福島拠点長の三島町表敬訪問
今年度から国立環境研究所福島地域協働研究拠点(以下、福島拠点)に根木桂三(ねぎ けいぞう)拠点長が着任したことを受けて、10月28日に三島町の矢澤町長への表敬訪問のため拠点長の他、福島拠点のメンバー2名で三島町役場に伺いました。
根木拠点長は町長室にて矢澤町長と三島町の地域資源や再生可能エネルギーの利活用等についての意見交換を行いました。

その後は、国の伝統工芸品に指定されている「奥会津編み組細工」を展示・販売をする施設、三島町生活工芸館の見学を…と思っていましたが、その日はあいにくのお休みでしたので、こちらの施設に導入されている薪ボイラーによる冷暖房システムや、その薪ボイラーで使われる薪を準備している薪割りの現場に偶然通りがかることができたので、その様子を見学するなど、充実した訪問となりました。

三島町の文化祭に3Dふくしまが登場!
文化の日である11月2日に行われた「三島町文化祭」に福島拠点が出展しました。
三島町役場と併設されている三島町町民センターで、三島町が行った星空保護に関する展示と合わせて3Dふくしまを展示しました。
いろいろなイベントで展示をさせてもらっている3Dふくしまですが、今回は町が進めている「美坂高原」という標高600mに位置する平原での星空イベント(※美坂高原のイベントは町HPをご覧ください)とコラボとして、福島県の光害(ひかりがい)マップを追加しました。光害とは建物や道路などの照明の設置が不適切なため景観や周辺の環境へ及ぼすさまざまな影響のことです。
3Dふくしまに映し出されたマップを見てみても、三島町は光害がとても少なく、綺麗な星空を観察しやすい環境だということがわかります。

また、平成30年度~令和5年度までのツキノワグマの目撃報告があった地点をマップに落とし込んだデータを用意しました。令和5年度のデータを見てみると、非常に多くの目撃情報が寄せられていることがわかるのですが、福島市や郡山市など、他の地域の方々にご説明すると、県内でクマがそんなに多く出没しているのかと驚きの声が多数聞かれる中、やはり三島町の方々は「クマが多いなんてことは当たり前のことだ」なんていう反応をいただき、同じ県内でも全く違う反応が見られて大変興味深いと感じました。

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概要
- イベント名
- 三島町町民文化祭
- 開催日時
- 2024年11月2日
- 会場
- 三島町町民センター
- 主催
- 三島町