募集特定寄附金
生物多様性を未来へつなぐ
遺伝資源保存
私たちは、絶滅危惧種の細胞を液体窒素タンクで長期凍結保存し、
将来の保全や研究に活かす取り組みを進めています。
現代は第6の大量絶滅の時代と言われています。
一度失われた生物多様性を取り戻すことはほぼ不可能です。
だからこそ、この取り組みは、
生物多様性を未来に残すための「最後の砦」と言えます。
| 2023.12.26 | 「絶滅の危機に瀕する野生生物の遺伝資源保存」のクラウドファンディングは多くのご支援をいただきプロジェクトは成立いたしました。 ありがとうございました。 詳細は こちら |
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| 2023.6.22 | 「絶滅の危機に瀕する野生生物の遺伝資源保存」で新たにクラウドファンディングに挑戦しています。 温かいご支援をよろしくお願いします。 詳細は こちら |
活動紹介
1|国立環境研究所の取り組みと実績
国立環境研究所 環境試料タイムカプセル棟では、絶滅の危機にある野生動物の細胞を凍結保存し、将来の保全と研究に活用する取り組みを、2002年から20年以上にわたり継続しています。
これまでに、日本産のトキや小笠原諸島固有種のチョウであるオガサワラシジミなど、127種・5,000個体以上の細胞を収集・保存してきました。これは、日本国内で最大規模となる、絶滅危惧種の細胞バンクです。収集・保存された細胞は、環境汚染や感染症といった野生動物の絶滅要因を科学的に評価し、対策を導く研究に活用されてきました。さらに、凍結保存された細胞は、将来の個体数増殖の基盤として利用できるため、遺伝的多様性を未来に受け継ぐ大切な役割を果たしています。
2|生物多様性の減少と増え続ける
絶滅危惧種
世界的に生物多様性の低下が進み、現代は第6の大量絶滅の時代だと言われています。日本でもその傾向は同じです。環境省レッドリストには、哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類の385種が絶滅の恐れがある種として記載されており、その数は年々増加しています。
野生動物は、生息環境の喪失、外来種、交通事故、感染症などにより、急速に数を減らしています。個体数が減るほど、遺伝的多様性が損なわれ、病気や環境変化に弱くなり、絶滅の危機がさらに高まります。
一度失われた生物多様性を取り戻すことは極めて困難です。だからこそ、今残っている生物多様性を守り、未来に引き継ぐ仕組みが必要です。私たちの活動で凍結保存された細胞は、絶滅の危機に立たされたとき、個体数増殖に用いることができる「最後の砦」です。
3|死亡個体から細胞を未来へ
タイムカプセル事業で保存されている細胞の多くは、交通事故などで死亡した絶滅危惧種から採材されたものです。全国から届く死亡個体は、解剖・病原体検査・臓器採取を行い、皮膚や筋肉を培養して細胞を増やし、液体窒素タンクで凍結保存します。
細胞培養は、死亡後数日が経過した個体でも成功する場合があります。凍結保存された細胞は、解凍後に再び増殖させることができるため、「生きた」状態で未来に受け継ぐことが可能です。つまり、これは単なる標本ではなく、時間を超えて活用できる、その種が持つ生物学的な「特性そのもの」であり、未来世代に引き継ぐべき貴重な資源です。

細胞や組織を凍結保存している液体窒素タンク

細胞培養の様子

受け入れた動物の獣医師による死亡原因の確認・記録
4|寄附が必要な理由
生物多様性の回復に加え、人獣共通感染症の解明など、野生動物に関する研究の重要性は年々高まっています。それに伴い、タイムカプセル事業で保存された絶滅危惧種の高品質な細胞試料を活用した研究への需要も、これまで以上に増え続けています。
国立環境研究所は、IUCN(International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)の種の保存委員会の一つである Animal Biobanking for Conservation Specialist Group (IUCN ABC SG) に参画し、アジア地域代表として各国の専門家とともに、遺伝資源保存体制の構築と国際的ネットワーク化を進めています。これまでに、シンガポール、ネパール、ブータンなどへ細胞保存技術の提供を行うなど、日本からアジアへ保全技術を広げる役割を果たしてきました。
一方で、細胞の収集・培養・凍結保存、液体窒素、設備維持、電力、危険分散のための施設の維持、24時間の安全管理には、継続的で安定した資金が不可欠です。研究所の運営費交付金のみでの運用では、物価高騰や設備更新の負担に対応しきれず、未来を支える資源の維持に限界が生じています。
この取り組みを未来へつなぎ、生物多様性を保全していくためには、皆さまからのご支援が欠かせません。
寄附金の使途
お寄せいただいた寄附金は、
国立環境研究所が行う下記の業務運営の推進に使用させていただきます。
●国内外の絶滅危惧種の調査費用及び臓器、体細胞、生殖細胞、
DNA等の収集作業
●環境試料タイムカプセル棟及び微生物系統保存施設の維持管理費
●上記の取り組みに関する広報経費
各活動状況はこちらから
確認できます
寄附者特典について
絶滅危惧種細胞保存タイムカプセル事業では、
個人からのご寄附と法人からのご寄附を受け付けております。
寄附金額によって、下記のような特典をご用意させていただいております。

