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Porites heronensis Veron, 1985  

フタマタハマサンゴ

Poritidae Gray, 1840 ハマサンゴ科

Porites Link, 1807 ハマサンゴ属

撮影:横地洋之(西之表市浦田湾、水深7m)

 

莢径は1〜1.5mm程度。

成長形:表面は滑らかで、不規則な瘤状の盛り上がりを持つ被覆状群体が多い。中には瘤や柱状部を持つ大型の塊状群体も見られる。

軟体部の色彩と特徴:クリーム色、茶色、青みがかった淡灰色など変異に富む。

骨格の特徴:個体の莢径は1〜1.5mm程度で、莢は浅い。個体の間隔は様々で、広いところでは1mmを超える。三幅対は三叉状になるが、隔壁配列が不規則で、側隔壁対とも認めがたい個体が多い。パリは7本以下で、隔壁先端を繋ぐ円形のシナプティキュラ輪が良く発達する。軸柱は杭状であるが、軸柱を含む個体中央の骨格構造を完全に欠き、穴が空いたように見える個体が多い。

生息環境:内湾や港の中などの遮蔽的な環境から、波浪の影響が大きい岩礁域の浅場まで広く生息する。

国内での分布:千葉県館山・長崎県対馬〜沖縄本島。種子島を含む暖温帯域では普通種で、ハマサンゴ属の中では最も北まで見られる種である。

 

* 種子島初記録種

 

 

 

 


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