最終処分場の調査方法

⽐抵抗探査

公開日 2022/04/20

廃棄物最終処分場や不法投棄地において廃棄物層の構造や内部貯留水の滞留状況に関するデータは、廃棄物の量や状態を把握するうえで重要な情報となります。そのようなデータを現場で非破壊で得ることができる方法が物理探査であり、その1つに比抵抗探査があります。比抵抗探査は、地下媒体中の電流の伝わり方を利用する探査法で、測線下部の保有水の滞留状況や部分的な塩類の洗い出し状態の評価が可能です。
本標準作業手順書では、比抵抗探査の方法の一つであるダイポール・ダイポールによって、測線下部の比抵抗断面図を作成する2次元比抵抗探査の手順を示します。