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Stylophora aff. Pistillata aff. pistillata (Esper, 1797)

和名なし

Pocilloporidae Gray, 1840 ハナヤサイサンゴ科

Stylophora Schweigger, 1819 ショウガサンゴ属

撮影:出羽尚子(西之表市大久保港、水深5m)

 

第1・第2分枝の先端は楔形〜円柱形。

成長形:指状〜コリンボース状群体。群体は小型で、長径は20cm未満、中心付近での高さは8cm未満のものが多い。

軟体部の色彩と特徴:主に褐色〜緑色、全体が薄く紫がかったものもある。

骨格の特徴:第2分枝まで発達する。第1分枝は側方に伸び、その上側に上方を向いた第2分枝がほぼ等間隔で配列する。第1・第2分枝の概観は楔形〜円柱形で、両分枝の基部の横断面は円形〜楕円形。第1分枝の直径または短径が1〜1.5mm、第2分枝では5〜8mmほど。枝の長さは第1・第2分枝ともに短く、前者のほとんどが5cm未満、後者が2cm未満。隣接する第2分枝間の距離は5mm前後で狭い。サンゴ個体は円形で莢径が8mm〜1.2cm、莢壁がやや管状に突出するが、莢壁が枝の上方側で著しく 突出するものは少ない。それらは第2分枝の下方と第1分枝上ではよく離れているが、第2分枝の先端近くのサンゴ個体は角ばった円形になり、隣接するサンゴ個体同士で莢壁の一部を共有することもある。莢内には板状の1次隔壁がよく発達し、莢心にある短い円柱状の軸柱に向かって急傾斜で落ち込む。2次隔壁は発達しても短い鋸歯状で、莢壁上でわずかに発達するか未発達。共骨表面には単一尖端棘〜細分尖端棘が発達する。

生息環境:礁縁から礁斜面上部、岩礁斜面の水深10m以浅で見られる。

国内での分布:和歌山県串本・熊本県天草牛深以南。種子島では普通種。

補足:本種はStylophora pistillata ショウガサンゴ(本ガイド未掲載種)と混同されているため、国内での生息状況について再検討が必要である。S. pistillata は、群体は小さな芝草状で、第1・第2分枝の先端が楔形になることはない。また、生息環境も礁池や浅礁湖内で多く見られる。こうした理由から両種は別種と思われ、更なる分類学的検討が必要である。

* 種子島初記録種

西平・Veron (1995)での出現記録:G. stokesiとして記録した可能性あり

 

 

 


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