(1/1)

 

Leptoseris mycetoseroides Wells, 1954  

アバタセンベイサンゴ

Agariciidae Lamarck, 1801 ヒラフキサンゴ科

Leptoseris Milne Edwards and Haime, 1849 センベイサンゴ属

撮影:野村恵一(中種子町大塩屋、水深2m)

 

コリンは同心円状に発達しやすい。

成長形:被覆状群体。群体表面は起伏が激しい。群体周縁では、固着基盤から遊離して葉状になっていることもある。

軟体部の色彩と特徴:緑色〜褐色。群体周縁や隔壁・肋の上縁が白っぽくなることがある。小さな群体でも中心個体は見られない。

骨格の特徴:個体は楕円形で、長径2〜3mmの小さいものがほとんど。個体は群体上面のみに分布し、通常、群体の基部から同心円状・サムナステロイド型に配列する。しかしその配列は断続的で、個体の境界部でコリンが網目状に発達するため、その配列が認識しづらいこともある。隔壁・肋は4次まで発達し、その厚さや突出度合は次数によらずほぼ同じ。1次・2次隔壁に比べて3次・4次隔壁はわずかに短く、軸柱に達しない。軸柱は円柱状〜楕円柱状。1次隔壁の内縁部と軸柱との間に複数のパリが形成されることもある。

生息環境:礁斜面や岩礁斜面の水深10m以深で見られる。ごく稀に礁池や浅礁湖の岩陰でも見られることがある。

国内での分布:千葉県館山・長崎県対馬以南。種子島では普通種。

 

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○

 

 

 


<< 戻る  (1/1)

●お問い合わせ: 国立環境研究所 生物多様性領域

〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2 Email: biodiv.data@(この部分は削除してメールして下さい)nies.go.jp

 

Copyright © National Institute for Environmental Studies. All Rights Reserved.

Powered by Database Factory