化学物質詳細情報

硝酸
chem_id:DOK01013
CAS RN®:7697-37-2
化学物質名(和名):硝酸
化学物質名(英名):NITRICACID
分子式:HNO3
示性式:HNO3
SMILES:ON(=O)=O
RTECS:QU5775000

構造式7697-37-2

化学物質名(別名)

物質名称 出典
硝酸 KIS-NET 他
nitric acid ACGIH許容濃度 他
NITRICACID KIS-NET

物性情報

物性項目 最小値 最大値 単位 物性 出典
外観 無色の液体,通常は帯黄色の液体,透明 KIS-NET
臭気 特異臭 KIS-NET
その他特徴 腐食性。空気に触れると刺激性白煙を発し-40゜Cに冷やすと凝結結晶する。吸湿性が強く、発煙性が激しい。 KIS-NET
分子量 63.02 63.02 KIS-NET
比重 1.33 1.5 KIS-NET
比重測定温度 25 25 deg C KIS-NET
融点 -42 -0.92 deg C KIS-NET
沸点 86 121.6 deg C KIS-NET
燃焼性 発火、爆発性はない。 KIS-NET
混合危険性 水や蒸気と反応して熱と有毒かつ腐食性のガスを出す。 KIS-NET
混合発火危険性程度 硫化水素、リン化水素、ヨウ化水素、カーバイド、二硫化炭素、アミン類、ヒドラジン類などと接触すると発火または爆発する。のこくず、木片、紙、ぼろなどの有機物に接触すると自然発火する。還元剤とは燃える。 KIS-NET
加水分解性 水に不安定 KIS-NET
光分解性 光にあたると一部分解する。 KIS-NET
熱分解性 加熱すると分解し、NOxおよび硝酸のガスを発する。 KIS-NET
水安定性    不安定 KIS-NET
光安定性    不安定 KIS-NET
熱安定性    不安定 KIS-NET

用途

用途
中間物
合成樹脂
その他無機化学製品
洗浄剤
色素(塗料、顔料)
その他添加剤

環境基準

該当データがありません。

法規制

※基準値等の詳細については、リスクタブの「基準値等」をご覧ください。
法令名称 物質リストの名称 通し番号 対象物質名 リンク
毒劇法 劇物_法 別表第2第51号 硝酸 LINK
毒劇法 劇物_指定令 第2条第63号 硝酸 LINK

注釈

(注1) 同一物質に限らず関連が深いと考えられる法規制を掲載しています。詳細な情報はリンク先をご参照ください。

(注2) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

対策等

該当データがありません。

PRTR制度

該当データがありません。

環境中濃度測定値

該当データがありません。

農薬出荷量

該当データがありません。

製造輸入量

年度 出典 官報公示整理番号 官報公示整理番号の名称 範囲下限(または合計数量) 範囲上限(または合計数量)
2001 化学物質の製造・輸入量に関する実態調査 1-0394 硝酸 100000.00 1000000.00

注釈

(注) 「範囲下限(または合計数量)」と「範囲上限(または合計数量)」が同じ値の場合には「合計数量」を表します。

急性・慢性試験値

該当データがありません。

発がん性評価

該当データがありません。

生態毒性

該当データがありません。

リスク評価関連文書の情報源

年度 評価組織名 リスク評価書名 巻・号 判定 備考 リンク
2005 ACGIH ACGIH 2005 -
2006 IPCS ICSC ICSC:0183 NITRIC ACID (Date of Peer Review: October 2006) - LINK
2008 OECD HPV SIDS Chemicals -
2009 日本産業衛生学会 Recommendation of Occupational Exposure Limits 2008-2009 - LINK

分類と表示

該当データがありません。

基準値等

該当データがありません。

許容濃度等

種類 単位 評価機関名
TLV 2.00 ppm ACGIH
OEL 2 ppm 日本産業衛生学会
OEL 5.2 mg/m3 日本産業衛生学会

注釈

(注) 出典によって更新年月日が異なります。また、掲載している情報が必ずしも最新であるとは限りません。各出典の更新年月日については、「データ出典情報」をご参照ください。

PRTR対象物質選定基準

該当データがありません。

事故事例

発生日 発生時刻 事故の名称 被害金額(万円) 死亡者数 負傷者数 事故の概要 事故の原因 場所
1984-02-06 01:50:00 ピクリン酸製造中にニトロ化反応釜から発火 0 0 鉄骨スレート葺3階建延べ面積709m2の硝化第4工場3階第3ニトロ化釜から出火し,釜の上部にあるモーター,配線ポリプロピレン製排気筒及び仕込中の原料,スレート瓦の一部を焼失したものである。なお,消火は作業員が粉末消火器で消火したもの。 ニトロ化釜の攪拌モーターのヒューズが過負荷により溶断し攪拌機が停止した為,滴下中の硝酸がピクリン酸の原料であるDNP(ジニトロフェノール)と反応して発熱しこれを拡散することができず蓄熱発火に至ったものと推定。 福山市

事故時処理内容

事故時処理内容
水噴霧
避難を検討する
希釈する

環境分析法

該当データがありません。

ページトップへ