現在
(げんざい)
では、さまざまな研究や運動などによって、環境を守ることの大切さが理解
(りかい)
されてきました。しかし、失われてしまった健全
(けんぜん)
な環境を取りもどすためには、さまざまな技術とアイディアが必要になります。新分野
(しんぶんや)
を応用した技術の開発や汚染化学物質
(おせんかがくぶっしつ)
に対して敏感
(びんかん)
に反応
(はんのう)
する生物の開発を行っています。
地球にやさしいエネルギーって、どんなものですか?
環境を守る新しい技術を開発する研究所の取り組み
―環境汚染
(かんきょうおせん)
を取り除くなどの技術開発―
有害物質で汚染された地下水や土をきれいにしてくれる微生物
(びせいぶつ)
をさがし出したり、遺伝子
(いでんし)
組みかえ生物を作ったりする研究をしています。
開発途上国
(とじょうこく)
が、かんたんに使えるような汚染処理
(しょり)
技術を開発しています。
事故などによって海岸
(かいがん)
が汚染された地域の生態系を調べるための研究をしています。
湖や沼
(ぬま)
の汚染状況
(じょうきょう)
を、生態系や健康に悪い影響
(えいきょう)
をおよぼす度合
(どあ)
いとして表
(あらわ)
すための新しい測定
(そくてい)
方法を研究をしています。
―リサイクルや地球温暖化防止のための技術開発―
温室効果ガスを出さない電気自動車や新しい交通システムを開発しています。
国立環境研究所が開発した電気自動車「ルシオール」
海上で風力発電
(ふうりょくはつでん)
を行い、その電力で海水を電気分解
(ぶんかい)
して水素
(すいそ)
を作り出し、その水素を安全かつ効率的
(こうりつてき)
に陸上に輸送
(ゆそう)
して利用する。このような仕組みを作るためには、どんな技術を開発したらよいかを研究しています。
外洋で風力発電を行うための大型浮遊体システム(イメージ図)
汚水
(おすい)
や汚泥
(おでい)
を処理したときに二酸化炭素
(にさんかたんそ)
などの温室効果ガスの発生をおさえる技術を研究しています。
さまざまな廃棄物
(はいきぶつ)
(バイオ資源
(しげん)
(生ゴミや家畜
(かちく)
のふん・にょう・木くずなど)、廃
(はい)
プラスチック、都市のゴミなど)から発生する二酸化炭素を減
(へ)
らし、その代わりに水素を効率的に作る技術を開発しています。
廃棄物のリサイクルをどんどん進めるための手法を開発しています。
リサイクルや温室効果ガスを減らす社会制度
(せいど)
や仕組みのあり方を研究しています。
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