絶滅危惧種細胞保存タイムカプセル事業寄附者特典オリジナルエコバッグ
寄附金額が下記の場合
10,000円~
29,999円
寄附金額が下記の場合
30,000円~
寄附金額が下記の場合
生物多様性サポーター(1年間)
30万円〜
寄附金額が下記の場合
生物多様性スポンサー(1年間)
50万円〜
寄附金額が下記の場合
生物多様性パートナー(1年間)
100万円〜
モニタリング調査員メンバーです。絶滅危惧種については、一般的には現在の状況の意識をするのが精一杯で、その先のことは想像しづらいと思います。未来につながる可能性を高めるために、応援したいと思います。
気候変動問題に関心をもち、江守先生の分かりやすい語り口の動画やウェビナーなどで理解を深めています。皆様の更なるご発展とご活躍のため、微々たる額ですが寄付させていただきます。
大学院で植物学を専攻している者です。
種生物学会でのポスター発表の中に、太陽光発電導入の影響について研究されているポスターがあったので拝見させていただいたのですが、太陽光発電導入に伴い植物種の絶滅リスクがどの程度あるのかということだけでなく、どのような場所に導入すれば絶滅リスクを抑えることができるか、という2つの側面から論じられていたことに非常に感銘を受けました。
お恥ずかしながら、私個人は「メガソーラー=生物を絶滅に追いやる兵器のごとき建造物」という極端な考えを抱いていたのですが、今回のポスター発表を見て、「絶滅危惧植物やその他在来種への影響を考慮して建築場所を選ぶのであれば、太陽光発電導入による絶滅リスクを抑えることは不可能ではない」と考えを改めるまでに至ることができました。
本寄付は、私自身に新たな知見を与えてくださったことへの感謝の念と、生物の保全に関わる御研究所での研究のさらなる発展を願うものでございます。
額としては些末でございますが、何卒よろしくお願い致します。
どの事業もとても大切な事業だと考えております。わずかながら支援させて頂ければと思います。皆様のご活躍を応援しております。
たくさんの政府が動物の絶滅プログラムではなく保護プログラムは増殖しかないと気付いて欲しい、そして保護プログラムに変換して欲しい。
慢性的な温暖化により生物多様性が危ぶまれる昨今ですが、これからも豊かな生態系が当たり前に見られるような世界を保存できる有意義な研究をよろしくお願いします。
応援しています
少しでも絶滅危惧種を減らすために一般市民が出来ることを知らせてください
重要なプロジェクトだと思います。頑張ってください。
新聞記事で知りました。未来へ向けた活動を、微力ながら応援いたします。
これ以上、人間のせいで貴重な生物が絶滅しませんように。大変な事でしょうが、頑張ってください。
dnaを残す意味が絶滅手前に来てからでは遅い,もっと早い段階に残しておくべきだ。
1匹になってから言っても遅いのでレッドリスト前のも普通の時から残す行動をすべき
特別な研究の重みを知る方が頑張って下さっていることに感謝です。少しですが、皆様の支援と日本固有の種を守りたい想いです。日々の活動、有難うございます。
(毎日新聞「まいにちわかる」というネット記事から見ました。)
SNSで本活動を知り、地球の未来にとってとても重要な研究であると思いましたので寄付いたします。頑張ってください!
自宅裏庭で西洋蜜蜂巣箱4群と暮らしています。
ミツバチを通してみえてくる「世界」と「環境」の関係を自分なりに感じています、これからの研究発表、楽しみにしています。
いつも日本ミツバチの研究でお世話になっております。
大変な事業のようですが 頑張って下さい。応援しています。
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子ども大学グローバルの「冷凍した細胞で生命をつなぐ:絶滅危惧種のタイムカプセル」で活動を具体的に知りました。僅かではありますが、活動を応援できたらと思います。