大熊町の復興と未来を一冊に──「大熊リーフレット 紡ぐ2025ver」発刊
2025年、大熊町のこれまでの歩みと、これからのまちづくりをつなぐ冊子「大熊リーフレット 紡ぐ2025ver –大熊町をつなぐ地域の力–」を発刊しました。
このリーフレットは、国立環境研究所福島地域協働研究拠点が中心となり制作したもので、町の歴史を振り返りつつ、住民とともに地域の「力=地域資本」を8つの視点から可視化。
さらに、大熊町ならではの自然や文化、地域の課題を踏まえてこれからを考える「パターン・ランゲージ」のワークショップや研究者が描く“将来イメージ”など、まちの未来を考えるヒントが豊富に盛り込まれています。
読みどころ紹介
リーフレットは以下の5章構成で、大熊町の過去・現在・未来を総合的に理解できる内容です。
- 1. 復興の歩み – 町の誕生、東日本大震災から現在までの道のり
- 2. 地域の力を読みとく – 8つの「地域資本」とその役割
- 3. 地域の力を活かすための「型」 – パターン・ランゲージ
- 4. 地域の力から考える将来イメージ – 地域の復興・発展の方向性を発想するヒントになる将来像
- 5. おわりに – 大熊町の皆さまへ 共に未来を描くために
イラストや写真も豊富に掲載されており、読みながらまちの姿を思い描ける構成です。
お披露目会を開催!
2025年8月21日、大川原地区に住む「おおがわら会」の皆さまを招いての「お披露目会」をLinkる大熊で開催しました。
「おおがわら会」の皆さまは、リーフレットの作成で全面的に協力してくださいました。
この日は、制作の中心となった大西主任研究員による紹介に加え、参加者同士が実際にリーフレットを手に取りながら感想や意見を交わす貴重な対話の場となりました。
また、有廣研究員が、対話の様子をその場でグラフィックレコーディングとして可視化。
壁一面に広がる言葉や図解を見ながら、会場全体で活発な交流が生まれました。
住民の声から見えてきたもの
お披露目会ではさまざまな声が寄せられました。
たとえば─
- 「まとまっているが、パンチの効いた大熊らしさ、アイデンティティがもっと欲しい」
- 「中間貯蔵施設敷地内の文化財は大熊に限定して紹介し、文化継承を深めては?」
- 「文化の重要性を改めて考えるきっかけとなった」
- 「行政区ごとの生活や文化にももっと光を当ててほしい」
これらは、リーフレットが「完成品」ではなく、住民とともに育てていく“生きた資料”であることを再確認させてくれるものでした。
この一冊から地域づくりをひろげていく
会を通じて「町の全体像を知るきっかけになった」という声とともに、「地域の知恵を引き出す余地がある」といったご指摘もいただきました。
これからは、リーフレットを活用したワークショップや意見交換の場をつくりながら、住民の皆さんと一緒に地域づくりの輪を広げていければと思います。
リーフレットはこちらからご覧いただけます。
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イベント概要
- イベント名
- 国立環境研究所・発刊冊子「紡ぐ」お披露目会
- 開催日時
- 2025年8月21日(木)15時~
- 会場
- Linkる大熊 研修室2
- 対象
- 大川原地区住民
- 主催/共催
- 国立環境研究所福島地域協働拠点/大熊町ゼロカーボン推進課