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Porites okinawensis Veron, 1990  

オキナワハマサンゴ

Poritidae Gray, 1840 ハマサンゴ科

Porites Link, 1807 ハマサンゴ属

撮影:横地洋之(西之表市大久保港、水深3m)

 

莢径は1.2〜1.7mm。

成長形:小型の被覆状または塊状の群体で、表面は滑らかである。

軟体部の色彩と特徴:褐色から淡褐色。

骨格の特徴:個体は莢径1.2〜1.7mmで、ほとんど凹まず平面的である。個体の配列は不規則で、隣接個体が密着するところもあれば間隔が2mmほどになるところもある。三幅対は常に融合するが、隔壁の枚数は個体の大きさによって変化し、ハマサンゴ属に特徴的な配列が分かりにくいことがある。隔壁は中心付近に達し、一部は軸柱と融合する。パリの発達は弱く、全く欠如する個体も多い。これらの特徴は生時でも、ポリプが伸びていない群体では明瞭に認められるため、一見して本種と分かる。

生息環境:内湾や港の中など遮蔽的な環境に見られるが、あまり多くない。

国内での分布:千葉県館山〜西表島で確認されている日本の固有種で、ハマサンゴ属の中では最も分布域が広い。種子島では稀。

補足:本種のタイプ産地は沖縄本島金武湾。

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○

 

 

 


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