1,146件の返信がありました。そのうち、569人が参加を申し込み、153人が参加を迷っているとの回答でした。他の方は、参加はできないとの回答でしたが、アンケートには答えてくれました。
表1の他地域との比較をみると、回答率22.9%は気候市民会議へのつくば市民の関心の高さを示していると思います。また、応諾率は11.4%となり、これまでの実績の3%程度と比べるときわめて高い反応でした。
この理由は何だったのでしょうか。簡単に考察すると、以下の9項目の他、さまざまな要因が総合的に影響したと考えられます。
(1)気候市民会議へのつくば市民の関心の高さ
(2)自治体版の気候市民会議の広がりが知られつつあること
(3)謝礼の金額の高さ
(4)提案をもれなく反映させる約束をしたこと
(5)ゼロカーボンと住みよさの両立に向けて市民の取り組みと市の施策の双方の転換を考えるといった話題への関心
(6)市長からの呼びかけ文
(7)開封して読みたくなる封筒と案内状のデザイン
(8)本人の都合が悪い場合に家族の申込を認めたこと
(9)参加に支援が必要な方はお気軽にご相談くださいとした配慮など
このうち、(3),(4),(5)は、5月の記事でお話した本会議の主な特徴です。もう一つの特徴である市民全体からのアイデア募集を行ったことは、間接的に(1),(2)に貢献した可能性があります。 (6),(7),(8),(9)は、5月以降に新たに工夫した点です。