地球にやさしいとは、地球の環境(かんきょう)に悪い影響(えいきょう)を与えないということです。いま、地球にやさしい新しい発電(はつでん)の方法が研究され、実用化(じつようか)されはじめています。
まず、風力発電が期待(きたい)されています。風の通り道におかれた大きなプロペラを回し発電する方法です。デンマークでは、すでにすべての電力の18%を風力発電でまかなっています。
太陽光(たいうようこう)発電も利用されてきました。屋根(やね)などに太陽電池パネルをつけて、太陽の光を電気にかえて、お風呂や冷暖房(れいだんぼう)などにするのです。
また、燃料電池(ねんりょうでんち)といって、水素(すいそ)と酸素(さんそ)をむすびつけ、水をつくることによって、電気を取り出すしくみの研究もさかんです。
そのほかには、火山の近くなどで地球の熱を利用する地熱(じねつ)発電や、海水の温度の差を利用して発電する海洋温度差(おんどさ)発電、波の力を利用する波力(はりょく)発電、潮(しお)の満ち干(みちひ)を利用する潮汐(ちょうせき)発電などもあります。
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山形県立川町にある風力発電しせつ。町で消費される電気の半分以上の量
を作り出している。 |
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