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Goniopora cellulosa Veron, 1990  

ハチノスハナガササンゴ

Poritidae Gray, 1840 ハマサンゴ科

Goniopora de Blainville, 1830 ハナガササンゴ属

撮影:杉原 薫(鹿児島県奄美大島神ノ子、水深2m)

*生時写真と同じ群体で種子島産ではない。

莢心の棒状突起がよく目立つ。

成長形:主に塊状群体で、きれいなドーム状または球状になることが多い。

軟体部の色彩と特徴:主に淡褐色で、触手の先端と口の部分は白い。昼間でも触手の短い小さなポリプを5mm前後伸ばすことがある。

骨格の特徴:個体は角ばった円形、莢はきれいな円形、莢は直径が2〜3mmで、2mmほどの個体が多く見られる。また、相対的に群体の上方の個体は小さく、周縁のものは大きくなりやすい。莢の深さは2mm未満で、莢径の小さい個体では莢が深く見える。莢壁は緻密で堅固、上縁には先端の尖った鋸歯が発達するため、トゲトゲして見える。隔壁は3次まで発達し、短い棒状の鋸歯が一列に並ぶ。ただし、2次隔壁は部分的に板状になることがある。1次隔壁は莢の下方で、2次隔壁はそれよりも上方で伸びて、軸柱まで達する。3次隔壁は、莢壁の内側面からわずかに張り出す程度の長さで、軸柱まで達せず、典型的なハナガササンゴ型の配列パターンを形成しない。軸柱は、1次・2次隔壁の内縁にできた大きな5〜6個のパリ、その内側の小さな棒状突起とそれらをつなぐ小幅体で基本的に形成される。しかしパリを持たず、肥厚して突出した棒状突起と小幅体のみで軸柱が形成される個体の方が多い。

生息環境:礁池・浅礁湖の浅い岩盤上、波浪の影響の少ない岩礁斜面の浅所(特に5m以浅)で見られる。

国内での分布:種子島以南。種子島では稀。

補足:本種のタイプ産地は種子島(中種子町大塩屋)。本種はGoniopora burgosi (本ガイド未掲載種)やG. tenuidens マルハナガササンゴなどと混同されているため、国内での生息状況については再検討が必要である。

   

西平・Veron (1995)での出現記録:○

 

 

 


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