析法
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