NEWS

2025.07.23

ドローン調査―阪南の海編

使用した機体の写真

2025年7月23日と24日、阪南(はんなん)地区の海でS-23の調査の一環としてドローンによる調査が行われました。調査地に赴いたこの日よりずいぶん前もって各方面への飛行許可申請も済ませてあり、万全の準備で臨みます。

ドローンと土砂

大雨が降った後などに気づくことがあるかもしれませんが、川の水は常に少しずつ土砂を下流へ、そして海へと運んでいます。たとえば台風などの激しい雨の後は運ばれる土砂の量も顕著です。ドローンで空中から撮影することで、河川の河口付近にどのくらい土砂が運ばれているか、時間の経過によりどう変化したか等の情報を知ることができます。

干潟の右側に海が広がる航空写真
ドローンで撮影した写真

地形を知る

また空中からの撮影によってわかることに、地形があります。見えている陸上の地形だけでなく、水中の地形も知ることができるそうです。この計測データを合わせることで、どのような地形にどんな生き物がいるか、また水の深さによって住んでいる生き物がどう変わっていくか、より詳細な情報を得ることができるのだそうです。

機体を操作する様子の写真

赤星さん、ドローン調査お疲れ様でした。
操作も人を避けて慎重にしていただき、ありがとうございました。

ドローン撮影 赤星怜(国立環境研究所)