環境
(かんきょう)
の問題を、一つの国の中だけで考えていたり、近い未来までしか考えに入れなかったりでは、これからの地球を救うことはできません。環境の問題は、たくさんのことが複雑
(ふくざつ)
にからみあっています。 遠い将来
(しょうらい)
を考え、地域
(ちいき)
のわくをこえ、視野
(しや)
を広げたユニークで独創的
(どくそうてき)
な研究を行い、地球をとらえることが必要です。
ユニークでさまざまな環境問題に対する研究所の取り組み
世界で最も古くて最も激
(はげ)
しく気候が変わるロシアの
バイカル湖
。その湖底
(こてい)
の泥
(どろ)
の層
(そう)
を調べ、その環境や気候が長い年月でどのように変わってきたのかを研究しています。
樹木
(じゅもく)
の中にふうじこめられている皮
(入皮=いりかわ)
が、過去の大気汚染物質
(たいきおせんぶっしつ)
をたくわえていることに注目
(ちゅうもく)
し、大気汚染の歴史
(れきし)
を明らかにしています。
樹木の入皮は環境汚染のタイムカプセル
固まった氷を削る機械を使って、泥を採取します。
ゴミの不法投棄
(ふほうとうき)
の未然防止
(みぜんぼうし)
と早期発見
(そうきはっけん)
を目的として、人工衛星による監視
(かんし)
技術を開発しました。
自然に発生しオゾン層を破壊
(はかい)
する物質(ハロゲン化合物)が、どこでどのくらい発生しているのか、明らかにするために観測
(かんそく)
をしています。
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